7割が自分の“胸”に納得してない! 理想の“美乳”とは?

2019.9.11
みんな、どんな胸になりたいと思っているの? 読者アンケートと専門家への取材から、“なりたい胸”の条件を探ってみました!

バストについての本音を100人にアンケート調査!

20代~30代の女性100人に、お胸についての意識調査を実施。みんなが本音で憧れるバストの条件が明らかに!

Question

Q.いま素敵だと思うのはどんな胸ですか?

ハリがある胸…52%、左右のバランスのいい胸…47%、適度なサイズ感の胸…42%、洋服が似合う胸…29%、デコルテがふっくらしている胸…28%、質感のやわらかい胸…28%、脇がスッキリして見える胸…26%、大きな胸…26%、上向きの胸…10%、小ぶりでコンパクトな胸…7%

いま人気を集めるのは、“人並みだけど整った胸”!?
アンケートに見る憧れのバスト像は、「ハリがある」「左右のバランスがいい」「適度なサイズ」など、ないものねだりではなく、リアルに目指せそうな“ちょうどいい胸”のイメージ。また、「洋服が似合う胸」が上位になるなど、全身の中でのバランスを重視する傾向も。

Question

Q.あなたは、自分の胸が好きですか?

好き…6%、どちらかといえば好き…24%、どちらかといえば嫌い…45%、嫌い…25%

多くの人が自分の胸に納得できていない模様。
「嫌い」「どちらかといえば嫌い」が計70%超と、理想と現実の間にギャップを感じている人が大半。理由を見ると、「離れている」「左右差がある」「小さい」など様々な悩みが。とはいえ、裏を返せば大多数が“いまより綺麗になりたい”と思っている、とも読み取れる。

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Q.バストメイクをするうえで、あなたが最も重視する要素は何ですか?

形の美しさ…26%、肌のハリの美しさ…21%、垂れていない…19%、やわらかい質感…9%、左右のバランス…9%、トップの高さ…6%、余分な贅肉がない…5%、コンパクトなサイズ…4%、サイズが大きい…1%

主張のあるバストよりも、綺麗に整った胸に軍配が。
優先度の高い項目はある程度分かれる結果に。その中でも、「ぱっと見で大きいと思われるよりは、綺麗と思われたい」(23歳・会社員)、「小さめでもハリがある胸は美しい」(32歳・経営)、など、サイズよりも均整のとれたフォルムを重視する傾向が明確になった。

無理に背伸びをしない、等身大のバストが人気に。

専門家への取材でわかったトレンドは、自然の姿を生かしたナチュラルなバスト。とはいえ、リアルなアンアン世代が思う“美乳”とは具体的にどんな胸なのだろう。<いま素敵だと思う胸は?>というアンケートからわかるのは、ハリ、左右のバランス、適度なサイズなど、努力をすれば誰もが手に入れられそうな、等身大のバストが人気を集めていること。一方で、<バストメイクで最も重視する要素は?>という質問では、「サイズが大きい」がわずか1%と、サイズ神話はいまや過去の話であることも窺える。また、<最も重視する要素>は、1位の「形の美しさ」でも20%台にとどまり、ある程度回答が分散する結果に。

「トレンドの変化に伴い、美しさの在り方も多様化しているのではないでしょうか。いままで、“綺麗なバストはこうあるべき”という先入観をもっていた人が、自分の思う綺麗を追求し始めている。いまはその過渡期にあるのだと思います」(ランジェリーライター・川原好恵さん)

自己ベストへの近道。美しく見えるバストの条件をチェック!

バストの形やサイズは人それぞれ。たった一つの正解はないけれど、どんな胸にも共通して“美しく見えるバランス”は存在する。

「胸が美しく見えるには、整ったフォルムと、それを際立たせるメリハリのあるボディラインが大切。トップ位置は高く、デコルテはふっくらと。一方で、二の腕や首筋はきゅっと締まったバランスが理想的です」(美胸セラピスト・COCIAさん)

そのためには、体の前面だけでなく、背中にも意識を配る必要が。

「肩甲骨が外側に開いていると、肩幅が広く見え、相対的に胸が小さく見えてしまいます。自然と前かがみにもなるので、トップも下がり気味に」(COCIAさん)

「姿勢が正しいとバストも健康的に見えます。特に肩コリしやすい人は、肩が内側に入って猫背になりやすい傾向にあるので、注意しましょう」(美容外科専門医・北村珠希さん)

実際のエクササイズを始める前に、まずは下の図を参考に、理想のバランスをチェックしてみよう。

これが美胸の理想のバランス!

Question

正面から見たときに、鎖骨の中心とバストトップを結んだ三角形が、正三角形になるのが黄金バランス。バスト位置が低い場合は、ブラジャーの選び方や着け方を見直すのも一手です。また、首や肩が凝り固まっていると体のバランスが崩れ、胸が小さく見える原因に。姿勢を改善するだけでもバストアップが期待できます。

Question

横から見たとき、理想のシルエットは丸いおわん型のバスト。また、肩先と肘を結んだ直線の真ん中より上にバストトップがくるのも、胸が美しく見えるポイント。このとき、二の腕がきゅっと引き締まっていると、バストラインが強調されて、より美しく見える。

バスト前面だけでなく、肩甲骨のラインも美胸の鍵に。普段から猫背気味の人は、肩甲骨が外側に開くだけでなく、肩のパーツ自体が外側に広がっていることも。そうすると肩幅が広がって体の余白が大きく見え、前から見たときに、胸がのっぺりと見えてしまう。

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体の歪みはバストのバランスに直結。日常生活で正しい姿勢ができているかチェックしよう。頭、肩、おしり、ふくらはぎ、かかとが壁につくように立ち、腰と壁の間に、片方の手のひらがすっと入るくらいの隙間があるのが理想。隙間が空きすぎだと骨盤が前に、隙間がない場合は後ろに倒れすぎている。

COCIAさん 美胸セラピスト。自身の経験を基にオープンしたバストアップサロン『COCIA』は、全国から女性が集い、大きな支持を集める。主著に『魔法の美胸メソッド』(河出書房新社)。

川原好恵さん ランジェリーライター、エディター。国内外問わず、ランジェリー業界の最新トレンドに精通し、多方面で取材を続ける。新聞、雑誌、WEBなど様々な媒体で記事を執筆。

北村珠希さん 美容外科専門医。形成外科専門医。銀座みゆき通り美容外科勤務。数多くの女性の胸の悩みと向き合い、著書に『オトナ女子のためのおっぱいケア手帖』(主婦の友社)がある。

※『anan』2019年9月18日号より。イラスト・牛久保雅美

(by anan編集部)

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