文・高橋あやか
平日と休日の睡眠時間はどれくらい?
※anan Beauty+ club…美容・健康・エコ好きな女性たち約100名が集まるanan Beauty+の読者組織。
まずは、平日と休日の睡眠時間はどれくらいなのか、聞いてみました。
平日
「6時間」(40歳・専門職)
「7時間」(36歳・会社員)
「8時間」(34歳・主婦)
平日の睡眠時間は、6~7時間と回答した人が特に多く、8時間という回答もちらほらありました。また、もっとも多い人は9時間でした。
私は、7時間確保できれば長いほうで、6時間しか寝れない時も多いです。人によって、適切な睡眠時間は異なるといいますが、私はもっと寝たいと思っているので、8時間くらい寝れたら理想です。
休日
「8時間」(34歳・会社員)
「9時間」(36歳・会社員)
「12時間」(36歳・自営業)
休日の睡眠時間は、7~9時間と回答した人が多く、平日と比較すると、1~2時間ほど、長く眠っているケースが多いようです。平日は十分な睡眠時間を確保するのが難しく、休日に寝だめをする人が多いということでしょうか。中には、平日は7時間ですが、休日は12時間寝るという人もいました。
睡眠の質がいいと感じるポイント
快眠のためには、時間だけでなく、質も大事ですよね。続いて、ご自分の睡眠の質はいいと思うか、聞いたところ、「YES」と回答したが36%、「NO」と回答した人が64%でした。6割以上の人は、睡眠の質に、あまり満足できていないようです。
それそれの理由を見てみましょう。
YES
「朝までぐっすり眠っているから」(32歳・会社員)
「途中で起きない。短時間寝ただけでも回復できる」(37歳・専門職)
「睡眠脳波検査をしてもらったことがあって、眠りは深いと言われたから」(32歳・専門職)
睡眠の質がいいと感じるポイントで多く挙がったのが、朝起きた時に疲労感を感じなかったり、途中で目覚めることなく、朝までぐっすり眠れたりするということでした。睡眠時間は十分でなくても、眠りの質が高まれば、体の調子もいいようですね。
NO
「眠りが浅くて、起床した時、体が重たい感じがする」(34歳・会社員)
「眠りが浅くて1~2時間に1回起きている」(31歳・主婦)
「夜中にトイレに行きたくなり、1度は目覚めてしまう。どんな枕にしても肩が凝る」(40歳・専門職)
「YES」と回答した人たちと反対に、「NO」と回答した人たちは、朝起きた時に、体が重かったり、途中で目覚めることで、眠りの浅さを感じたりしているようです。お子さんの動きで、目が覚めてしまうという人もいて、一緒に寝ている人に、睡眠の質が影響されることもありそうです。
私も時々、ぐっすり眠れなかったと感じる日がありますが、たいてい夜中に目が覚めてしまった時な気がします。6時前くらいの明け方ならまだいいのですが、3時などの真夜中に目が覚めてしまった時は、より疲労感を感じます。
睡眠の質が向上する工夫
続いて、睡眠の質を向上させるためにしていることを教えてもらいました。
「お金がかかっても寝具にはこだわる」(40歳・専門職)
「寝る直前まで食べない。パジャマを毎日替える」(34歳・主婦)
「ピローミストを使う」(32歳・会社員)
「空調や加湿器はケチらず使う」(32歳・専門職)
寝具にこだわったり、気温や湿度を調整したりと、さまざまな工夫が挙がりました。気分をリラックスさせるために、ピローミストを使ったり、アロマを炊いたりして、香りの演出をするという人も多くいました。
私は、特にこの時期、寝室の空調の使い方に気をつけています。寝る時は、暑くてエアコンをつけたいのですが、朝方になると寒くなってきて目が覚めてしまうことがあります。なので、翌朝の気温によっては、エアコンのタイマーをセットするようにしています。
ついついやっちゃう就寝前ルーティーン
毎日寝る前にしている習慣、ありますよね。続いて、普段寝る前にしていることを教えてもらいました。
「スキンケア」(36歳・自営業)
「日記を書く、次の日のやることリストをつくる」(32歳・会社員)
「ストレッチ」(36歳・会社員)
「ストレッチボールで軽く肩ををほぐす」(44歳・主婦)
肌のお手入れや、翌日に備えた準備など、さまざまなルーティーンが挙がりました。特に、ストレッチをしているという人はとても多いです。確かに、ストレッチで体をほぐしたら、リラックスできて、快眠にもつながりそうです。私は、ストレッチを習慣化できていないので、まずは数分から始めてみたいと思います。
一方で、こんな声もとても多く集まりました。
「スマホいじり」(31歳・主婦)
「ストレッチをしながらスマホで漫画を読む」(32歳・専門職)
「携帯で漫画を読みながら、眠くなってきて、そのまま寝る」(37歳・専門職)
漫画を読んだり、SNSをチェックしたりと、内容はさまざまですが、寝る前に、スマホが欠かせないという人はとても多いようです。快眠のためにはあまりよくなさそうですが、私もSNSをチェックしたり、動画を見たり、ついスマホに手が伸びてしまいます。
快適な寝室環境づくりのカギ
次に、寝室の環境で気をつけていることを教えてもらいました。
「真っ暗にして寝る」(44歳・主婦)
「遮光カーテンにして、光で目覚めないようにする」(32歳・専門職)
「空気清浄機で清潔な空間にする」(34歳・主婦)
部屋を真っ暗にして寝るというコメントが多く集まりました。さらに、朝陽で目が覚めないように、遮光カーテンを活用しているという人も多くいました。中には、遮光カーテンに加え、窓ガラスに遮光シートを貼って、完全防備をしている人も。夏は、特に朝陽が昇るのが早いので、ぐっすり眠るためには、光を遮る工夫は欠かせないかもしれませんね。
実践したら大正解だった快眠エピソード
みなさん、さまざまな快眠の工夫をしていますが、実際に、これをしたらよく眠れるようになった、逆に、やめたらよく眠れるようになったというエピソードを教えてもらいました。
「12時前に寝たときは、起床した時、頭がスッキリするような気がする」(34歳・会社員)
「寝つきの悪い日は、脚を温めてマッサージをしてから眠ると、寝つきやすくなった」(32歳・専門職)
「お酒をやめた。飲んでいた時は、ついつい夜更かしになっていたけど、今は夜更かしの理由がないので、すんなり歯磨きをして布団に入れる」(34歳・主婦)
「スマホをやめるとよく眠れる。お風呂に入るのも大事」(31歳・主婦)
「ベッドでスマホをなるべくいじらないようにしたら、寝つきがよくなった」(32歳・会社員)
さまざまな快眠エピソードが集まりましたね。早めに寝ると、睡眠時間もしっかり確保しやすいですし、快眠につながりそうです。一方、早寝ではなく、早起きを心がけると、体内時計が調整できて、よく眠れるという人もいました。
また、多くの人が就寝前のルーティーンで使用していたスマホも、やめたらよく眠れるようになったというエピソードが複数ありました。やはり、質のいい睡眠のためには、就寝前のスマホは避けたほうがいいのかもしれませんね。
眠りの質を高めて、スッキリした朝を迎えよう!
睡眠対策エピソード、いかがでしたか? 寝る前のルーティーンを1つ追加してみたり、寝室の環境づくりをちょっと意識してみたり、今日からでも始められる工夫があったのではないでしょうか。みなさんのエピソードを参考に、快眠のためにできることを、ぜひ試してみてください!
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