角 佑宇子

「もう野暮ったく見えません!」スタイリスト直伝「秋も使える格上げワンピコーデ」

2023.8.26
真夏シーズンから秋口まで長く活躍できるカットソーワンピース。動きやすくて、お手入れも簡単。何より一枚でコーディネイトが完結する手軽さが魅力ですよね。しかし、そのいっぽうで着こなしがワンパターン化、カジュアル過ぎて上品さが損なわれるというデメリットも...。そこで今回はカットソーワンピースに“コレ“をプラスすれば一気にオシャレ見えする! カットソーワンピの格上げコーデテクニックをご紹介します。

“メッシュニット”をプラス! 秋対応の上品コーデ

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形のキレイなノースリーブのカットソーワンピースは、ファストファッションで気軽に手に入るアイテム。とはいえ、どんなにシルエットが美しくても一枚で着ると、どうにもパジャマみたいな印象が拭えません。その原因はカットソーワンピースの“素材”です。使用している素材がパジャマや部屋着に使われるような生地だと、デザインのシンプルさも相まってオシャレ要素がなくなってしまうのです。

そこでプラスしたいのが編み目の粗いメッシュニット。素肌が透けて見えれば夏に重ね着をしてもそんなに暑苦しい印象にはなりません。メッシュ素材という複雑なデザインがカットソーワンピースに加わることで、コーデ全体に程よい厚みと立体感が生まれて、ただのワンピースからオシャレなワンピースに仕上がるのです。

晩夏を迎えるこれからの時期に取り入れる場合は、オールブラックもしくはオールホワイトなど季節を問わないモノトーンで配色構成を。すると、宵が深まる秋の季節まで楽しめます。

“ジレ”をプラス! 体型カバーにも役立つ夏コーデに

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半袖、Iラインシルエットのカットソーワンピースをお持ちの方は、ジレをプラスすると一気にコーデが格上げされます。ジレはミドル丈、ややオーバーサイズのものを合わせるとコーデが今っぽいシルエットに。トレンドを意識するならツイード(もしくはサマーツイード)素材のジレを取り入れると手っ取り早く旬なオシャレコーデが完成!

カットソーワンピースは薄くて柔らかい素材なので、一枚で着るとのっぺりと間延びした印象になりやすいです。なので、メッシュニットと同じく、コーデに立体感が生まれるジレをプラスするとカットソーワンピースの野暮ったさが軽減されます。

バケットハットや厚底サンダルなど、トレンドの夏小物を加えればより完成度の高い着こなしへと昇華されます。

一枚だと単調に見える服こそ重ね着を楽しむ

暑いからこそ一枚で着られるワンピースへの需要が高まるのはもっともです。しかし、やはり楽ちんさを追求し過ぎると、オシャレな着こなしからほど遠くなってしまいます。もちろん、猛暑日に重ね着は難しいかもしれませんが、カットソーワンピースでもオシャレさを損いたくない! そんな時は、今回ご紹介したようなアイテムをプラスしてみてくださいね。