LINEが30分で100件… 略奪婚した後に知った「不倫夫の裏の顔」3つ

文・並木まき — 2021.8.19
不倫からスタートした後に「略奪婚」としてゴールインに至る男女もいます。しかし、幸せな家庭とはほど遠い結婚生活を送っている人たちも少なくないようです。複雑怪奇な人間模様分析を得意とするメンタル心理カウンセラーの並木まきが、略奪婚後に知った「不倫夫の裏の顔」にまつわる話をご紹介します。

1:異常な行動管理

「結婚前は不倫関係だったこともあり、放任主義だった夫。ところが結婚した途端に、異常なほど私の行動を管理するようになりました。

私が外出しているときには、1時間に30件以上の不在着信が入っていたことも。LINEは30分で100件以上届いていることも珍しくありません。

そこまで束縛する理由は、私が『既婚男性とも付き合える女だから』と夫は言います。放っておくと不倫をするかもしれないから、厳しく行動を管理していると説明を受けました。自業自得かもしれませんが、かなりストレスです」(38歳女性/パート)

2:略奪婚の常習犯

「今の夫とはダブル不倫の末に入籍をしました。お互いに子どもはいなかったので、お互い離婚してからは比較的スムーズに入籍できました。夫にはそれ以前にも結婚歴があり、私との結婚が3回目。

しかし、結婚するまでは知らなかったのですが、なんと彼の2度目の妻との結婚も略奪婚だったのだそう……。やけにあっさりと妻が離婚を了承したと思っていたら『あなたは不倫を繰り返す。2度あることは3度あるから、私はあなたと縁を切る』と捨て台詞を残して離婚したとのこと。

確かに、最近夫はまた不倫をしているような兆候があるし、今度は私が誰かに夫を略奪されるんじゃないかと思って、毎日不安で仕方ありません」(33歳女性/マスコミ)

3:複数の女性への援助

「経営者の夫とは1年ほど不倫関係を続けて、結婚しました。不倫当時、私は大事にされていない実感があったのですが、それは彼に家庭があるからだろうと思っていました。だから、そんな彼が離婚して私と結婚すると言ってくれたときには本当に嬉しかったんです。

ところが、結婚してから知ったのですが、彼には私以外にも不倫相手が何人もいました。さらに、その女性たちに金銭的な援助をしていることも発覚。

前の妻も、彼の女癖の悪さはわかっていたようで、結婚生活に先がないと思ったのか、慰謝料をもらってアッサリと離婚に応じたようです。

私も、こんなことなら前妻のように多額の慰謝料をもらって離婚したい……と考えてしまっています」(38歳女性/専業主婦)

不倫をする男性の多くは、都合の悪いことを隠す術にも長けています。略奪婚をして勝者の気分になったのもつかの間で、夫の恐ろしい裏の顔を知り愕然とする元不倫女性も少なくないのでしょう。

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