文・比嘉桃子
モノを捨てるタイミングについて
どのくらいの期間使ったら、どのくらい見た目が衰えたらなど、モノを捨てるタイミングはそれぞれ。人によって違うだけでなく、アイテムによっても捨てようと思うタイミングは変わってくることでしょう。
そこで、anan Beauty+ clubに所属する女性たちの「捨てるタイミング」について、アイテムごとにコメントをご紹介いたします!
※anan Beauty+ club…美容・健康・エコ好きな女性たち約100名が集まるanan Beauty+の読者組織。
「タオル」を捨てるタイミング
「2〜3年経って、薄汚れて見えるようになったら替えます」(32歳・会社員)
「ケバケバして繊維が出てきたら」(29歳・会社員)
「長く使えてしまって替え時がわからなくなるので、毎年お正月に新しいものに替えるようにしています」(36歳・会社員)
タオルの替え時についてはコメントの内容がさまざま。やぶれるまで使う人もいれば、見た目が衰える前に替えたい人もいるようです。
使い古したタオルについては、「薄汚くなったら、掃除用に切り替える」(41歳・主婦)など掃除用に再利用する人が多数。エコな選択、素敵です!
「コスメ」を捨てるタイミング
「2年以上前のものは大掃除のときに捨てる」(36歳・会社員)
「使いたいなって思わなくなったら捨てる」(40歳・専門職)
「基礎化粧品は基本的に使い切ります。もし肌に合わなかったら、ボディ用にすることも」(34歳・自営業)
コスメに関しても捨てるタイミングはさまざま。ある程度年数を決めている人もいれば、もったいなくて何年も捨てられないというコメントもありました。
アイシャドウやチークなど使い切りが難しいアイテムも多くありますが、開封済みのコスメは雑菌が繁殖している可能性も。少しでも変だなと感じたら処分するようにしましょう。
「食器」を捨てるタイミング
「割れるまで使っています」(27歳・会社員)
「新しく購入したら、使っていないものを見直して処分する」(44歳・主婦)
「茶渋がなかなか取れなくなったら捨てどき」(37歳・自営業)
食器に関しては割れるまで使うというコメントが多く見られました。食器が好きで頻繁に買い足す人は、収納できるかどうかを基準にしていることが多いよう。「新しい食器をひとつ買い足したらひとつ捨てる」(37歳・会社員)などルーティンを決めている人もいました。
再利用については「増えすぎたマグやガラスのコップなどは花瓶や小物入れに使う」(44歳・主婦)というコメントも。おしゃれなデザインのものは、インテリアをアップデートしてくれそうですね。
「服」を捨てるタイミング
「1年着なかった服は捨てる」(29歳・会社員)
「何年も着て色褪せたりクタクタになったりしたら捨てます」(34歳・自営業)
「洋服が大好きで、そのブランドのアーカイブを揃える気持ちで買っているので売ったり捨てたりはあまりないですが、さすがにもう着ないな…というものはフリマアプリに出します」(36歳・自営業)
もっとも多かったのは1シーズン、もしくは1年着なかったら捨てるというコメント。年齢を重ねたり、テイストが変わったりすると着なくなるものも出てきますよね。
また、不要になった服はフリマアプリに出品するという声も多くありました。着なくなったからといって雑に収納するのではなく、丁寧に扱っておけば販売価格も期待できそう!
「靴」を捨てるタイミング
「基本的にスニーカーばかりなので、汚くなってきたら新しいものを買って古いものを捨てます」(36歳・会社員)
「靴底が剥がれかけたり、ヒールのお直しでも対応できなかったり、ストラップや履き口に切れ目やほつれが出てきたりしたら捨てます」(37歳・自営業)
「増えすぎて収納に入らなくなったら、精査して捨てます」(32歳・会社員)
靴に関しては、履き古して捨てるという意見が多数でした。服よりもリユースしづらいことから、履き潰す人が多いのかもしれません。
なかには「処分対象の靴は、最後に雨の日に履いて捨てる」(44歳・主婦)というコメントも。雨の日は履く靴に悩んでしまいますが、これなら雨でも遠慮なく歩けますね。
「飲みきらなかった薬」を捨てるタイミング
「薬ごとにジップロックに使用期限を記入して保管しておく」(44歳・主婦)
「今後も活用しそうなら薬箱へ。特殊な症状の薬なら捨てます」(32歳・会社員)
「基本は保管しておくけれど、1年以上経ったものや、いつからあるかわからないものは捨てる」(40歳・自営業)
すぐに捨てるという意見はほとんどなく、多くの人がいざというときのために保管しているよう。痛み止めなど汎用性の高いものは、薬代の節約にもなりますね。
とはいえ使用期限が過ぎたものは、かえって体調を悪化させてしまうことも。もらった日や使用期限がわからなくならないよう、管理は徹底しておくといいでしょう。
家をキレイに保つための工夫してる?
捨てるのが苦手で、どんどん家の中のモノが増えてしまうという人も多いはず。そこで、女性たちに「家をキレイに保つためのコツ」を聞いてみました。
「便利かもと思って購入するキッチン用品は結局ほぼ使わないので、安易に買わないようにする」(44歳・主婦)
便利グッズなどはパッと見で惹かれてしまうことが多いものの、自分の生活に必要かどうかは別問題。一呼吸おいて、本当に必要かどうか考えてから買うようにすると無駄買いが減りそうです。
「クローゼットが野暮ったくなってきたなと感じたら、まるっと1日時間を作って整理します」(37歳・自営業)
気がつくとクローゼットの中身が増えていることってありますよね。こまめな整理が苦手な人は、お掃除デーを決めてしまったほうが勢いづくことも。
「月に2回くらい『今日は10個捨てるぞ!』と決めて、捨てるものを捻出しています」(36歳・会社員)
自分で捨てるタイミングと個数を決めて、家の中のモノを見直すきっかけを作っているとのこと。個数を決めるだけで、ちょっとしたゲーム形式で楽しめそうですね!
「判断に迷ったら捨てるを徹底しています」(27歳・会社員)
迷ったら取っておくタイプの人が多いなか、迷ったら捨てるという潔い選択肢を徹底しているのは素敵。自分の中で明確な判断基準を持っておくと、迷う時間を無駄にせずすみそうです。
自分なりのタイミングで
女性たちの「捨てるタイミング」や「家をキレイに保つコツ」についてご紹介しました。
捨てるタイミングは人それぞれであり、誰かに合わせる必要はありません。しかし、捨てるかどうか迷う時間に疲れてしまう人は、自分なりに捨てる基準を明確にしてみるのもおすすめ。そのときはぜひ女性たちのコメントも参考にしてみてくださいね。
筆者情報
比嘉桃子
1992年生まれのフリーライター。化粧品検定1級を保有しており、美容ジャンルを中心に執筆中。いち消費者としてもコスメやスキンケアを愛する美容オタク。
Instagram:https://www.instagram.com/mcooo1325/
X(旧Twitter):https://twitter.com/mcooo1325
(C) siro46/Adobe Stock