やめたら美髪に近づきます! 美容師が教える「ヘアアイロンのNG行動」と正しい使い方のポイント

ビューティ
2024.06.29

文/森岡萌絵

ヘアアイロンを使用する際、避けるべきNG行動があるのをご存じでしょうか。今回は美容師の筆者が、正しいヘアアイロンの使い方と注意点、ヘアアイロン選びのポイントなどをご紹介します。

NG1.髪が濡れた状態で使用する

髪が濡れたままヘアアイロンを使用するのは、非常に危険です。加熱されたプレートにより、水分が瞬間的に蒸発し、髪が大きくダメージを受けてしまうでしょう。必ず髪を完全に乾かしてから使用するようにしてください。ドライヤーで丁寧に乾かすことで、スタイリングの持ちも良くなりますよ。

NG2.同じ部分を何度もアイロンする

同じ箇所を何度もアイロンすることも、髪に大きな負担をかけます。必要以上に高い温度で繰り返し使用すると、髪のキューティクルが壊れてしまうことも。一度で均等に熱が伝わるように、ゆっくりと滑らせるようにするのが理想です。

NG3.設定温度が高すぎる(180度以上)

高温でアイロンを使用すると髪が焼け、ダメージに繋がります。特に細い髪やダメージを受けやすい髪は、低温でスタイリングすることが大切。初めて使用する場合や新しいアイロンを購入した場合は、低温から始めて、様子を見ながら徐々に温度を上げていきましょう。

ヘアアイロンの正しい使い方

ヘアアイロンを効果的に、そして安全に使用するための正しい手順を理解することは重要です。基本的な使い方をおさらいしましょう。

©森岡萌絵
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1.ヘアアイロンの温度を適切に設定します(180度以下)。

2.髪を少量に分け取り、根元から毛先にかけてゆっくりと滑らせます。根元から引っ張りすぎないように注意し、最後にスタイリング剤を使用するのも効果的です。

3.使用後のアフターケアも忘れずに行いましょう。ヘアアイロンを使用した日の夜は、特に髪の保湿を心がけて。保湿効果の高いオイルやトリートメントを使用し、しっかりケアを行うと、次回のスタイリングも楽になりますよ。

ヘアアイロンの選び方のポイント

ヘアアイロンを選ぶ際には、いくつかの重要なポイントがあります。髪質やスタイルの好みによって適切なアイロンが異なりますので、慎重に選ぶことが大切です。

温度調整機能

温度調整機能があるヘアアイロンは、髪質に応じた使用が可能です。温度が高すぎると髪がダメージを受けるため、細かく調整できる物が好ましいでしょう。また温度が均一に伝わる物を選ぶと、ムラのない仕上がりを実現できます。

プレートの材質とサイズ

プレートの材質も重要な要素です。セラミックやチタンなどの材質は、髪の滑りを良くし、ダメージを軽減してくれるとされます。また、プレートのサイズもチェックポイント。髪が長い場合やボリュームがある場合は大きめのプレートが便利ですし、短髪や細い髪には小さなプレートが適しています。

持ちやすさとフィット感

©森岡萌絵

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長時間使用することを考慮すると、持ちやすさも重要です。軽量で手にフィットするデザインがおすすめ。滑りにくいグリップや360度回転するコードも便利な機能です。

ちなみに筆者が愛用しているのは『radiant』のヘアアイロンです。

ヘアアイロンを使いこなすには、NG行為を理解し、正しい選び方と使い方をマスターすることが不可欠です。これからも髪の健康を保ちながら、スタイリングを楽しんでくださいね。
【参考】『radiant』公式サイト

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