ハダカのコクハク【Epi13-4】「子作りセックス」

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Pink eye’s

セックスの定義を変えてみる

お悩みの優奈さんに対して、「射精をしないセックスをしてみては?」と提案してみました。今の優奈さんにとって、セックスとは「濡れてない膣に、無理やり大きいペニスを入れて、痛みに耐えて射精をさせる」というもの。改めて字におこしてみると、劇的に苦痛!

それでもセックスをして妊娠したいと思っているのだから、セックスの敷居を下げてみるのがいいんじゃないかと思ったわけです。

「男性は、射精するときが一番気持ちいいんでしょ?」と多くの女性が言いますが、射精は気持ちいい行為であるけれど、必ずしも射精がなくてはいけないわけじゃないらしい。女性だって、オーガズムは気持ちいい現象だけれども、オーガズムが起きなくたって、セックスで幸福感や安心感、快感に浸ることは十分に可能ですよね。男性も同じように、射精しなくたって、温かい女性器に包まれるだけでも幸せだったりするんです。

江戸時代の文献には「接して漏らさず」という格言があり、セックスをしても射精をしないほうが健康的に長生きできると説かれていますし、中国の性典などでも同じように言われています。確かに、1週間セックスだけの旅をしたら、毎日射精をし続けた相手が弱って、最終日に食中毒になってしまったことがあるから、私は射精をしないほうがいい説は本当だと思います。

性交痛をやわらげる体位や、カラダの使い方などもあるという話をしていると、優奈さんの目の奥がキラっと輝き、「挿入だけならできるかも♪ 今夜は奉仕してやるか~」と、やる気発言が飛び出しました。家に帰って、手や口で夫にサービスしてみるそうです。それまでは、セックスは彼が射精することだと思っていたから苦痛でしかなかったけれど、目的を「合体すること」としたら、気持ちがラクになったようです。

人に話すことで、何らかの糸口が見つかることって、よくあることですよね。

以上、ハダカのコクハク【Epi13-4】でした。次回【Epi14】をお楽しみに♪