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「知りたくなかった怖い話」新居の天井に…! 人妻に起きた奇妙な現象 #12

文・イラスト 犬養ヒロ — 2019.4.28
世の中には、科学では証明できないこともあるようです。憑依体質の漫画家・犬養ヒロさんが聞いてしまった【知りたくなかった怖い話】を紹介します。今回は、天井にまつわる不思議な話……。あなたの家は大丈夫?

【犬養ヒロの知りたくなかった怖い話】vol. 12

天井に潜む者

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知りたくない度★☆☆

(P.N ゾンビちゃん 女 主婦)の体験談

友人のT美が結婚して、子どもができたので新居を購入した。購入した家は築年数が20年越えの中古物件だったが、T美はその家がとても気に入った。

T美夫婦がその中古の家に引っ越してからのことだ。その家に住み始めてからしばらくして、床の間がある部屋の天井の隅に、5㎝ぐらいの一枚の小さなお札が貼ってあることに気がついた。薄汚れて天井の木の色と同じ色になっているからわからなかったが、かなり年期が入っている。天井の埃を払おうとしただけで、はらりと剥がれて床に落ちた。

「なんでこんなところにお札が? 古くて汚いから、何の効果も無いでしょ」

T美はそう思って、そのままゴミと一緒に捨てた。

その翌日から、不思議なことが起こった。その部屋でT美が昼寝をしていると、奇妙な夢を見た。

あのお札が貼られていた天井の板を外して、黒い影のような人が逆さまになって頭だけ出して覗いているという夢だったのだが、あまりにもリアルな夢でビックリして目を覚ますと、じっとりと嫌な汗をかいていた。

T美は「変な時間に寝ちゃったから、気味が悪い夢を見ちゃったのね」そう思って気にしないようにした。

その翌日の昼間、T美が部屋の掃除機をかけている時だった。ふと見ると、あのお札が貼られていた場所の天井の板が10cmほどずれて、隙間が開いていたのだ。

「何でこんなところが開いているの…」

会社にいる夫にメールで聞いてみたが「知らない」という。

天井の板は薄く、簡単に手で持ちあげることができた。T美は、「天井がが勝手に開いてるなんて気味が悪い…」と思いながら、転ばないように慎重に脚立に乗って天井の板のずれを直した。その時T美は妊娠7か月だったので、お腹の赤ちゃんのストレスになるようなことは極力考えたくなかった。

しかし、その日の夜―――。

T美が寝ていると突然、金縛りが起こったのだ。

頭の中に金属音が響きだして、声が出せず体は動けなくなり、隣で寝ている夫に必死で助けを求めようとするが、身動きひとつできない……!

そしてなぜか目をつぶっているはずなのに、T美の頭の中にあの床の間の天井の映像が映し出された。

それが夢なのか現実なのかわからないままに、天井の板がズズズズズ……とゆっくりと動いて、その開いたほんの10㎝ほどの隙間からズルズル……と黒い影のような手が出てくるのが見えたのだ!

その手は異様に長く、2本の手が出た後にぬぅっと頭が出たかと思ったら、何かを探しているようにギョロギョロと目玉を動かしていた。ズルズル……と今にも出てきそうだったその時―――

ピクンとお腹の中で赤ちゃんが動いた。

その瞬間……! 不思議なことが起こった。

黒い影は一瞬で消え、金縛りが解けてT美はハッ! と目を開けた。

床の間の天井を見ると、やはり隙間が空いていた。

「今見たのは、夢なんかじゃない……!」

T美は急いで夫を起こして、すぐに天井を閉めてくれるように頼んだ。寝ている所を叩き起こされた夫は、T美に言われるままに天井を閉めた。

その日の朝、T美は近所の氏神様を祭っている神社に行ってお札をもらいに行き、家に戻るとすぐに、もともとお札が貼られていた同じ場所に貼った。

それ以来、天井が開くことは無く金縛りにも一度もあっていないらしい。その後、無事に元気な子が生まれた。

現在―――。

T美は子守で忙しいので、天井にまだいるかもしれない霊のことなど、もはやどうでもいい様子だが、今でも天井にはしっかりとお札が貼られている。

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