【小顔になるツボ】たるみを改善、リフトアップ! 整体師直伝“縫合ツボほぐし”

2022.5.28
理想の小顔作りに頭皮マッサージが効くのは今や常識。しかし、やみくもに頭をほぐすよりも、頭がい骨の縫合部にアプローチした方がたるみ改善への近道だと、整体師の吉田佳代さん。

「多くの骨から成り立つ頭がい骨の、骨のつなぎ目の部分を“縫合”と呼びます。縫合は歪みやすく、ガチガチになりがち。すると、血流やリンパの流れが滞り、老廃物が溜まり、たるみを招きます。特に、顔は皮膚で頭とつながっているため、縫合部の状態が顕著に表れ、顔の左右のバランスや、シワやほうれい線にも影響します」

そんなさまざまな顔のお悩み解消に効果的なのが「縫合ツボほぐし」。頭がい骨の縫合部に沿ってほぐすというメソッドだ。

「縫合部分には、美容に効くツボが多数あるので、歪みを解消しながら、ツボを刺激することで高い効果が得られます」

頭がい骨には数十の縫合があり、今回はよりマスク老け改善を期待できる5つの縫合部に注目。頭の骨を感じながら、イタ気持ちいい程度の圧を加えるのがポイント。日課にすれば、顔がグングン引き上がっていく!

まずは顔の歪みチェックから

鏡を見て、今の自分の顔の歪み具合を確認してみよう。差があればあるほど、顔だけでなく、頭がい骨の縫合部も歪んでいる可能性大。

左右差チェック

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頭頂部からまっすぐに下ろしたライン上に、あご先があるか確認。ない場合は、矢状縫合(しじょうほうごう)か前頭鼻骨縫合(ぜんとうびこつほうごう)が歪んでいる可能性が高い。

頬の高さチェック

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左右の頬の一番高いところに指を置いて、高さに差がないか確認。差がある場合は、頬骨上顎縫合(きょうこつじょうがくほうごう)が歪んでいる可能性が高い。

目尻の高さチェック

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目を開いた状態で、左右の目尻に指を置いて、高さに差がないか確認。差がある場合は、冠状縫合(かんじょうほうごう)が歪んでいる可能性が高い。

口角の高さチェック

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軽く微笑みながら、左右の口角に指を置いて、高さに差がないか確認。差がある場合は、鱗状縫合(りんじょうほうごう)が歪んでいる可能性が高い。

たるみを改善し、リフトアップ。

耳の先端の指2本上から後頭部までをつなぐ「鱗状縫合」。ここをほぐすと、頬が引き上がり、シャープなフェイスラインに。顔全体がリフトアップでき、たるみや口角下がりなど、マスク老けに万能に効くので、まずはこの縫合ツボほぐしからスタート。

小顔に効くのは…鱗状縫合

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ポイントになるツボ
率谷(そっこく)…耳の先端から指2本上にあるツボ。顔全体のコリ解消に効果あり!

天衝(てんしょう)…率谷から指1本ほど後ろ。頭皮を引き上げて、小顔効果をもたらす。

浮白(ふはく)…耳の先端の後ろの生え際から親指1本ほど後ろ。むくみケアに◎。

HOW TO 鱗状縫合ほぐし

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率谷に小指がくるように、縫合に沿って両手の親指以外の4本の指をあてる。そこから5秒かけて上に引き上げる。さらに縫合に沿って、少し手を後ろにスライドさせて、押す場所を変えて、再度5秒かけて引き上げる。

吉田佳代さん 整体師。手技療法士等さまざまな資格を持ち、施術実績は6万人以上。サロンのプロデュース、プロ向け技術指導、美容商材の監修にも携わり、近著『たった10秒で小顔になる頭のツボ』(SBクリエイティブ)では、1か所10秒で効果を発揮する頭のツボ押しを紹介している。

※『anan』2022年6月1日号より。写真・中島慶子 ヘア&メイク・浜田あゆみ モデル・パク・メイディ 取材、文・鈴木恵美

(by anan編集部)