捨てる前にまだ使える! 「野菜くずの絶品だし」簡単レシピ

ライフスタイル
2022.01.12

文・平野絢子 イラスト・宮本志保

女性たちが実際にやっている、身近なエコ活動をご紹介。33回目は、ecocoメンバーのmiwaさん。今回は捨てるはずの野菜くずで簡単に作れるだし「ベジブロス」の作り方を紹介します。

野菜の皮や芯を捨てるのはちょっと待った! 野菜を丸ごと使う美味しいベジブロス(だし)の作り方

©宮本志保
©宮本志保

【最近やってるecoなこと】vol. 33

家庭で野菜を使う際に出る皮や芯、ヘタ、切れ端などの生ゴミとして出るもの、皆さんはどうしていますか?

令和元年度のデータでは家庭から出る生ゴミの量はごみ総排出量約4,274万トン(東京ドーム約115杯分)、1人1日当たりで換算すると918グラムです。(※)
生ゴミを減らすことは、エコにもなり、節約にもつながります。

ベジブロスとは

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ベジブロスとは、英語の「ベジタブル(野菜)」と「ブロス(だし)」を組み合わせてできた言葉で「野菜だし」という意味です。

家庭から出る玉ねぎの皮や大根の皮など、普段だと捨てる野菜の生ゴミを煮出すことで美味しいだしが作れます。野菜を丸ごと使い、野菜のうまみや栄養が摂れるので、近年注目されています。miwaさんに誰でも簡単に作れる「野菜だし」=「ベジブロス」の作り方を教えていただいたのでご紹介しますね。

miwaさん 野菜の皮や芯など捨てる物を有効活用し、美味しい「だし」として活躍できます。特にほうれん草の芯は栄養があるので一石二鳥ですよ。

作り方

材料

  • 野菜くず  約300g程度
    (今回の材料は、ほうれん草の軸、水菜、にんじんの芯、玉ねぎの皮、にんじん、大根の皮)
  • 水     1.5L
  • お酒 小さじ1

1.大きい鍋に水、野菜くずを入れ、お酒を入れます。お酒を入れると旨味を引き出し臭みを消してくれます。

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2.鍋を火にかけ、沸騰直前まで強火で煮込み、沸騰してきたら弱火にし20〜30分程煮込みます。

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3.火を止め、野菜をザルで濾してできあがり。

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気をつけるのは、だしを作るので野菜選びが重要だということ。5種類以上の野菜で作るとそれぞれの旨味たっぷりのだしが作れます。他にトマトやなすのヘタ、じゃがいもやごぼうの皮、とうもろこしの芯、野菜だけでなくりんごの皮からも美味しいだしが作れますよ。
農薬などが気になる方は有機の野菜を使ったり、重曹などで洗うのもおすすめ。

野菜で作るだしは煮物や汁物、リゾット、炊き込みご飯、カレーなど和洋中さまざまな料理と相性抜群。とっても簡単なのでぜひ試してみてくださいね。

miwa
岐阜県出身。今ハマっていることは半身浴で汗をかくこと。
現在白菜、大根、じゃがいも、春菊、ほうれん草、小松菜、レタス、カブ、ブロッコリー、カリフラワーを減農薬で育てています。

※環境省 一般廃棄物の排出及び処理状況等(令和元年度)について

(C)masahiro Makino/Getty Images

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