角 佑宇子

細見え、華奢見えが叶う! スタイリストが教える「大人Tシャツの選び方」3選

2022.8.13
薄着の季節は体型にごまかしがきかない分、アイテム選びは慎重に。とくにTシャツは袖、襟、Tシャツのカッティング(シルエット)によってご自身の体型に合う、合わないが大きく分かれます。そこで今回は、よくある体型のお悩み3タイプ別におすすめのTシャツデザインをご紹介します。

【バストのせいで太ってみえる】タックスリーブTシャツ

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バストが大きい方はTシャツを着るとバストのせいで全体が太って見えるのがお悩みではありませんか? そのためTシャツを上手に着こなすには、バストをコンパクトかつスッキリ見せる必要があります。おすすめのアイテムはタックスリーブTシャツ。タックスリーブとは袖まわりにタック(折り込み処理)がほどこされたデザインのTシャツです。

タックが入るとバストラインに立体感が生まれるので、肉感を拾わずに上半身をすっきりと見せることができます。横から見てもバージスライン(バストと体の境目)が目立たないため、バストボリュームを感じさせません。

【肩幅が広くて、いかつく見える】ドレープTシャツ

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肩幅が広い方にとって永遠の悩みの種であるTシャツコーデ。やはり、着こなしを工夫する以上にどんなTシャツを選ぶかにかかっています。とはいえ、実は意外と簡単な解決策がありまして。肩幅広めさんは、ボートネック Tシャツを選べばまず失敗をしないでしょう。鎖骨ラインと並行した横長の襟ぐりは肩幅の広ささえ目立たなくさせます。

シンプルにボートネックのTシャツでもOKですが、とくにおすすめなのがドレーピングTシャツですね。ドレープは胸元あたりの服地がヒダのように折り重なってたるんでいるデザインを指します。この流れるようなドレーピングがあることで、肩幅はいっそうコンパクトに見えるはず。

【上半身のムチっと感をなくしたい】キモノスリーブTシャツ

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最後にご紹介するのは、上半身全体をしっかりカバーしたい! という方におすすめのキモノスリーブTシャツ。キモノスリーブという言葉はあまり聞きなれないかもしれませんが、袖の縫い目がないデザインTシャツのこと全般を指します。見た目はドルマンスリーブに似ていますね。袖と身頃に縫い目がないデザインというのは、脇の下からバスト・脇肉の境界線を曖昧に見せてくれるのです。

そのため、二の腕が太い、脇肉がある、バストラインが気になるといったお悩みをしれっとカバーしてくれます。さらに加えて、ネックラインはスクエアネック(もしくはボートネック・キーネック)など鎖骨をキレイに見せてくれるデザインを選ぶと良いでしょう。

Tシャツが似合わないのではなく、似合うTシャツを探す

Tシャツは本当に奥深く、素材の質感や服の厚み、袖や襟のデザインなどディティールの違いによって印象が180度変わります。前に身につけた Tシャツが似合わなくても、別のTシャツでは驚くほど美しく見える…なんていうケースも少なくありませんので、ぜひこの夏はTシャツ選びにこだわってみてくださいね!