節約中でもケチりません…! 40代コスメマニアがお金をかける「優先度の高いケアアイテム」3選

ビューティ
2024.06.29

文/古賀令奈

美容に際限なくお金をかけたくなるけれど、現実には限りがあるもの。40代に入り子どもの教育費などでこれまで以上に家計の負担が大きくなった筆者は、コスメの購入時にもお金のかけ所を深く考えるようになりました。そこで今回は、筆者が選ぶ優先度の高いアイテムをご紹介します。

1:クレンジング

1:クレンジング

スキンケアでは与えるケアを重視しがちですが、肌のコンディションは落とすケアに左右されやすいもの。なかでもクレンジングは、洗浄力の高いものだと必要以上に皮脂を落としすぎてしまうおそれがあり、乾燥の原因になりやすいアイテムといえます。

逆に、洗浄力がマイルドすぎてメイク汚れをきちんと落とせなければ、毛穴に角栓がつまったり、肌のくすみや色素沈着を招いたりするおそれがあるため、適切な洗浄力を選ぶことが重要です。

快適なクレンジングのためには、洗い心地や保湿成分などにもこだわりたいところ。ここまでこだわると、どうしても価格が高くなりやすいでしょう。しかし、適切なクレンジングができていれば肌のコンディションをキープしやすくなり、与えるケアでそれほどお金をかけなくても満足できる可能性が高まると考えています。

おすすめは、その日のメイクの濃さに合わせてクレンジングを使い分けること。濃いしっかりメイクの日はバームやオイルタイプ、軽いナチュラルメイクの日はミルクやクリームタイプなどと使い分けると、適切な洗浄力で落とせて理想的な状態をキープしやすくなります。また、アイメイクを落とすためにオイルタイプを使う方は、目元はポイントメイクリムーバーで落とすようにすることも大切です。

2:シャンプー

落とすケアの重要性は、肌だけでなく髪や頭皮でも同様です。洗いすぎて頭皮や髪に必要な皮脂を落としすぎると、乾燥やパサつきの原因になることも。髪の乾燥やパサつき、クセに悩む筆者にとって、シャンプーは最も優先度の高いアイテムです。

近年は市販のシャンプーにも良質な商品が増えており、頭皮や髪にやさしいものやうるおいを残せるものが続々と開発されていますが、昔よりも価格帯が上昇傾向に。1,500円前後のシャンプーが増えており、かつてよりお金をかけるようになった方も多いのではないでしょうか。

1,500円ラインの商品は市販品としてはクオリティが高いものの、筆者の髪だと満足できる可能性が高いとはいえません。数回使う程度であれば髪のコンディションをキープできて感動するほどでも、1本使い切る頃にはバサバサに広がって手に負えなくなることも。もちろん、1本継続後でもそれなりに満足できる商品もありますが、やはりサロン専売品の愛用シャンプーを使っている時期とは髪のコンディションに差を感じます。

サロン専売品のシャンプーは市販品に比べるとかなり高く感じますが、髪の悩みが大幅に減ることを考えると、筆者には有意義な買い物といえます。

3:美容液

3:美容液

与えるケアでお金をかけるポイントは、やはり美容液。基本的に、化粧水や乳液、クリームよりも濃密なケアが叶うと考えると、どれか一つにお金をかけるなら美容液に軍配が上がります。

選ぶ商品はそのときの悩みによって異なりますが、美白やエイジングケアに効果が期待できるビタミンC誘導体やレチノール配合の美容液を選ぶことが多いです。乾燥が激しいときなら、セラミドやヒアルロン酸配合の商品も選択肢に入ります。

最新の成分が配合されたものや、美容成分が高配合のものは、高価格帯になる傾向があります。少しでも節約したい場合は、大手の化粧品会社の有名成分が配合された商品で、予算範囲内のものを狙うとよいでしょう。プチプラ品に流用されるまで時間はかかりますが、大手のメソッドを踏襲した商品なので、手堅く良質なものを使える可能性が高いと思います。

お金をかけるコスメを吟味して、コスメライフを楽しもう!

今回ご紹介したアイテムは、いずれも筆者が金欠のときでもできるだけ予算を下げたくないものばかりです。とくに、クレンジングとシャンプーは譲れないアイテム。ご自身にとってのお金のかけ所を吟味して、コスメライフを楽しんでくださいね。
©kapinon/Adobe Stock ©Peak River/Adobe Stock

筆者情報

古賀令奈
京都在住の美容ライター。日本化粧品検定特級 コスメコンシェルジュ。お悩みに寄り添ったメイク方法を中心に、さまざまな美容記事を執筆。メイクテクニックやスキンケア方法、コスメレビューなど、気になる美容情報をわかりやすく解説。

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