文/森岡萌絵
湿度と髪の関係
湿度が高い日は、髪の内部に水分が入り込みやすくなります。髪の構造は主にケラチンというタンパク質で構成されており、このケラチンが水分を吸収して膨張すると、髪の形状が変わってしまうとされます。
また、髪の表面を覆っているキューティクルがダメージを受けていると、水分の侵入を防ぐ能力が低下してしまう傾向が。特にパーマやカラーリングによってダメージを受けた髪は、さらに影響を受けやすくなるでしょう。湿度が高い日に髪のうねりや広がりを防ぐためには、日ごろのケアが非常に重要なのです。
ヘアケアの選び方
シャンプー、コンディショナー
シャンプーとコンディショナーは、髪質に合ったものを選ぶことが重要。乾燥してパサパサしている髪の毛も湿気をおびやすいため、保湿効果が高いものや、ダメージリペア効果がある製品を選ぶと良いでしょう。ちなみに筆者が愛用しているのは『ミヤビナ』のクレンジングミルクシリーズです。
トリートメント
定期的なトリートメントは、髪の内部に栄養を与え、ダメージを軽減する効果があります。特に、週に一度は集中ケアトリートメントを行い、髪の強度を増すことで湿気の影響を受けにくくすることができます。筆者が愛用しているのは「HIKARI TREATMENT DEEPMASK N3」です。
また、乾かす前は保湿とダメージ補習を兼ね備えたトリートメントミルクが最適。髪の補修乳液「リケラエマルジョン」を使っています。
前髪用のパウダー、シート
前髪は特に湿気や汗でペタンとなりやすいです。お出かけ先で前髪を復活させるおすすめアイテムは、前髪用のパウダーやシート。筆者は外出時に『前髪専科』の「バングリメイク ペーパー」や『リーゼ』の「サラサラ前髪復活パウダー」を持ち歩いています。
日々のケアが大切!
雨の日のうねりや広がり対策には、湿度管理と日々のヘアケアが欠かせません。正しいシャンプーやトリートメントの選び方、ヘアケアアイテムを活用することで、ジメジメとした季節でも美しい髪を保つことができます。しっかりとしたケアを続けて、毎日サラサラの髪を目指しましょう。
【参考】『PIACELABO』『OMOI.SHOP』『株式会社リトル・サイエンティスト』『株式会社ハーベス』『花王株式会社』公式サイト
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