いま、大切にされて幸せです…保護協会で飼い主と出会った猫さまたちの壮絶な過去

取材、文・Manabu Matsunaga — 2022.11.5
フランス在住のカメラマン、松永学さんによるフランスの猫さま紹介! 第75回目はヨーロピアンタイガーキャットのルフィー(Luffy)さまと、黒猫のパチーノ(Pacino)さま。

辛い過去をもつ猫さまたちの物語

【フレンチ猫さま】vol.75
猫さまの話をもっと聞かせて! 


保護猫 フランス 猫

ヨーロピアンタイガーキャットのルフィーさまは2歳半、黒猫のパチーノさまは生後5か月。2名とも男性猫さまです。


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僕たちは保護協会にいた時に今の飼い主に会いました。お互いに寂しい思いをして生きてきたので、ここでの生活は幸せな時間です。飼い主の仕事は医療関係なので、私たちのケアをしっかりしてくれています。
ルフィーさまはどんな猫さま?
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お風呂場の水遊びが大好き。独立心が強く、一見権威主義的ですが、みんなから愛されています。虎のような容姿からは逞しさを感じます。
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パチーノさまはどんな猫さま?


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パチーノは目が不自由です。柔らかい生地が大好き。社交的ですが、怖がりな面もあるので、対応するには注意が必要です。テディベアのような少し長めの毛並みで柔らかいです。
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飼い主から見たルフィーさまとパチーノさまとは?
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ルフィーには激動の過去がありました。私は彼を1歳で養子にしましたが、彼には過去に2人の飼い主がいて、1人は彼を捨て、その後のもう1人はルフィーの世話をまったくしませんでした。
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パチーノは、彼のガラスのような目のため、誰も彼を養子にしたくありませんでした。しかし、私は彼の存在に心が打たれました。ここにきてからは懸命に治療を受けています。彼らが成長し、少しずつでも健康になるのを見ると幸福と満足感が降り注ぎます。
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ルフィーもパチーノも過去の辛さを克服して幸せに生活できて本当によかったです。

取材、文・松永学