文・平野絢子 イラスト・宮本志保
コーヒーかすは消臭・肥料にもなる! 簡単エコな活用方法
【最近やってるecoなこと】vol. 38
おうちにいることが多くなり、家でコーヒーを飲むことが増えた人も多いのではないでしょうか。ちょっと気分転換にドリップコーヒーを淹れる時間も素敵ですよね。
ドリップコーヒーを淹れた時に出るコーヒーかすを、生ごみとして捨てていませんか? なおこさんはコーヒーかすの特徴を活かし、捨てずに上手に活用しているのでその方法をご紹介します。
消臭剤
なおこさん 自宅でコーヒーを淹れるようになって、祖母がやっていたことを思い出し、真似してみることにしました。コーヒーかすを天日干しなどで完全に乾かし、それを袋に入れてサシェのようにするだけなので、とっても簡単です。手芸が趣味なので余った端切れを袋状に縫って中にコーヒーかすを入れています。
作り方
1. バットにコーヒーかすを広げて天日干しして乾かす
2. 完全に乾いたコーヒーかすを袋に入れる
なおこさん 季節や天候にもよりますが、通常約3〜5日でコーヒーかすは乾きます。部屋の中でも、今の時期は暖房で部屋が乾燥しているので、1日半もあればカラカラに乾きますよ。
作ったものは靴の中や、玄関の靴箱の中に入れています。1か月くらいしたら中身を交換しています。ベランダでコンポストを始めようと思っているので、消臭剤として使った後のコーヒーかすをコンポストに混ぜてみようと思っています。
ーーコーヒーかすは臭いを吸着してくれるので消臭効果があるそうです。昔、香水ショップにコーヒーかすが置いてあるのを思い出しました。
場所を取らないのでトイレや冷蔵庫、クローゼットなどに置くのもいいですね。布でなくても、新聞紙にくるんだり出汁パックやお茶パックに入れたり、瓶に入れておくのもおすすめですよ。
肥料・堆肥
なおこさん とある喫茶店の入り口でコーヒーかすを無料配布していて「肥料にどうぞ」と書かれた紙を見たんです。それからおうちでマネして作るようになりました。
蚊などの虫除けや除草の繁殖を防ぐことにも効果的だそうです。肥料にするには、コーヒーかすを発酵をさせてからでないと肥料としては使えず、逆に植物の成長を抑制してしまうようなので作り方には注意が必要です。土と混ぜる前に腐葉土や米ぬかなどと混ぜて、毎日かき混ぜ、触れたときに温かくなっていたら完成です。
捨てずに再利用しよう
おうちでコーヒーを淹れて飲む人は、乾かすだけなのですぐにマネできそう。コーヒーかすは他にもさまざまな用途で再利用できます。私は草木染めのように染料として、古くなったTシャツなどを染めてみたいなと考えています。薄い茶色のようなきれいな色になるそうですよ。色々試してみてくださいね。
なおこ
1歳と6歳の子ども2人の母。日々バタバタしているので、午後のコーヒーを飲むひと時がほっとする時間。
生ゴミを堆肥に変えるコンポストに興味があるので暖かくなったら挑戦したいです。
Instagram:meku__atelier