毎日の食事で簡単ケア。ちょい足しおにぎりのすすめ。
「免疫力を上げるためには、腸を整え、良質な睡眠を取り、体を温めて巡らせ、免疫細胞の働きを抑えるストレスをケアして心を緩める、この4つの要素にアプローチすることが大切です。食生活を改善することは必須ですが、何品もおかずを作るのが大変な人にも続けやすいのが、具材をちょい足ししたおにぎり。おにぎりなら、おかずもご飯も一緒に食べられて、手軽なお弁当みたいなものだし、糖質単体で食べないので、血糖値の急上昇が防げるのもメリット。たとえば、水溶性食物繊維が摂れるもち麦やとろろ昆布、発酵食品のみそをおにぎりに加えるだけで、腸活にいいおにぎりが完成。時間がない朝や昼にもおすすめです」(石松さん)
【緊張を緩める】じゃこせり菜めしおにぎり
ビタミンDを含むしらすで免疫力を高めて、香りのいいせりでリラックスを。
<材料(1個分)>
温かいご飯(少しかために炊く)…120g、せり…30g、塩…ひとつまみ、しらす…小さじ1
<作り方>
1、せりはさっと色よく茹でて水気を絞り、細かく刻んで塩をまぶす。
2、ご飯に1を混ぜ込んで三角に握り、上にしらすをトッピングする。
【腸活】とろろ昆布のもち麦おにぎり
水溶性食物繊維が豊富なもち麦ととろろ昆布、発酵食品のみそが摂れる腸活おにぎり。
<材料(1個分)>
温かいもち麦ご飯(白米2合にもち麦100gを入れて炊飯)…120g、みそ…小さじ1/2、とろろ昆布…適量
<作り方>
1、手のひらに半量のご飯をのせ、中央にみそをのせる。残りのご飯をのせて、三角に握る。
2、とろろ昆布で表面をふんわり包み、上にみそ適量(分量外)をトッピングする。
【ぐっすり快眠】ごまおかかおにぎり
睡眠ホルモン・メラトニンの材料となるかつお節と白ごまで、快眠サイクルを整える。
<材料(1個分)>
温かいご飯…120g、白ごま…小さじ1、醤油…小さじ1/2、かつお節…適量
<作り方>
1、ご飯に白ごまと醤油を混ぜ込む。
2、1を三角に握る。
3、表面にかつお節をまぶす。
【巡らせアップ】たまご焼き入り寿司おにぎり
卵のタンパク質で筋肉をキープし、低体温を防止。温めて巡らせる酢の効果が血行促進に。
<材料(2個分)>
炊きたてのご飯…240g、寿司酢(市販品)…大さじ2、油…適量、A[卵…1個、砂糖…小さじ1、酒…小さじ1/2、塩…ひとつまみ]
<作り方>
1、ボウルにご飯と寿司酢を入れて、しゃもじで切るように混ぜ合わせる。
2、別のボウルにAを入れ、よく混ぜる。
3、フライパンに油を入れて中火で熱し、2を流し入れ、菜箸で大きくかき混ぜながら火を通す。炒り卵のように細かくしなくてよい。卵が固まったらボウルに取り出し、粗熱を取る。
4、1に3を入れてざっくりと混ぜ合わせて2等分し、それぞれ三角に握る。
石松佑梨さん 管理栄養士。プロアスリートの専属管理栄養士経験を活かしたパーソナル食トレを発信。免疫力アップをテーマにした、ちょい足しおにぎりレシピを考案。
※『anan』2023年3月29日号より。写真・中垣美沙 スタイリスト・宮田桃子 取材、文・岡井美絹子
(by anan編集部)