chelmico・Rachel「やっぱりライブの時って緊張しちゃう」 緊張をほぐす独自の方法とは?
「みんなの代わりに歌っている」と思うと、なぜだか落ち着く!
子供の頃から今の今まで、そしてきっとこれからも、めちゃくちゃ緊張しいだ。できるかできないか、わかんないことが多すぎる。緊張してしまうのは、練習不足が原因だ。当たり前にできることに人は緊張しないから。って、誰かが言ってたけど、やっぱりライブの時って緊張しちゃう。頭の中がうるさくなる。自分がやることに集中できてる時はいいよ。音楽の中にいるみたいな感覚。何にも考えてなくて、でも全部と繋がってるみたいな感じね。アレになれたら最高。でも毎回そうとは限らない。あれこれ考えちゃう時、全然ある。だってね、ステージの上からはみんなの顔があまりにもちゃんと見えるんですよ。そしたらさ、やっぱ考えちゃうじゃん、今日いろんな想いを持って来てくれたんだろうなとか、チケットとってくれて、日付も時間も場所も身だしなみもチェックしてくれて。そういうこと考えて…ワー!(©ちいかわ)ってなっちゃう時がある。
ではどうしているのか? お答えしましょう。ちょっと変な話なんですけど! 私は私が楽しいからラップしたり歌ったりしているのは大前提なんだけど、どうしても緊張する時は「私はみんなの代わりに歌っている」と思うと落ち着く! なぜだかわからないんだけどこうするとホッとして、しかも堂々と! 気持ちよく! 歌うことができるんだ~。でも自分のライブだったらそう思えるんだけど、あんまりまだ仲を深められてない人たちとのカラオケはそうもいかないし、いまだにめちゃくちゃ緊張するので結局何も歌わないで帰ること多々。歌うこと、ラップすること、好きなんだけどなあ。やっぱり私は私たちの曲を聴きに来てくれたお客さんの前でのみ力を発揮できるかもしれない。それかまみこの前。スタジオリハでノッてる時、そーとー楽しいもんね。次のツアーではそのバイブスも取り入れてみるよ。待ってて!
チェルミコ 左・Rachel(レイチェル) 1993年生まれ、神奈川県出身。右・Mamiko(マミコ) 1996年生まれ、東京都出身。NEW EP『ati natu ep』が発売中。全国ツアー「ati natu tour(zansyo)」は9/6大阪からスタート。
※『anan』2024年9月11日号より。写真・幸喜ひかり ヘア&メイク・ナリタミサト
(by anan編集部)