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結成20年超のアジカン 続く秘訣はカンフーではなく“合気道”にアリ?

2018.12.3
3年半ぶりとなるオリジナルアルバム『ホームタウン』を12月5日にリリースした、アジカンことASIAN KUNG‐FU GENERATION。結成20年を超えて大活躍を続ける彼らが辿り着いた穏やかな新境地とは。
アジカン

――タイトル曲「ホームタウン」の歌詞には〈子供たち〉という描写もあります。そういう目線も今のアジカンならではかなと。

後藤正文(Vo、G):そうですね。僕らはもうおじさんですから。社会的にはど真ん中よりもだんだん上の世代になっていくわけで、そうなると下の世代に向ける眼差しというのも明確に変わってくる。年相応のものを書いていけたらと思っています。

――若い世代へのメッセージ性は「ボーイズ&ガールズ」などにも共通して入っています。

後藤:そう、でもこの曲では夢や希望は若いやつらだけのものではないとも歌っています。俺たち大人が楽しそうにしてたり機嫌よく過ごしている方が、社会っていい気がするんですよね。なんか上から目線で言ってるより「あのおじさんたち勝手にカッコいいことやってるね」って方が、若者も真似したくなるだろうし。だから、このアルバムを聴いてくれた若い世代やバンドが、「アジカンもあんなに楽しそうにやってるんだから、俺たちもあんまり心配しなくてもいいかもね」って思ってくれたら嬉しいです。

――皆さんデビュー当時よりも今の方が、ライブで演奏してる様子もすごく楽しそうですもんね。

後藤:もはや、使命感とかないんでね(笑)。前は「売れてやろう」とか「ロックバンドとして認められたい」とかいろいろと思ってましたけど。今は自分たちらしく、自分たちの心や誰かの心を動かしながら楽しくやれることにやりがいを感じていますね。

喜多建介(G、Vo):今は変に緊張してもしょうがないっていう気持ちになっているので、どんなステージでも自然と楽しんで演奏しています。

――ミュージシャンとして社会と関わる中で、これから、どんなスタンスで活動を続けていきたいですか。

後藤:個人的な社会貢献としては、お金をどんどん回していくことも大事だなと思っているので。例えば若いミュージシャンたちをフックアップして、「宣伝になるからタダでいいでしょ」じゃなくて、ちゃんとギャラを払って何かを一緒にやっていく、ってことをどんどんやっていかなきゃいけないなと。逆に、アジカンで何ができるかというのは難しいところもあるんだけど、でもアジカンという看板が僕を助けてくれることもたくさんあると思っています。

――結成から20年以上。ミュージシャンって肉体的にもハードな職業だと思うんですけど、日々の体のケアは何かされてますか。

伊地知潔(Dr):ここ2年くらい体を鍛えて、肉体改造をしています。

後藤:潔はいろいろやってるよね。昔、レッチリの真似をして楽屋でヨガをやってるのを馬鹿にしたら、すぐにやめちゃったけど(笑)。

伊地知:やめました(笑)。今は60歳になってもドラムが叩けるように体幹トレーニングをしてます。

山田貴洋(B、Vo):僕は、腰が痛くならないように体を柔らかくするためのストレッチをしています。

喜多:僕は特に何もやってないんですけど、お酒をやめました。

後藤:建ちゃん、ここ半年くらいお酒やめてるよね。僕はもう5年くらい合気道をやっています。やっぱり演奏する時の集中力も変わりました。楽屋でもやりますし。

――楽屋で合気道する後藤さんに、潔さんはツッコまないんですか。

後藤:僕は潔にバカにされたとしてもやめませんから! レッチリの真似してやってるわけじゃないですし(笑)。

伊地知:あははははは!

アジアン・カンフー・ジェネレーション 写真左から、喜多建介(G、Vo)、後藤正文(Vo、G)、山田貴洋(B、Vo)、伊地知潔(Dr)による4人組ロックバンド。1996年結成。今年はベストアルバム『BEST HIT AKG 2(2012‐2018)』に加え、2枚の裏ベスト『HONE』と『IMO』をリリース。確固たる存在感で日本のロックシーンを牽引し続ける。

写真左から、喜多さん・パンツ¥11,800(GRAMiCCi×Ciaopanic) スニーカー¥9,990(adidas)共にCiaopanic base yard原宿 TEL:03・3486・5118 後藤さん・ニット¥30,000(Bogen) パンツ¥11,800(GRAMiCCi×FREAK’S STORE)共にFREAK’S STORE渋谷 TEL:03・6415・7728 山田さん・ベスト¥32,000(Milok/GOOD LOSER TEL:03・6455・1440) シャツ¥18,000(sneeuw TEL:03・6809・0436) 伊地知さん・カットソー¥14,000(sneeuw) オーバーオール¥40,000(G‐Star RAW/ジースター インターナショナル TEL:03・6890・5620) その他はスタイリスト私物

リヴァース・クオモ(ウィーザー)やグラント・ニコラス(フィーダー)、ホリエアツシ(ストレイテナー)らと手がけた楽曲を含む全10曲。初回盤は「Can’t Sleep EP」付きの2枚組15曲入り。9th Album『ホームタウン』【初回生産限定盤2CD+DVD】¥4,600 【通常盤CD】¥2,913(Sony music) 年末には『COUNTDOWN JAPAN 18/19』に出演予定。

※『anan』2018年12月5日号より。写真・来家祐介(aosora) スタイリスト・岡部みな子 ヘア&メイク・藤岡ちせ(Paja Pati) インタビュー、文・上野三樹

(by anan編集部)


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