野外フェスでのセルフメイクは “落ちないテク”を総動員します。
「この仕事を始めてからメイクをしていただく機会が増えたんですが、違う自分になれる感覚がすごく楽しくて。好きなブランドはアイシャドウならADDICTIONやSUQQU、リップは発色が良くて唇が荒れにくいエチュードハウスがお気に入り。YouTubeやSNSを幅広くチェックして、いいものを探し出すのが好きなんです」
キュートな顔立ちに映えるポップなメイクはもちろん、モード系のクールなメイクにも興味あり。特に予定がない日もメイクはマストだそう。
「お休みの日は冒険した色を使えるから、動画を真似しながら自分に似合う塗り方やバランスを研究しています。フェスなどはセルフメイクで出ることが多いのですが、重要なのはとにかく汗に強いこと。アイライナーコートや透明マスカラで上からコーティングしたり、フィックススプレーをかけたりしてメイクのキープ力を高めています。ただ、ファンデは何をしてもヨレるので、コンシーラーとお粉だけで仕上げるほうが崩れても目立ちにくいという結論に達しました。少しでも遠くの人に光が届くように、キラキラのアイテムを目元に使うこともフェスメイクのポイント。今日はディオールのラメ入りシャドウで囲んでみました。ライブの時はこの上から大粒のグリッターを重ねることもあるし、ラインも3倍くらい強調します(笑)。メイクって個性がすごく出るし、ファンの方から“あのメイクが可愛かったよ”と言っていただけることも。これからもカラーライナーやカラーマスカラのような旬のアイテムを取り入れながら、いろんなメイクに挑戦していきたいです!」
ポーチの中、見せてください!
クラランスのフィックスミストやヒロインメイクのマスカラなどが入ったポーチはセルフメイクの日に。普段はリップとお直し用のフェイスカラーのみ携帯。
Makeup Point
「Aはアナスタシアのサロンで眉を整えた時に購入。眉が下がってくるとバランスが悪くなるので、これで毛流れを整えてキープします。Bはアイライナーが乾いてから重ねることで持ちがアップ。パンダ目にならないので助かります。Cは舞台の仕事をした時に初めて使って大感動。 少しツヤツヤしているのでマットになりすぎないし、ブラシでつけると全く崩れない! ライブだけでなく普段から使っていますが、全然減らなくてコスパも最強」
A眉一本一本をコーティングし、ふんわりした立体感をキープ。アナスタシア ミアレ クリアブロウジェル ¥3,300(アナスタシア ミアレ TEL 06 ・6376・5599) B手持ちのライナーがウォータープルーフに。メイクキープアイライナーコートN ¥770 (エリザベス TEL 03・3262・4061) C 寝る前にも使えるパウダー。ステージのプロも愛用。チャコット・コスメティクス フィニッシングパウダーモイスト771(パフ別売り)¥1,980(チャコット TEL 0120・155・653)
Sakura’s Beauty Rule
1. スキンケアは優しいピーリングを愛用。
「数年前から〈タカミスキンピール〉を毎日使っています。私は肌がかなり敏感なのですが、これはピーリングなのに全然ヒリヒリしないんです。週1で同ラインのパックも使用中。おかげで肌の調子がすごくいい感じ♡」
2. プロテインは1日2杯。
「体重のキロ数と同じグラム数のプロテインが必要と聞き、朝晩飲むのが日課に。〈ブレインスリープ〉のココアに〈ウマテイン〉のココア味と〈イージーファイバー〉を混ぜるのが定番で、よく眠れるうえに髪や爪にも◎」
3. 血液検査で不足する栄養素をチェック。
「皮膚科で定期的に血液検査をしており、私は亜鉛と鉄分がすごく不足しているそう。食事で足りない分はサプリで補給していますが、高いコスメを使うより皮膚科にマメに通うほうが美肌や健康の近道な気がします」
ふじわら・さくら
1995年12月30日生まれ、福岡県出身。2015年にメジャーデビューし、俳優としても活躍。9/1に配信シングル「mother」をリリース。9/20には日比谷野外大音楽堂にて「藤原さくら 野外音楽会 2021」を開催予定。
※anan 2021年9月8日号より 写真・小笠原真紀 取材、文・真島絵麻里