瀬川瑛子、体型チェックは「体重計や鏡ではなく、ドレスがバロメーター」

2022.12.27
人生の先輩的女性をお招きし、お話を伺う「乙女談義」。12月のゲストである歌手・瀬川瑛子さんは、75歳になってもスタイル抜群。ちょっと変わった方法で体型のチェックをするそうです。また、ご自身の経験から健康の大切さを語ってくれました。第3回目をお届けします。
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体型チェックに、お気に入りのドレスは欠かせません。

昔からファッションは好きで、取材のときは派手めな洋服を着ることが多いです。今回の企画、正直ananさんがなんで私に取材…?! とびっくりしたんですが(笑)、75歳の私が、まだまだ輝きたい、頑張りたいと思っている気持ちが届いたらいいな、と思ってヒョウ柄のジャケットを選びました。ちなみにステージに上がるときは、自分でデザインしたドレスを着ます。何着か、最も理想的な体型だったときに着ていたドレスというのがありまして、太ったかなと思ったときはそのドレスを着て、体型をチェック。お腹が出たとか、胸が下がったと思ったり、スタッフに「ファスナー上がりませんよ!」と言われたら、体に意識を払います(笑)。体重計や鏡ではなく、ドレスが私のバロメーターなんです。

たぶん皆さんも、お気に入りや、それを着ているときの自分が好き、という服がありますよね? その洋服を基準にしてみると、体への意識が変わるかもしれません。

大切なのは感謝の心と健康な体です。

デビュー以来大きな病気もなくやってきたのですが、数年前に初めて入院と手術を経験しました。1か月くらい入院をしたのですが、自分にとって歌がどれだけ大事な存在であったか、また応援してくださる方々がいるからこそ私は元気で歌ってこられたということを、心の底から実感しました。おかげさまで元気になりましたが、この先あとどのくらい歌えるかはわからない。歌うときには感謝を持って歌いたい、と心の底から思っています。

若い皆さんにお伝えしたいのは、友だちや恋人、仕事で関わる方々への感謝を忘れないでほしいということ。それから、体への気遣い。きっと年に1回職場などで健康診断があると思いますから、必ずそれは受けてほしい。健康って、本当に大事。これからの日本を担う皆さんだからこそ、体には気を使ってほしい。どこかで私の顔や名前を見たら、「瀬川瑛子が健康診断受けてって言ってたな」と思い出してくれたら嬉しいです(笑)。

せがわ・えいこ 1947年生まれ、東京都出身。’87年に『命くれない』がオリコン年間チャート1位を獲得。シングル『愛恋川』(日本クラウン)が発売中。バラエティ番組などにも多数出演。

※『anan』2022年12月28日‐2023年1月4日合併号より。写真・内山めぐみ スタイリスト・白石有梨奈 ヘア&メイク・設楽樹加

(by anan編集部)