やめたらキレイになります! お掃除のプロがこっそり教える「夏のNG掃除」3つ

ライフスタイル
2024.08.06

文/のぞみ

今年の夏も毎日のように猛暑日が続き、家事をするのも辛い日々ですね。汚れが気になりつつも、つい後回しにしてしまい、さらに汚れが溜まっていく。または、せっかくやった掃除も、実は間違った方法だったために掃除の効果が半減してしまっていた……なんてこともあるかもしれません。今回は掃除のプロである筆者が、「夏の掃除のNGポイントと簡単な掃除法」をご紹介します。

1:電子レンジの汚れ、後回しにするのはNG

©のぞみ
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暑い時期は、ガスコンロより電子レンジを活用して調理する方も多いのではないでしょうか。電子レンジ内の汚れはこまめにお掃除していますか?

レンジ内でこぼれたり飛び散った汚れを放置したまま加熱すると、汚れが焦げ付いてしまったり、料理の加熱ムラができてしまう可能性があります。電子レンジの掃除は、アルカリ電解水を使って掃除する方法が簡単でおすすめです!

1.耐熱皿にキッチンペーパーを置き、ひたひたになるまでアルカリ電解水を染み込ませます。
2.レンジで2分加熱し、扉を開けずに2分放置します。
3.ゴム手袋を付けて、絞ったキッチンペーパーで庫内を拭き掃除します。

アルカリ電解水は水だけでできているため二度拭き不要で、消臭効果も期待できます。電子レンジは扉が閉まっているとつい汚れを忘れて放置してしまいがちですが、頻繁に活用する夏こそ、ぜひ掃除してみましょう!

2:洗面ボウルのくすみ、メラミンスポンジでこするのはNG

子どもがいる家にいる夏休みは、手洗いする機会も増えるかもしれません。使うたびに石鹸カスや汚れが飛び散っていたり、洗面ボウルにこびりついた茶色いくすみがなんだか気になったりしませんか?

洗面ボウルの汚れは、水垢や石鹸カス、皮脂汚れなどが複雑に合わさったものが原因です。簡単に落とそうとメラミンスポンジでこすってしまうと、洗面台のコーティングが剥がれてしまうことも。表面に細かな傷がついて、汚れが逆に目立ってしまったり、汚れがつきやすくなってしまう可能性があるため、洗面台にメラミンスポンジを使用するのはおすすめできません。

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洗面ボウルのくすみ対策には、クエン酸スプレーを使って水垢を緩めて掃除することがポイントです。筆者宅では、洗面台にクエン酸スプレーをして5分ほど放置してから、柔らかいスポンジやくしゃっと丸めたラップでこすり洗いしています。メラミンスポンジで無理にこすらなくても、つるんとピカピカになりますよ。

3:お風呂場で見かけた黒カビ、すぐにこするのはNG

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扉のパッキンや天井、浴室の角に黒いカビを見つけたら、すぐにこすって落とそうとするのはちょっと待って! ゴシゴシこすり落とすと一見カビが無くなったように見えますが、カビはパッキンの奥にまで入り込んで見えない部分にも潜んでいる可能性があります。

こすっただけではカビの胞子をかえって広げてしまうことになるため、こすり洗いではなくカビ取り剤を使うのが正解です。カビが発生した部分とその周辺にカビ取り剤をつけて、ラップでパックするのがおすすめ。洗浄成分がパッキンの内部までしっかり浸透することで、カビを根元から撃退し、新たなカビを発生しにくくしてくれますよ。

気になるところを5分だけやってみよう!

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毎日猛烈に暑すぎて、つい家事を億劫に感じてしまいますよね。でも、汚れが緩みやすい夏だからこそ、実は短時間で汚れを落とすことが可能です。見て見ぬふりをしてしまいがちな汚れやカビも、正しい掃除方法を知っていれば、それほど複雑でハードルが高いものではなくなるはず!「気になるところを5分だけやってみよう!」と、ぜひチャレンジしていただければと思います。

筆者情報

のぞみ
シンプル志向の整理収納アドバイザー・ライター。クリンネスト1級。「暮らしもこころも かろやかに」をテーマに、ものとじぶんとゆっくり向き合える、続けやすい暮らしのちいさな仕組みを提案しています。Instagram▶@non.karoyakani

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