夏季限定メニューも! 【京都】ライター厳選、絶品ひんやり“うどん”6選

フード
2024.07.17
気軽に楽しめるランチの選択肢として、京都人も観光客も重宝するのが麺。昔から愛され続ける柔らか麺のうどんや、新進気鋭の手打ち蕎麦、中華やエスニックとさまざまなジャンルの麺が揃い、好みに合わせて選べるのがうれしい。

「夏季限定」のメニューも多々登場し、この時期ならではの味を堪能できる。盆地特有の蒸し暑さが強烈な京都の夏。ひと口すすれば涼しさがスーッと体中をめぐるひんやり麺でパワーチャージして、午後からも存分に遊び尽くそう。

ここでは、京の「夏の麺」から“うどん”をご紹介。セレクトしてくれたのは、京都在住歴30年以上の酒食系ライター・泡☆盛子さんです。

【うどん】老舗の夏限定メニューからスパイス系うどんまで多種多様。

7種の季節野菜となめらか熟成麺に舌鼓。

うどん

一麦七菜(いちばくななさい)/紫野
冷がけ七菜¥1,100(夏季限定)
大徳寺の近くにあるうどん専門店。1週間寝かせた自家製麺は柔らかさの中にもコシがあり、するりと快く喉を通る。具は鷹峯とうがらしや賀茂なすなど旬の野菜の揚げ浸し。黄金色の滋味豊かな出汁も余さず味わいたい。北区紫野下若草町32‐3 TEL:075・431・4970 11:30~14:45入店、17:00~20:00入店 火曜、第2・4・5水曜休 www.facebook.com/ichibakunanasai

エッジが立った冷え冷えの麺に感激。

うどん

汁流(ちゅるる)/御幸町松原
ゴボウ天ざるのちゅるる¥950
むっちりとした弾力のあるさぬきうどんに、上質な素材でとった京都風の香り豊かな出汁を合わせたオリジナルスタイルが好評。氷水でしっかり冷やした麺は最後までひんやり感をキープ。ボリュームたっぷりのゴボウ天はそのままでも、出汁のきいたつけつゆにつけるもお好みで。下京区石不動之町695‐2F TEL:なし 11:00~14:00LO 、17:00 ~19:30LO 火・木曜休 Instagram:chururu.kyoto

ふわもちな京うどんとカレー&出汁が好相性。

うどん

おかる/祇園
冷やしカレーうどん¥1,160(夏季限定)
創業約100年の麺処。豊富な品揃えの中でも、カレーうどんはチーズカツ、きつねなど10種以上が揃う人気メニュー。夏だけ味わえる“冷やし”は出汁の風味を活かしつつやや辛めに仕上げたルゥが特徴的で、牛肉と青ネギがたっぷりとトッピングされている。東山区八坂新地富永町132 TEL:075・541・1001 11:00~15:00、17:00~翌2:00(金・土曜~翌2:30) 日曜夜休、ほか不定休

大きなお揚げがのったぶっかけうどん。

うどん

めん房 やまもと/新町四条
冷しきつね¥800
自店で削ったカツオ節などを使う出汁のおいしさに定評があるオフィス街の人気店。ふわりと優しい口当たりのうどんに甘辛く炊いた大きなお揚げを豪快にのせた冷しきつねは、シンプルながら食べ飽きない。ワサビを少しずつ加えて“味変”するのもおすすめ。中京区観音堂町473 TEL:075・255・0856 11:00~19:30LO(土曜~14:00LO、売り切れ次第終了) 日・祝日、第2・3・5土曜休 menbo-yamamoto.biz

スパイスや燻製が香る唯一無二のうどん。

うどん

UDON MAIN/祇園
ペッパー燻製鯖うどん¥1,340
うどんとスパイスを愛する店主が双方を掛け合わせた独創的なうどんを考案。複数の昆布や節を用いる出汁と喉ごしのいい氷見うどんに、鯖の燻製とスパイスを合わせたほぐし身、グリーンペッパーなどで、重層的な味わいに。味の変化を楽しんで。東山区西之町201‐1 TEL:080・4561・5100 10:30~14:30LO、17:00~21:00LO(日曜~19:00LO) 火曜休、ほか不定休 Instagram:udon_main

夏しか味わえない細めのツルツルうどん。

うどん

権太呂 四条本店/麩屋町四条
ちらし(ささめ)¥1,700(夏季限定)
岡崎や金閣寺近くにも支店をもつ老舗。うどんや蕎麦、丼、名物のうどんすき(鍋)に加え、夏季のみ、通常のうどんの半分の細さで食感が快い「ささめうどん」が登場する。ちらしは、鶏肉の照り焼きや錦糸卵、甘く煮た椎茸、海苔などを散らした食べごたえのある一品。冷たい出汁をよく絡めてどうぞ。中京区麩屋町通四条上ル TEL:075・221・5810 11:00~21:00LO 水曜休 gontaro.co.jp/

セレクト、取材&文 泡☆盛子
沖縄出身で京都在住歴30年以上の酒食系ライター。美食の都に住み体重が50kg近く増えたのが自慢。夏は仕事終わりに凍ったジョッキで生ビールを飲むのが一番の楽しみ。

※『anan』2024年7月17日号より。写真・桑名晴香

(by anan編集部)

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