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米国でも「ゆとり教育」? ツッコミどころ満載な大学生の強盗映画

2019.5.10
映画評論ユニット「お杉とB子」が今回おすすめするのは『アメリカン・アニマルズ』。

フツーの大学生が企てた強盗の行く末は?

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お杉:白昼堂々、大学図書館の稀少本強奪を決行した4人の大学生の実話よ。そんな無茶なことを計画するなんて、てっきり『アニマル・ハウス』的なおバカ映画だと思ったわ。

B子:それはアニマル違い(笑)。確かに計画はお気楽だけど、実はシリアスな青春映画。恵まれた環境にいる若者が強盗を計画するのは、退屈な日常に風穴をあけたかったみたい。

お杉:風穴はあけられるかもしれないけど、その先に待っている現実を考えないのか?

B子:成功体験しかないからでしょ。失敗すると思ってないのよ。

お杉:よくも、あんな穴だらけの計画で…(汗)。スタイリッシュなオープニングでは手に汗握ったけど、計画が進むにつれて冷や汗タラタラよ。

B子:ツッコミどころ満載よね。彼らは『レザボア・ドッグス』に憧れたり、映画を参考に計画を立てる。でも、観る本数が少なすぎ(笑)。

お杉:アメリカでも「ゆとり」か? 私たちにお薦め映画を聞いてほしかったわ。教えないけどね。

B子:そもそも強盗映画自体に成功例が少ないし(笑)。

お杉:でも、この作品の斬新さは、事件を起こした当事者たちが出演しているってこと。大人になった4人が、当時を振りかえるというドキュメンタリー要素を組みいれたおかげで、青春の愚かさとほろ苦さがよりくっきり浮かびあがるの。監督がドキュメンタリー畑出身だけある。

B子:俳優自身も「リアル」を感じさせる実力派ばかり。そして、バリー・コーガン演じるスペンサーは、実物のほうがイケメンなのよ。

お杉:同感! 4人ともそうね。ドキュメンタリー部分が退屈にならないのは、そのせいもあるのか?

B子:若さゆえの迷走をきちんと反省してるしね。予想とは違う展開だったけど、面白い映画よね。

『アメリカン・アニマルズ』 監督・脚本/バート・レイトン 出演/エヴァン・ピーターズ、バリー・コーガン、ブレイク・ジェナー、ジャレッド・アブラハムソンほか 5月17日より新宿武蔵野館ほか全国公開。©AI Film LLC/Channel Four Television Corporation/American Animal Pictures Limited 2018

お杉とB子 映画『コンフィデンスマンJP』(5月17日公開)。コンゲームに燃えたけど、三浦春馬の危険な色気にはときめいちゃったわ。(お杉)クローンが登場する映画はあまたあるけど、『レプリカズ』(5月17日公開)には仰天。とにかく観てとしか言えない。(B子)

※『anan』2019年5月15日号より。イラスト・いいあい

(by anan編集部)

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