文・田代わこ
企画展『六本木いちご畑』、開催中!
現在、六本木で開催中の企画展『六本木いちご畑』では、いちごのイラストで装飾されたかわいい店内で、実際にいちごが育つ様子を見られたり、関連書籍の展示を楽しめたり、いちごの世界にどっぷりとひたれます。
また、開催期間中に喫茶でスイーツメニューを頼むと、店内で育てているフレッシュないちごを摘み取る体験ができます! お店で自分が食べるいちごを収穫できるなんて、うれしいですよね~。(この体験は先着で、参加できる人数は日によって異なります。収穫体験は無料ですが、スイーツメニューの料金が必要になります)
さらに、毎日オープンから入場料を払って入店した先着50名の方には、いちご1カップが無料で提供されます! いちごを食べたい方、収穫体験してみたい方は、早めに訪れてみるといいかもしれません。
いちご「映え」写真も撮れる!
『六本木いちご畑』の会場となっている「文喫」は、六本木駅から徒歩1分の場所にあるスタイリッシュな書店。人文・自然科学からアートまで、約3万冊もの本を販売しています。
入場料を払う本屋さんとしても知られていますが、今回の企画展は1階の無料エリアにある展示室で開催されています。
この企画展にあわせて、店内では壁面のデザインや商品のラインナップもいちごづくしに変身。かわいいスイーツも含めて「映える」写真が撮れること間違いなしです!
どこでも新鮮ないちごが楽しめる!
ところで、文喫ではどんなふうにいちごを育てているのでしょう?
一般的にいちご狩り体験をする場合、大きなビニールハウスなどのある農園に行きますよね。都会の本屋さんで果物の栽培や収穫をするなんて、イメージしづらいと思います。
文喫に設置されているのは、どんな場所でも新鮮ないちごを栽培できるコンパクトなボックス型の植物工場「City Farming」。日販が事業開発、日清紡が技術開発したもので、季節や天候、場所を選ばず屋内でいちごを育てることができる設備です。
お店やオフィスなどにも置くことができ、身近な場所で植物が育つ様子を観察したり、収穫したり、新鮮ないちごをみんなでシェアして楽しむことができます。
いちご栽培がSDGs?
今回の『六本木いちご畑』、実はSDGsの実現にもつながっているのです。
植物工場「City Farming」は光源や温度管理などを自動で行うので、農業に関する特別な知識がなくてもいちご栽培が可能。たとえ異常気象のときでも、毎日一定の量を一定の品質で収穫できるのです。
また、今回のようにボックスを店に置けば、いちごを「店産店消」することも可能。食材を輸送するプロセスが削減され、フードマイレージも一切かかりません。
都会で持続可能な農業ができる植物工場は、SDGsの理念にもぴったり。『六本木いちご畑』は、フレッシュないちごを楽しめるだけでなく、サステナブルな未来にもつながるイベントなのです。9月11日(日)まで開催中です。
ちなみに、いちご植物工場を体験できるイベントは、9月末からTSUTAYA BOOK STORE下北沢でも開かれます。どこでもいちごを栽培できる「City Farming」、今後も注目していきたいですね。
以上、『六本木いちご畑』のご紹介でした!
Information
日販「City Farming事業について」https://www.nippan.co.jp/news/cityfarming_20220720/