物語のような展開で一気に燃え上がる情熱的な恋に憧れる人は多いもの。今回、読者から寄せられた実例をもとに、心理学者の内藤誼人さんに恋が燃え上がる理由と、燃え上がるあまりに盲目的になってしまったときの対処法を伺いました。
年齢差に負けない恋ならホンモノかも。
年齢差に負けない恋ならホンモノかも。

ケース・スタディー【年の離れた男】

「私の恋人はバーで知り合った15歳年下の男子。最初は単なる可愛い男の子として見ていたけれど、熱烈なアタックを受けてほだされる形に。同年代の男性と違って素直に甘えてくれるから、母性本能がくすぐられまくり。若い女性はたくさんいるのに私を選んでくれたことも嬉しくて、いつのまにか夢中です。付き合って1年。私の年齢のこともあって彼は早く結婚しようと言ってくれるけれど、突き進んで大丈夫かな?」(38歳・代理店)

なぜ燃える?

晩婚化が進む中で年齢差カップルが増えており、女性が極端に年上のパターンもしばしば。その理由として挙げられるのが、年下男子とは張り合うことが少なくてラクという声や、多少不満があっても年下だと可愛く思えるという意見。とはいえ、心理学上では年齢差が恋を盛り上げるという裏付けはないのだとか。

「むしろ、年齢差がありすぎるとうまくいかないというデータのほうが多くあります」

彼女の場合、注目すべきはバーで知り合ったという点。お酒が入る状況が年齢差というギャップをカバーし、恋を盛り上げたという面も。

「“ビア・ゴーグル現象”といって、お酒を飲むと色メガネをつけて見るのと同じように相手の魅力を高く評価してしまうことがあるのです」

ただ、1年もお付き合いをしているのであれば、酔っていない状態で冷静に相手を見ることもできているはず。

「お酒の後押しがなくてもお互いに気が合っているのなら、諦める必要はありません。彼のプロポーズを受けてご結婚されてもいいと思いますよ」

対処法

この恋愛で心配されるのは、年上女性がヤキモチを焼いてしまい相手が心理的負担を感じるパターン。嫉妬をしない方法はないけれど、愛されているのは自分だけ、と信じて考えすぎないことが長く上手に付き合うコツ。

ないとう・よしひと 心理学者、立正大学客員教授。社会心理学をベースに、恋愛などで役立つ心理術を提案。企業へのコンサルティングを行うほか、『ワルの恋愛術』(河出文庫)など著書も多数。

※『anan』2016年2月3日号より。イラスト・死後くん 文・真島絵麻里

(by anan編集部)

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