ボイメンの中でもっとも結婚が早いのは、まさかのアノ人!?

写真・角戸菜苗 文・田嶋真理 スタイリスト・FUMIKO — 2019.2.20
今回、ご紹介する作品は、『ジャンクション29』。29歳の若者たち4人をそれぞれ主役にした4つの物語を描く、オムニバス映画です。主演を務めた、BOYS AND MENのメンバー、水野勝さん、田中俊介さん、小林豊さん、本田剛文さんにお話を伺いました。

【イケメンで観るドラマ&映画】vol. 29

名古屋発の万能エンターテインメント集団

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左から、水野勝さん、田中俊介さん、本田剛文さん、小林豊さん。

BOYS AND MEN(通称・ボイメン)は、東海エリア出身・在住メンバーで構成された10人組ユニットです。メンバーたちは個性を生かし、歌手・俳優・タレントとして活躍。今年は、初のナゴヤドーム公演を成功させ、注目を集めました。『ジャンクション29』では4つの物語が交差する、29歳の群像劇に挑戦しています。

『ツチノコの夜』の田中さんは、親のすねをかじりながら映画を作る自主映画監督。『結婚の条件』の水野さんは、愛を信じない結婚相談所のカリスマ仲人。『バズる』の本田さんは、動画サイト・バズチューブに動画を投稿することで借金返済をもくろむ無職の男。『ジャンクション』の小林さんは漫画コンテストに落選し続ける、売れない漫画家。それぞれが、難しい役柄を繊細に演じきりました。

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ーー完成した本編を観たとき、どう思いましたか?

水野さん 『ジャンクション29』は、現在の年齢になったからこそ、演じることができた作品なのかもしれないと思っています。これまでに何度か、グループで作品を作った経験はありました。『ジャンクション29』では、グループで活動しているときには見ることのできないメンバーの表情や俳優としての成長を感じました。

本田さん 29歳という共通のテーマを持ちながら、これほどまでに個性的な物語に仕上がっているところがおもしろかったです。

ーー小林さんは、3人と交差する、重要な役どころを演じていますね。

小林さん この映画は4つの物語がひとつにまとまっています。物語をつなげる役割ができて良かったなと思いました。

田中さん 『ジャンクション29』はオムニバス映画なので、僕らの撮影日はバラバラでした。完成した本編を観たとき、本田演じる守谷悟のお隣さんが小林演じる丸山晋輔だったり、同じ小道具を使っていたりと新しい発見があって楽しく観ることができました。

ーー小道具といえば、田中さん演じる吉田健一と水野さん演じる鴛鴦ハジメは、同じ柄の下着を履いていますよね?

水野さん はい。女性のスタッフさんもいらっしゃるなか、パンツ一丁で待機するのは、恥ずかしかったです。

ーー田中さんは水野さんよりもずっと下着姿のシーンが多いですね。体調は大丈夫でしたか?

田中さん 寒い時期の撮影ではなかったので、風邪は引きませんでした。下着姿で抱いたツチノコのぬくもりが心地よかったです。

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ーー役作りで苦労したところは?

水野さん 監督からむかつくやつを演じてくれと言われまして。撮影では、監督に「腹立つわ」と言われるように、嘘くさい笑顔やオーバーな演技を心掛けました。

ーー嘘くさい笑顔は……。

水野さん 得意です。というのは、もちろん冗談です(笑)。

小林さん 僕は人生に迷って、死に場所を探している役でした。福山翔大さん演じる田中大がすごく元気に話しかけてくるので、それとは真逆のテンションを保つところが難しかったです。普段の僕はとても元気で明るい性格ですから。現場では呆然とその場にいるように、何も考えないようにしていました。

田中さん 『ツチノコの夜』のウエダアツシ監督は、僕の過去作を観て「いつか一緒に作品を作りたい」とおっしゃってくださった方でした。脚本の玉田真也さんとは過去に共演したことがあり、このおふたりと念願かなってお仕事ができ、嬉しく思いました。それと同時に、“期待に答えられるだろうか?” という不安がよぎりました。悩み、苦しみ抜いて役を作り上げました。

本田さん 展開が早いなかで違和感なく気持ちの変化を表現することが難しかったです。僕は汗っかきなので、たくさん走るシーンの撮影にも苦労しました。たいして暑くもないのに、僕がドバドバに汗をかいてしまい、メイクさんに大変ご迷惑をおかけしたんです(笑)。

ーー水野さんが演じたスーパー仲人にちなんで、もっとも結婚に向いているメンバーは?

水野さん 結婚したらうまく行くだろうなと思うのは、田中ですね。

田中さん 僕ですか!?

水野さん 彼自身、まだ結婚願望はないだろうけれど、自分の時間を大切にすることを理解してくれる女性であれば、良い関係が築けると思います。逆に結婚に向いていないのは、メンバーの中でもっとも結婚したがっている小林くんですね。

小林さん いやいや、そんなことない。尽くすよー!

水野さん 尽くすでしょうけれど、彼のエネルギーが強すぎて、長く一緒にいたら、絶対に疲れちゃうと思うんです。

小林さん&本田さん 確かに(笑)。

水野さん そうでしょう? 彼の明るさを吸収して、コントロールするような壮大なエネルギーを持った女性でないと。そういう方は滅多にいらっしゃらないという点で、小林くんは結婚に向いていないと思っています。

本田さん 結婚に対するモチベーションは、誰よりも高いんですけれど(笑)。

小林さん 早くレンくんが見たいんです。

水野さん レンくんという、子どもの名前まで決めているんです。

ーー男の子が生まれたら、レンくんですか(笑)。小林さんは元パティシエですから、女の子が生まれたら、一緒にお料理できますね。

小林さん 愛ちゃんには料理ぜんぶ教えます。

ーー女の子が生まれたら、愛ちゃんと名づけるんですね(笑)。静かにお話を聞いていらっしゃる田中さんは、水野さんの意見をどう思いますか?

田中さん 僕も早く愛ちゃんを……(笑)。

本田さん 本当に!?

水野さん メンバーの子どもが同じ名前だったら、笑うよね。

本田さん 「愛」って呼んだら、何人か振り返るという(笑)。

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ーー最後に、2019年をどのように過ごしたいですか?

水野さん グループとしては、ライブに来ていただいた方がまた来たいと思うような、次につながるようなステージを行いたいと思います。メンバーそれぞれとしては、いろいろな分野で活動しながら、グループのファンを増やしていきたいですね。

田中さん 2018年は、想いや願いが実を結び始めた年でした。2019年はまた遊びに来たいと思ってくださるようなステージをやりたいと思っています。

本田さん ふたりがグループ全体のことを言ってくれたので、あえて個人的なことにフォーカスさせていただきます。実のところ、2017年は、僕だけお芝居の仕事がなかったんです。2018年は、お芝居のお仕事をいただけて、手ごたえをつかめました。後厄が終わって、仕事が増えたのかな?と(笑)。2019年は、ボイメンの年だったねと言っていただけるような1年にしたいですね。

小林さん 2018年は、グループも個人の活動も充実した1年でした。2019年は、もっとボイメンを見たいという方々を増やしていきたいと思っています。

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インタビューのこぼれ話

取材中、誰かがボケれば、すかさず誰かがツッコミを入れるという絶妙なチームワークを見せてくれた4人。結成時の夢だったナゴヤドーム公演を成功させたボイメンの悲願は、NHK紅白歌合戦へ出演すること。悲願を達成する日は、そう遠くないのかも!?

Information

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『ジャンクション29』
2月22日(金)より渋谷シネクイント、ユナイテッド・シネマ アクアシティお台場ほか全国公開
出演:水野勝、田中俊介、小林豊、本田剛文ほか
配給:スターキャット
公式サイト:http://junction-29.com/

©2019『ジャンクション29』製作委員会
衣裳協力:> NO ID./NO ID.原宿本店 東京都渋谷区神宮前3-21-22 月の家ビル1F TEL:03-3405-6474

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