おでん、辛子以外に何つける? 女性約200人に聞いた「おでんのこだわり」

文・小田原みみ — 2022.12.2
寒い日に食べたくなるものといえば「おでん」ではないでしょうか。20代~30代の女性が集まるanan総研メンバー約200人におでんについてリサーチしました。おでんに何をつけて食べるか、おでんに合うおかずは何か、手作りおでんのこだわりなどなどを紹介します。

おでんにまつわるこだわりを聞いてみました!

誰もが一度は食べたことがあるであろう「おでん」。寒い日に食べると、あつあつの出汁とおでん種がカラダに染みわたりますよね。そんなおでんを食べる時、あなたは何かつけますか? それとも何もつけませんか? anan総研メンバーに聞いてみました。

Q.おでんに何かをつけて食べますか?

なにつける

結果は、「何もつけない」「辛子」というかたで約3分の2を占めるものの、ゆず胡椒やその他、という回答も目立ちます。コメントを紹介します。
何もつけない派

「出汁が美味しいから」(32歳・その他)
「基本的にそのまま食べるのが好きなので、何もつけません」(36歳・自営業)
「つけるのを知らなかった」(33歳・自営業)
「出汁をしっかりと味わいたいから」(36歳・専門職)

辛子派

「やっぱり辛子が一番美味しい。少したっぷりめにつけて、辛い! ってなるのがまた良い」(36歳・会社員)
「辛子以外つけない」(28歳・会社員)
「おでんに辛子は黄金コンビ!」(34歳・会社員)

ゆず胡椒派

「ゆず胡椒をつけるとさっぱり、かつパンチの効いた味わいになって、ガラッと味変できます」(22歳・大学生)
「ゆずの香りと出汁の香りがマッチして、胡椒でピリッと引き締めてくれて美味しいので、他は考えられません!」(31歳・会社員)
「コンビニでおでんを購入した際にもらって以来、美味しくてつけ続けてます」(28歳・自営業)

その他

「味噌をつける。地元愛知県では味噌が定番!」(32歳・会社員)
「夫が岐阜県出身で名古屋や岐阜では味噌をつけて食べるそうだから」(32歳・会社員)
「おでんのたまごを割って、黄身と甘味噌をミックス。白いご飯によく合って、おでんのシメにしています」(31歳・会社員)
「七味。何にでも合うから」(29歳・会社員)

みなさん、それぞれこだわりをもっておでんを食べていることが感じられます。筆者はもっぱら辛子派で、特に大根と牛すじ肉につけて食べるのが好きです。もちろん、何もつけずに食べるおでんの美味しさもわかります。ただ、これまでゆず胡椒や味噌(甘味噌)をつけて食べたことがなかったので、コメントを読んで次におでんを食べる時は試してみたいと思いました。

では、そんなおでんに合うおかずって何でしょうか? それとも、おでんの時はご飯とおでんだけでしょうか? こちらも聞いてみました。

Q. おでんに合うオススメのおかずを教えてください。

「キムチ。味変したくなった時にオススメ。口直しとしても最適」(36歳・自営業)
「きゅうりの酢の物はさっぱりします」(31歳・会社員)
「おでんの時は日本酒を飲むから、きんぴらごぼう、浅漬け、チーズや枝豆などのおつまみがいいです」(34歳・会社員)
「唐揚げ。おでん以外にメインとなる何かが欲しい。唐揚げがあればお腹が満たされるし、お酒も進む!」(35歳・会社員)
「おでんがあっさりしているので、豚の角煮のようなこってりした料理が合う」(36歳・会社員)
「おでんがメインになるのでおかずと一緒に食べないです」(24歳・会社員)

こちらの質問もさまざまな意見が飛び交いました! おでんの時は、おでんのみでよいというかたもいれば、おかずも必要というかたも。また、おかずが必要だというかたは、おでんはこってりしている、あるいは、さっぱりしている、と相反する印象を持っているのがとても興味深く感じました。ちなみに、おでんの時のご飯について、このような意見もありました。

「おでんはわりと全部同じ味になって途中飽きやすいので、炊き込みご飯だと白いご飯より満足感がある」(29歳・会社員)
「塩おにぎりがオススメです! おでんの具を食べ終わった後、残ったおでんのスープに塩おにぎり(海苔がついていないもの)を入れて食べるのが好き! 締めにいつもやっています。出汁とおにぎりの塩分がマッチして、最後の1滴まで美味しく食べられます」(31歳・会社員)

おでんメインのときのメニューの参考になりそうですね。

おでんといえば、お店はもちろん、家庭でも食べることが多いと思うのですが、その場合自分で作るのでしょうか。それともコンビニやスーパーなどでできたものを買って温めるのでしょうか。そして、作るというかたはどのようなこだわりを持っているのでしょうか。こちらも聞いてみました。

Q.自宅でおでんを作る時にこだわりがありますか?

家おでん

自宅でおでんを作らないというかたは全体の約30%。そして、自宅でおでんを作り、さらにこだわりをもっているというかたは全体の約25%でした。自宅で作るおでん、どのようなこだわりがあるのかを詳しく聞いてみました。

「圧力鍋を使う」(31歳・会社員)
「STAUBで作ると時短になるし、早く味が染み込む」(32歳・会社員)
「かつおと昆布でたっぷりの出汁をとって、じっくり厚手のお鍋で煮る。みりんと日本酒は必ず煮切って使う。味付けをしたら、油抜きをした練り物を加えて、火を止めて放置」(31歳・会社員)
「出汁に気合いを入れる! 茅乃舎の出汁をつかう」(32歳・自営業)
「大根などにしっかりと味を染み込ませたいので、前日の夜に作って一晩眠らせます!」(31歳・会社員)

自宅で作るおでんには、鍋、出汁、調理法など譲れないマイルールがあるようです。ちなみに筆者もおでんを作る時のこだわりがあり、大根と牛筋は圧力鍋で下ごしらえをし、練り物系は油抜きをします。出汁はリーズナブルな粉末状のもので特にこだわりはありませんが、一度いただきものの美味しい出汁でおでんを作ったところ、ものすごく美味しくできた記憶があります。

では、最後に、anan総研メンバーのおでんにまつわるエピソードを紹介します。

「『ONE PIECE』のワノ国編を読むと、おでんが食べたくなります」(31歳・会社員)
「高校の部活帰りに、友だちとコンビニでおでんをよく買って食べていた。牛すじがすごく美味しかった」(29歳・会社員)
「高校生の時、冬は毎日と言っていいほどコンビニおでんを買って友だちと食べていました。めちゃくちゃ寒い日でも、外でおでんを食べながら長時間語るのが楽しかったです」(30歳・会社員)
「実家の時、仕事から帰ると母がおでんを作ってくれていたのが嬉しい思い出です」(29歳・会社員)
「社会人1年目で一人暮らしをしていた時、冬のランチは毎日コンビニのおでんでした。お給料が少なかったので、500円以内に収めたく、おでん種3つ、たっぷりの出汁、塩おにぎりを買ってお腹を膨らませていました(笑)。おでんを見るとその頃を思い出します」(31歳・会社員)
「父親が仕事後に、新橋のおでん屋台に連れていってくれた! いい思い出です」(32歳・自営業)

心温まる素敵なエピソードや、自分の思い出と重なるようなエピソードがあったのではないでしょうか。

おでんでカラダの中から温まろう!

いよいよこれから寒さが本格化していきます。温かいおでんを食べると、カラダの芯からじんわりとあたたまります。あなたなりのおでんの楽しみかたや、気になったおでんの味わいかたをぜひ試してくださいね。