文/古賀令奈
設置場所×2個の「固形石けん」
筆者がストックを切らさないようにしているアイテムに、固形石けんがあります。1階の洗面所や2階の洗面所、キッチン、浴室など石けんが必要な場所は意外と多いため、固形石けんを多用して消費ペースを抑えるように努めています。
家族が液体タイプのハンドソープやボディソープを好んで使用していますが、液体タイプは消耗が早くコストパフォーマンスが高いとは言い難いです。そのため、わが家では液体タイプは家族からの要望があるときだけ購入しており、ストックはしていません。
複数の水場で石けんが切れても困らないように、固形石けんは最低でも設置場所×2個以上の数をストックしています。液体タイプの詰め替え用と比べて安価な商品が多く、複数個入りでまとめてパック販売しているので、そうした商品をお得に購入するとよいでしょう。
保管スペースが許す限りの「キッチンペーパー」
紙類のストックアイテムといえばトイレットペーパーが挙げられますが、筆者はキッチンペーパーのストックも重視しています。調理中に食品の水気や油分を抑える際に使うのはもちろん、キッチン以外でも活用できる便利なアイテムです。
例えば、家庭内での感染症対策を徹底しているときは、タオルを使わずキッチンペーパーで手を拭くようにしたり、アルコールを浸して消毒作業で使ったりと、調理以外の用途でも使えて助かります。
また、食器の水気を拭くふきんとしても便利です。ティッシュより厚手で吸水性が高く、水気をきっちりと拭き取れます。その丈夫さで汚れもしっかり拭き取りやすく、コンロや電子レンジの内部のお手入れにもおすすめです。キッチンに限らず、窓のサッシや階段の手すりなど幅広い場面の拭き掃除に重宝するでしょう。
ペーパータオルもストックしておくと、用途に応じてキッチンペーパーと使い分けができ、より使い勝手がよくなるでしょう。ただし、キッチンペーパーはかさが大きく保管に場所をとるため、スペースが許す程度の数に留めておくことをおすすめします。
まとめ買いパックなど大入りの「月経アイテム」
昔から月経アイテムは切らさないようにしていますが、娘の分も必要になってからはより気にかけるようになりました。女性2人分だと消費量が以前の2倍になるため、ストックの量も増やしています。
私だけなら最安値の商品でも構わないのですが、通学や授業などでアクティブに過ごす娘はずれにくい商品や大判サイズを好むため、特定の商品を選ばなければいけません。
まとめ買いパックやボリュームパックなど定番の量よりも多めのものを選ぶなどして、2人で使用する2か月分のゆとりを持つようにストックしています。多めに備えていると月経の周期が乱れて突然必要になった場合でも困ることがありません。
ストックの優先度を考えて適切な量を備えておこう
筆者のストック基準として考えているのは、無駄なく幅広い用途で使えるものです。ただし、安さばかりを重視せず、使い勝手に不満を感じるものは避けるようにしています。自分のなかのストックの基準があると、大量に買いすぎて失敗することもなくなるでしょう。ストックにお悩みの方は、お買い物の前にぜひ一度考えてみてくださいね。
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筆者情報
古賀令奈
京都在住の美容ライター。日本化粧品検定特級 コスメコンシェルジュ。お悩みに寄り添ったメイク方法を中心に、さまざまな美容記事を執筆。メイクテクニックやスキンケア方法、コスメレビューなど、気になる美容情報をわかりやすく解説。