文・三谷真美 PR・カルピス
意外と知らない「発酵食品」の魅力とは？
そもそも「発酵」とは、食べ物に含まれている栄養素を菌が分解して新しい栄養素を生み出す過程のこと。栄養価が高まったり香りが良くなったりするだけでなく、発酵した食品は消化吸収されやすく、腸内環境を整えてくれる効果もあるんです。発酵作用のある代表的な菌には、乳酸菌、麹菌、酢酸菌、酵母菌、納豆菌などがあり、「カルピス」は乳酸菌と酵母菌の力を借りて作られた発酵食品なんです。
「カルピス」は2回の発酵を重ねている珍しい発酵飲料
私たちが飲んでいる「カルピス」は、実は乳酸菌と酵母菌のそれぞれの働きを活かすため、2段階の発酵を重ねて作られています。それにより味や香りが豊かで、体にも嬉しい「カルピス」が生まれるのです。
また、「カルピス」は来年で100周年。その間ずっと「カルピス」の一部を発酵の種としてとっておき、タンクに継ぎ足しながら次の発酵へとつなげる「連醸方式」をしてきたので、同じ菌がずっと受け継がれています。菌は小さいけれど、れっきとした生き物。「カルピス」の工場では細心の注意を払って温度や香りを見極め、日々管理しています。
そんな「カルピス」が、ユニークな発酵食品がある3つの地域とコラボレーションして、限定ドリンク「カルピス®︎＋発酵BLEND」を販売しました。
３つの発酵食品とコラボした「カルピス®︎＋発酵BLEND」とは？
去年から始まった発酵BLENDシリーズで、今回は三河の八丁味噌、滋賀の鮒ずしの飯(ふなずしのいい)、沖縄のもろみ酢とコラボし、ご当地オリジナル「カルピス」「カルピス®︎＋発酵BLEND」を期間限定で販売。
それぞれの発酵文化のにない手たちとトークセッションを実施しながら完成した「カルピス®︎＋発酵BLEND」について、監修を務めた発酵マイスターの菜月さんに教えてもらいました。
「私は発酵食品が大好きで、日本各地を旅しながら発酵の職人さんたちといろんな話をするんです。アサヒ飲料さんに『地域の発酵食品に光を当てて一緒に発酵を伝えていきたい』というお話をいただき、今までの旅で出会った発酵食品の中から『カルピス』とコラボする食品を選びました」
日本に数多くある発酵食品の中から、3つを選んだ理由を聞いてみました。
三河の八丁味噌
「八丁味噌は古くから日本が誇る発酵食品なので、そんな歴史をもっと広めたいと思ったんです。ビターチョコレートのような味がするので、デザート感覚で飲めるようにアレンジしました。ナッツやマシュマロの食感も楽しめます。
お味噌の香りはリラックス効果があると言われているので、ホッとしたい時に飲んで欲しいです」
滋賀の鮒ずしの飯(ふなずしのいい)
「一番驚かれるのはこちら。鮒ずしの飯とはお米を発酵させたもので、地元の人達は風邪を引いたときにお湯で溶いて飲んだり、妊娠中の栄養補給に食べることが多いんです。
そんなスーパーフードである鮒ずしの飯を苦手に思っている子供が多く、チャレンジする気持ちで選びました。その結果、子供達が『美味しい』『これなら食べられる』と言ってくれてすごく嬉しかったです」
沖縄のもろみ酢
「沖縄の女性はとにかくみなさんパワフル。90歳のおばあちゃんも元気いっぱいで、あったかい愛に溢れています。その女性のエネルギーの秘訣を探ってみたら、泡盛を作る黒麹菌(くろこうじきん)だと分かりました。
黒麹菌は一年を通して気温が高い沖縄で元気に発酵することのできる強い菌なので、泡盛を作る過程でできるノンアルコールのもろみ酢とコラボすることにしたんです」
日本の誇るべき発酵文化を「カルピス」が盛り上げる！
次に、「発酵文化を盛り上げたい！」というアサヒ飲料株式会社のマーケティング本部課長・荒川浩一さんに「カルピス®︎＋発酵BLEND」の誕生秘話を教えてもらいました。
「来年でちょうど100周年になる『カルピス』。いま一度、発酵によって作られているという原点に立ち返ろうと思いました。
そこで、日本の発酵食品とコラボすることで、『カルピス』の魅力や日本伝統の発酵文化、さらには“発酵”の魅力を皆様に知っていただこうと「カルピス®︎＋発酵BLEND」を企画しました。
今年の8月、実際に各地でコラボドリンクを販売したところ、現地の方々が喜んでくれたのが嬉しかったです。
今回は、「カルピス®︎＋発酵BLEND」の集大成として、各地のコラボドリンクを楽しめる「カルピス®︎＋発酵BLEND@東京日本橋」を9月13日〜17日まで開催しました。
たくさんの方にご来場いただき楽しんでもらえたので、これからも日本各地の魅力的な発酵食品とコラボし、日本の文化である発酵を、もっと身近に美味しく感じて欲しいです」
今後も「カルピス」は、発酵食品同士のコラボで生まれる新しい味を紹介していく予定だそう。世界から注目される、日本の誇るべき発酵文化をもっと盛り上げてくれそうです！
