文/永嶋恵美子
抜け毛、薄毛予防のために「避けるべき習慣」3つ
1.タイトなヘアスタイル
ポニーテールやお団子ヘアなど髪を強く引っ張るスタイルは、毛根にストレスを与え抜け毛の原因になります。さらに、長期間にわたって同じ場所で髪を強く結び続けると、その部分の毛根が弱まり薄毛のリスクが高まる可能性も。きつく結ぶポニーテールやお団子・タイトな編み込みなどは、髪に強い負担がかかるため、できるだけ避けましょう。
髪を緩めに結ぶか、ヘアバンドやシュシュを使用することで、毛根への負担を軽減できます。また髪を完全に結ばずにダウンスタイルにすることも効果的です。
2.頭皮を強く洗う
頭皮を清潔に保つことは重要ですが、強くこすり洗いするのは逆効果です。強い刺激は頭皮を傷つけ、必要な皮脂を取り除きすぎてしまうことがあります。これにより頭皮が乾燥しやすくなり、毛根が弱くなる可能性があります。
3.睡眠が不充分
睡眠不足や不規則な時間帯の睡眠は髪の健康に悪影響を及ぼすとされます。特に、髪の成長ホルモンが分泌される重要な時間と言われている22時~2時頃に睡眠をとることができない場合は、成長ホルモンの分泌が十分でないかもしれません。
薄毛対策のための効果的なヘアケア
1.ストレス管理
ストレスは抜け毛や薄毛の大きな原因の一つとされます。特に、円形脱毛症は強いストレスが原因で発症することがあります。適度な運動や趣味の時間を持つことでストレスを軽減できるといいですね。
例えば、ヨガや瞑想で心身をリラックスさせる、アロマテラピーやマッサージでストレスを緩和させるなど、楽しみながら取り組んでみてください。
円形脱毛症の対処法
円形脱毛症が発症した場合、早めに皮膚科を受診することが重要です。早期に適切な治療を受けることで、症状の悪化を防ぐことができるでしょう。また、ストレスの原因を見つけ出し、それを取り除く努力も必要です。
予防策
ストレスを溜め込まないように、日常的にリラックスする時間を確保することが大切です。適度な運動や趣味の時間、友人や家族との交流などを通じて心身のバランスを保ちましょう。
2.髪を強く引っ張らないためのとかし方
髪を強く引っ張らないようにするためには、ブラッシングの方法が重要です。特に、濡れた髪はキューティクルが開いておりダメージを受けやすい状態なので、力加減に注意しましょう。
ブラシの選び方
目の粗いコームやブラシを使用することで髪への負担を減らせます。
ブラッシングの方法
毛先から根元に向かって少しずつ丁寧にとかしましょう。特に、絡まりやすい部分は無理に引っ張らず、ゆっくりと解いていくことが大切です。
3.髪を守るヘアスタイル
日常的に髪を強く引っ張らないスタイルを心がけることで、毛根へのストレスを軽減できます。
ゆるいまとめ髪
髪を緩めにまとめることで毛根への負担を減らせます。シュシュやヘアクリップを使って髪を優しくまとめると良いでしょう。
ダウンスタイル
髪を自然に下ろしたままにすることで、引っ張る力がかかりにくくなります。仕事中やリラックスタイムにはおすすめです。
今回ご紹介した内容を日々のルーティンにとり入れることで、健康な髪を保ち、抜け毛や薄毛のリスクを減少させることができるでしょう。ぜひ今日から始めてみてくださいね。
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筆者情報
永嶋 えみこ(Instagram@nagashiii_arrange)
Droog 美容師。サロンワークからヘアメイク・ファッションに興味があり、簡単に出来るスタイリング・ヘアアレンジを提案していきます。