「小走り」に込めた想いが“いい女”を作る!? 横澤夏子が解説

2019.1.6
出会った女性がネタの源という横澤夏子さんが、街で見つけたいい女を実演。今回は、人に譲れる、思いやりのある「小走りで道を横切る女」になりきり。
横澤夏子

小走りすることで誠意が伝わりやすくなる!

タクシーや車に乗っていると、道を横切る人を待つことがあります。そのときに、車が待っていることをわかって小走りで渡る人を見ると、周りが見えている人だな~と感じます。なかには、頭を下げながら通り過ぎる人もいます。待たせていることを悪いと思っての行動は、とても素敵ですよね。自分だけじゃなく、人の時間も大事にしている姿に憧れます。

逆に、“止まってくれたから”と、急がずにゆっくりなスピードで歩く人を見ると、なんだか、ちょっと残念な気持ちになってしまいます。少し小走りになるだけで、人の誠意って伝わるんだと思いました。遅刻をしたときも、普通に歩いてやってくるより小走りのほうが相手の気持ちは静まるし、お店で在庫を探してもらうときも、ゆっくりされると“え、休憩にでも行ってるのかな…?”と心配になってしまいます。

基本的に小走りで配達している宅配便の配達員さんを見ていると、一生懸命な感じや、荷物を頑張って届けようとしている気持ちが伝わってきますよね~。だからといって、本気走りをするのはNG。大人がドタドタと汗だくで走っているのは見てられないし、顔もブサイクになりそう。それに、道や駅で走るのは危ないですから…! あくまでも軽やかでかわいらしい小走りが、ちょうどいいと思うんです。

そんな女性になるには、新幹線や飛行機に乗るときに“お先にどうぞ”と先に行くのをすすめるなど、目の前にいる人に譲ってみるところから始めるのはどうでしょうか。その習慣が身につけば、たとえ相手が車に乗っている場合でも、気が遣えるようになるのではないでしょうか。それと、小走りは軽い運動になるから健康にもよさそう。ほどよい速度を保って、頑張ります!

よこさわ・なつこ 芸人。『バイキング』(フジテレビ系)や『王様のブランチ』(TBS系)など、数多くのバラエティ番組にレギュラー出演している。初の著書『追い込み婚のすべて』(光文社)が発売中。

※『anan』2019年1月2・9日号より。写真・中島慶子 イラスト・別府麻衣 文・重信 綾

(by anan編集部)

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