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生駒里奈、舞台でひきこもり少女を熱演「1年ぶりにガッツリ踊ります」

2020.8.26
同級生からの嫌がらせが原因で家に引きこもってしまった主人公・安西こころが、部屋の鏡の向こうの世界に引き込まれる。そこには、似た境遇の6人が集められていて――。2018年に本屋大賞を受賞した辻村深月さんの同名小説が生駒里奈さん主演で舞台化される。

本屋大賞を受賞した辻村深月さんの人気小説が舞台化。

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「自分が安西こころを演じることが決まってから原作を読んだんです。私も小中学校時代にいい思い出があまりなかったので、こころが学校で経験するトラブルだったりモヤモヤした気持ちがダイレクトにきてしまって…。だからこそ、より自分がきちんとこの物語を届けなければという気持ちになりました」(生駒里奈さん)

ただ、当初は「こころの視点だけで読んでいた」のが、稽古が進むうちに違う視点も見えてきたそう。

「いじわるをしていた側である真田美織のことも描かれているんですが、稽古してみて、彼女は彼女なりに苦しんでいたのかもしれないと思ったんです。こころ側の苦しみや許せない気持ちしか知らなかったけれど、もしかしたら相手はこんなふうに思って人に当たっていたのかなって、少し理解できた気がします」

観るお客さんに楽しんでもらえる舞台を目指す演出家の成井豊さんとのお仕事は、「演劇の授業を受けているよう」だと話す。

「リアルに役の気持ちに入り込むことより、この作品の中で役としてどう立っているべきかを求められているというんでしょうか。こころが主人公ではあるけれど、登場するみんなの物語でもあるし、こころの気持ちを周りが代弁してくれる場面もあって、そこに心が動かされたり。それがすごく演劇的な感じがして、すごく面白いんです」

鏡の中に入っていくファンタジーな世界観が舞台でどう表現されるのかも気になるところ。

「小説で読んでいるよりも、ちょっとポップな感じになっている場面があったり、狼とか子ヤギとかはかわいいし。ドールハウスでお人形が動いているのを見ているような感覚になったりするんじゃないかな、と思います。私が踊る場面もあるとか…。ガッツリ踊るのは下手したら1年ぶりくらいになるので、それも楽しみですね」

乃木坂46を卒業して約2年。

「アイドルって、自分のリアルを出していくのがお仕事だと思うんです。お芝居はリアルな私とは違うんですけれど、役に一生懸命向かっていくことでリアルが生まれる瞬間がある。とくに舞台は、その場でお客さんからもらって出せるパワーがあって、そこが好きなんですよね。ただ、いまの時代、エンターテインメントを届けたい気持ちだけで向かっていってはいけないとも思っています。本当はもっといろんなことに挑戦したいし、この先の自分のためにもいまが大事な時期だっていう気持ちもあるので、だからこそ、いま舞台に立てる機会をいただいた責任をしっかり考えていきたいと思っています」

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家に引きこもる日々を送っていた安西こころ(生駒)。ある日、部屋の鏡がまばゆい光を発し、こころはそこに引き込まれてしまう。8 月28 日(金)~9月6日(日) 池袋・サンシャイン劇場 原作/辻村深月 脚本・演出/成井豊 出演/生駒里奈、溝口琢矢、野田裕貴、木津つばさ、前田航基ほか S 席9000 円(税込み)ほか 9月1日にディレイ配信、9月6日に生配信あり。大阪、愛知公演も。http://napposunited.com/kagaminokojo/

いこま・りな 1995年12月29日生まれ、秋田県出身。2012年に乃木坂46としてデビュー。数々の楽曲でセンターを務め、‘18年の卒業後は女優として活躍中。出演映画『光を追いかけて』は来年公開予定。

シャツ¥30,000 サロペット¥54,000(共にLIMI feu/リミ フゥ TEL:03・5463・1500) ブーツ¥28,500(DIANA/ダイアナ 銀座本店 TEL:03・3573・4005) ピアス¥18,000 リング¥16,000(共にe.m./e.m.表参道店 TEL:03・5785・0760)

※『anan』2020年9月2日号より。写真・小笠原真紀 スタイリスト・津野真吾(impiger)ヘア&メイク・スズキユウジ インタビュー、文・望月リサ

(by anan編集部)