デニムで簡単に垢抜け! アパレル店員が教える「デニムのおしゃれな着こなし方」

ライフスタイル
2021.09.01

文・平野絢子

女性たちが実際にやっている、身近なエコ活動をご紹介。18回目は、アパレルショップで働くecocoのメンバーまこさん。今回はデニムのエコな楽しみ方についてご紹介します。

デニムを長く愛用するとエコにつながる。オシャレな着こなし方や簡単リメイクも!

©宮本志保
©宮本志保

【最近やってるecoなこと】vol. 18

世界中で愛されるデニム。アパレルで働くまこさんもデニムが好きで普段からよくファッションに取り入れているそうです。

まこさん デニムは合わせるアイテム次第でさまざまな変化が楽しめるし合わせやすい! そしてオシャレに見えるのも好きな理由です。ジーンズを履くときはトップスはあえてシンプルにして、小物で遊ぶのがこなれて見えてオススメです。Tシャツ×ジーンズ+1点みたいな感じで、白Tシャツ×ジーンズ+足元に差し色を入れたり、首やバッグにスカーフを付けたり、ハイブランドのバッグを持ったりと小物で遊んでみるのも良いですよ。

デニムは水の大量消費、水質汚染の原因になる?! デニムから見る水資源の実態

デニム1本分の綿を生産するのに1万リットル以上の水が必要と言われています。これは1人分の飲み水10年分に値します(※1)。衣類の染色や仕上げの加工時で生じる廃水が、水質汚染の原因のひとつと言われています。

「ユニクロ」はジーンズ生産について、仕上げ加工時に水の使用料を従来に比べて最大99%削減したと発表しています。(※2)ファッション業界でも、エコな取り組みを行っているブランドが増えてきています。

まこさんが愛用しているのは「ジャパンブルージーンズ」というブランドの、捨てるはずのバナナの木の茎を使ったジーンズ。(※3)

デニム エコ サステナブル エシカル SDGs

まこさん 好きな理由は、シンプルに、デザイン、シルエットが好みなのと、かつては「デニム作り=環境に優しくない」と言われていたなか、「ジャパンブルージーンズ」は使用する水の削減や薬品不使用、大量に伐採、焼却されてきたバナナの木の再利用等、環境に配慮されたモノづくりをしているから好きです。

環境に配慮したデニム作りは簡単なことではないと思いますが、少しでも水の使用量や水質汚染を減らしたりと環境問題について積極的に行っている企業が増えているのは嬉しい。デニムを購入する際に選ぶきっかけとなりますね。

はかなくなったデニムをリメイク!

まこさんははかなくなったデニム生地を使ったリメイクアイテム作りもしています。こちらははかなくなったデニムスカートで作ったクラッチバッグです。

デニム エコ サステナブル エシカル SDGs

サイズアウトした子どものオーバーオールをリメイクしてチュニックに。

デニム エコ サステナブル エシカル SDGs

ほかに、お直し時に余ったジーンズの切れ端でポケットティッシュケースを作ったり、デニム生地の可能性は無限大だと。

デニムは1本を大切に使えばエコに繋がる

まこさん デニムは生地もしっかりしているし長く愛用できます。経年変化が楽しめるので、愛着が湧き、より長く着用したいという気持ちが生まれ、ひとつのモノを大切にしたいという思いにもつながると思うんです。

今持っているデニムをリメイクしたり長く大切に使うこともエコな行動ですね! 洗濯の回数を減らすだけでも水の使用量を抑えたり、水質汚染を防ぐことができます。一度に洗濯する量を増やしたり、汚れていなければ洗濯を一度見送ったり、デニムを大切にすることでエコにつながることは、すぐに実践できることが多いかもしれません。

まこ
パート(アパレル)34歳。
オシャレ、お花、植物、インテリアが大好きな3児の母。可愛い子ども達のために、自分にできることから少しずつエコな取り組みを実行していけたらいいなと思います。

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