取材、文・二俣愛子
【韓国美容レポ】大人気の美容皮膚科「ダブルM」で最新の美容施術を受けてみた
こんにちは。韓国在住の編集ライター、二俣愛子です。
みなさん、今SNSで爆発的な話題を集めて、日本人が押し寄せている韓国のクリニックをご存知でしょうか?
その名も「ダブルM」。
もともとアトピー性皮膚炎や敏感肌の専門皮膚科として、「家族に施す治療」をテーマに掲げているクリニック。韓国語の表記ではミン代表院長先生のお名前を取って「ミン&ミン医院」が正式の名前です。
日本の美容インフルエンサーがこぞって訪れているということで、韓国でも話題に。そこで人気の施術を受けに行ってみたので、レポします。いや~痛かった。
シルファーム・ジュべルック・リジュラン全部打ち!
ダブルMの人気施術は「シルファーム」「ジュべルック」「リジュラン」の3つ。というわけで、全部やってきました(笑)。
シルファーム
「シルファーム」は、ポテンツァと比較されることが多いマイクロニードル高周波治療機器のことで、ポテンツァよりも針が細くもやっとした肝斑治療などに向いている施術。ほかにもニキビ跡、毛穴の開き、目の下のたるみなどを改善する効果があるとか。
実は、もともとここのクリニックで実施している「シミ注射」(シミの根源を破壊して再発が少ないというものらしい)が気になっていたのですが、カウンセリングで相談すると、私の肌の場合はボヤっとしたシミが多いので、シルファームX(シミモード)を3回打つ方が効果的とのことで、シミ注射予定をシルファームに変更。
ジュべルック
そして、もっとも気になっていたのが毛穴がなくなる!? と噂の「ジュべルック(Juvelook)」。ヒアルロン酸とPDLLA(ポリ乳酸)という2つの成分を組み合わせた薬剤のことで、手打ちの注射で皮膚の表面に注入していくというもの。肌の凹凸や毛穴の開きの改善、シワを薄くする効果が期待できるというもの。
特に最近「毛穴がキュッと引き締まり見えなくなった」というSNS投稿が続出していたので、これはやるしかないですよね。というわけで1ミリの迷いもなく選択。
リジュラン
さらに、もともとやる予定ではなかったリジュランですが、カウンセラーの室長さんに「目元に打つリジュランアイやったほうがいいですよ。年齢は目もとに出ますからね…」と言われ「お願いします!」と両手をついて即答。
また、ここは局所麻酔が無料でつけられるということでお願いしました。
まずはクリーム麻酔→局所麻酔へ
まずはお決まりのクリーム麻酔。専用のベッドで塗ってもらいラップをかけて15分ほど専用のスペースで待機。思ったよりもすぐに呼ばれました。
施術台に横たわると、まずはぶっとい注射が登場。「麻酔を打ちますよー」という先生の淡々とした声を耳にしながらブスブスっと刺されていきます。おでこの中央、おでこの際、頬、アゴと打ってもらうのですが、地味に痛い。ここまでは全然我慢できました。
激痛で涙が耳に溜まった! リジュランアイ
局所麻酔を打ったあとは、時間を置かずにすぐリジュランアイを打ちました。注射針は、頬などに打つものよりも細いのですが、1回の注入量が多いようで「ちょっと痛いですよー」とのこと。
目の下から始まり、こめかみ全体、さらに目頭に打っていきます。「私の目、大丈夫か?」と、ちょっと不安になるくらいかなりギリギリのところまで攻めて注入。
これがまた過去最高の激痛で、自然と涙が滝のように(というのは言い過ぎですが)溢れてきて、ついには耳穴に溜まる始末。
「先生よ、これは“ちょっと痛い”レベルじゃないのだが」と、心の中で叫びながら施術前に渡されたぬいぐるみの形が変わるくらい握りしめました。
注入していた時間は、5分もなかったと思いますが、結構な痛さでした。
毛穴よ、なくなれ! ジュべルック
リジュランアイの洗礼を受けたあとは、ジュべルック。
このころには麻酔が効いてきたのもあるのか、リジュランが痛すぎたからか、正直あまり痛みを感じませんでした。上の写真は、リジュランの衝撃をあとひきながら、震える手で必死にスマホを向けて撮影した姿(笑)。
口コミではジュべルックも激痛ということだったのですが、今回は3.3cc(通常の半分の量だそう)で頬周りだけだったので短時間で済んだというのも痛みを感じにくかった原因かもしれません。
もはや優しい痛み! シルファームX
マイクロニードルの高周波というと「ポテンツァのあの痛み、再びか!?」と構えていたのですが、針はポテンツァよりも細く、注入のスピードも優しいシルファームXは、全然痛くありませんでした。
まったく痛くないということはないですが、リジュランアイがレベル5だったらこちらは1くらい。麻酔がちゃんと効いていたのかもしれないですね。
【Before・After】効果を一番感じたのは、1週間後
リジュランの効果は?
目元に打ったリジュランアイは、次の日には目元がかなりふっくらとして若々しい印象になり、周りからも目元が変わったと言われるように。
その後は、徐々に浸透してきて1週間半後には疲れてクマのあった目元も落ち着いたような感じ。
小じわについては、少し薄くなったかもというレベル。ただ、目の下にぷっくらと出ていた脂肪が以前より気にならなくなったのは嬉しい変化でした。
リピするかどうかは、あの痛みと効果を考えると、しばらくはいいかなというジャッジ。
ジュべルックの効果は?
ジュべルックによる毛穴の開きの改善については、毛穴が開いている部分の面積が小さくなったのを5日目ごろから実感。今回、半量での施術だったので、次は全量にしてリピ予定です。何度か打つとより効果があるということ。
シルファームの効果は?
今回、一番効果を感じたのは、シルファームX。カウンセリングでも「1回で効果が感じられますよ」と言われていたとおり、肌のトーンがぐっとあがったのと、もやもやと全体的に浮き上がってきていたシミが薄くなりました。これは1週間くらい経ってから実感。鏡を見るたび、「あれ、肌色均一だな」と思うように。
シルファームXはピコレーザーの5倍シミに有効だそう。ピコレーザーのようにシミが濃くなり浮き上がって取れるものではないので、わかりやすいような効果は実感できないのですが、シルファームはダウンタイムはほぼなし。ポテンツァのときのような赤みも出ませんでした。シルファームは3回ほど打つとよいということで、こちらもリピしてみようと思います。
満足度が高かった! 話題の施術3つ、リピするのは?
確実に「肌がよくなった」と言える今回の施術。さらに回数を重ねると効果的ということでジュべルック、シルファームXはリピ決定。
リジュランは、以前マイクロニードルで顔全体に施術をしたときにはあまり高い効果は感じられなかったのですが、手打ちだと違うという声もあるので、次回、頬周りを中心に打つ手打ちタイプにもトライしてみたいと思いました。
激痛らしいですが、睡眠麻酔で施術してもらえるクリニックもあるので、そちらでトライしてみようかなと計画中です。
みなさんも韓国にいらっしゃる際は、ぜひ試してみてくださいね。
ショップインフォメーション
ダブルM(ミン&ミン医院)
住所:ソウル特別市 江南区 江南大路406 グラスタワー1501号
(서울특별시 강남구 강남대로406 글라스타워1501호)
営業時間:10:00~19:00(土日9:30~14:00)
<筆者情報>
二俣愛子
韓国・ソウルを拠点に、雑誌やWEBメディアでライターとして活躍中。コスメからグルメまで最新の韓国事情をインスタグラムでもお届け。ジュエリーショップ「owol.」(@owol__official)のディレクターも務める