「結婚相手は彼でいいの?」ベストな選択には“書き出す”がおすすめ!

2019.1.26
読書猿さんの著書『問題解決大全』から、選択に役立つ6つのメソッドのうちのひとつ「フランクリンの功罪表」を紹介します。選択の際、賢人たちが残したメソッドをぜひ活用してみてください。

「やるか」「やらないか」のどちらが有益かクリアに(例:買うか、買わないか。転職をするか、しないか。結婚や交際の進退)。

物事を「実行するか」「しないか」という二択で迷ったときに、実行する場合のメリットとデメリットをそれぞれ挙げて、比較、選択する方法。その場でパッと判断したい気軽なことから、「いま付き合っている彼と結婚していいのか、否か」など大事な選択まで、幅広く使える。

<例題>

本

結婚相手は、いま付き合っている彼でいいの?

STEP1:メリットとデメリットを書き出す。

紙の中央に縦線を1本引く。決定したい項目について、左側が「賛成(またはメリット)」、右側が「反対(またはデメリット)」の意見を書く欄とし、賛成する理由(メリット)と、反対する理由(デメリット)を、それぞれ思いつくだけ書き出す。重要度の高い選択の場合は、ひとつの視点に囚われないよう、この作業を数日かけて行うこと。

例)縦線の左側に、彼と結婚する「メリット」、右側に「デメリット」を書く。大事なことなので、数日かけて思いつくだけ書き出そう。

STEP2:釣り合うものを消していく。

賛成の理由1つに対し、それと釣り合うレベルの反対の理由を1つ(あるいは複数)見つけて、両者に取り消し線を引き、相殺していく。賛成複数に対して、反対が1つ、という比率でもいい。これも重要度の高い選択の場合は、数日かけて行う。

例)スタート初日から数日後に「メリット」と「デメリット」が出揃ったら、「気を遣わない」というメリットと、「トキメキがない」というデメリットが同じくらいの大きさ、といった感じで両者を相殺。この作業も即座にではなく、数日かけて。

STEP3:最後まで残った一方を実行。

賛成(メリット)のほうが多く残れば「実行」、反対(デメリット)のほうが多く残れば「実行しない」ことが、決定すべき選択肢となる。

例)最終的に残ったのは、メリットの「子供好き」なので、いまの彼と結婚してOK、という選択の後押しに。

読書猿さん 読書家。ブログなどでフォロワーから質問を受け、それに合う本を紹介。処女作『アイデア大全』(フォレスト出版)に続き、『問題解決大全』(同)が大ヒット。https://readingmonkey.blog.fc2.com/

※『anan』2019年1月30日号より。イラスト・林田秀一 取材、文・保手濱奈美

(by anan編集部)

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