お水代わりに…! 美容やダイエットにもいい「炭酸水の秘密」
ミネラルウォーターのように飲まれている炭酸水
海外では、水道水を飲めないことがほとんどなので、レストランでお水をオーダーすると、日本と異なりお水もミネラルウォーターなど有料になります。これを「テーブルウォーター」というそうです。そのためオーダー時に必ず聞かれるのが「普通の水(ミネラルウォーター)か? 炭酸水か?」。
特にヨーロッパの国々のレストランやカフェでよく聞かれるので旅行の時に覚えておくと戸惑わず答えられて便利です! なぜなら、ヨーロッパでは昔から天然の炭酸泉が豊富で、水に炭酸が含まれている炭酸水がローマ時代から普通に飲まれていたから。そのため炭酸水はミネラルウォーターと同じくらい普及しているんです。
炭酸水は美容、ダイエットにもピッタリ!
そんな炭酸水ですが、最近では日本人も普通に飲むようになりました。私も旅をする中でテーブルウォーターとして飲み、大好きになって今では普通のお水の代わりとして炭酸水を飲んでいます。
炭酸水には実は美容や健康効果もあり、胃腸を刺激してくれるので便秘改善に役立ったり、炭酸ガスが毛細血管を刺激して血流促進や老廃物排出の手助けをしてくれたりします。また満腹効果も得られるのでダイエット中にもよさそうです!
日本の町中でも炭酸水のチョイスが広がってきた
最近、戸惑ったのが、日本でレモネードをオーダーした際に、「ミネラルウォーターにします? ガス入りにします?」と聞かれたことです。
最初はよくわからず「うん?」と思い、3秒ほど固まりましたが……これ、実はヨーロッパのレストランと同じ方式でレモネードを割るのに炭酸にするか無しか、ということだったんですよね。いや、油断してました! 大手コーヒーチェーン店でも、ペットボトルのお水をオーダーすると同様のことが聞かれるなど、日本でもこの2つのチョイスが普及してきています。
その国の特徴がつまった炭酸水のテーブルウォーターがある
ヨーロッパのレストランではその国を象徴するテーブルウォーターが当たり前にあります。フランスのペリエやイタリアのサンペレグリノ、サンベネデットなどは、日本でも有名でよく飲みますよね! 独特な硬水のまろやかさと微炭酸が特徴でミネラルも豊富です。
ボトルデザインもヨーロッパらしくポコッとしているものやカラフルなものが多くかわいいです。
日本のレストランでも日本の炭酸水を頼む日がくるかも
日本独自のお水を使用した炭酸水というのはいまだにメニューでみたことがなかったので、主にレストランでは海外のものを頼んでいましたが、新たな日本のおいしいお水を使用したテーブルウォーターが「い・ろ・は・す」より「い・ろ・は・す グラススパークリングウォーター」としてホテル・レストラン向けに発売されました!
こちらは富山県砺波の天然水を使用したヨーロッパのものとは異なる日本の軟水の炭酸水です。硬度の低いお水を使用することで日本食などのお料理にもマッチするやさしい口当たりの炭酸水になっています。飲んでみるとほどよい刺激と後味すっきりで主張しすぎない炭酸水です。
炭酸好きの私も炭酸の加減がシュワっと丁度よく、癖がなく飲みやすくて好きなお味でした! 硬水ではなく住みなれた国の軟水のお水を使用されているのも大きいですよね。
ボトルデザインは最近、テレビでも有名なデザインオフィスnendoの代表を務める佐藤オオキ氏が務め、日本らしい、しとやかな水の波紋をイメージしたシンプルなデザインとなっています。クリアボトルは透明感があって、なんとも日本らしくて、飲んだ後に花瓶などにしたくなります。
こちらはテーブルウォーターなので現段階では、レストランで飲める炭酸水です。同デザインのオリジナルグラス(写真グラス)もお店によっては楽しめるかもしれないです! 現在は『ホテル椿山荘東京』にある、そば処『無茶庵』が代表的な導入店でこの炭酸水をいただけます。
これからオリンピックに向けて海外の観光客も増え、テーブルウォーター需要は増えそうです。そんな時に日本のブランドで炭酸水のおもてなしができるのは嬉しいことです。もちろん私たちもこの流れにのり、近い将来、海外のようにレストランで炭酸水をオーダーする姿が頻繁に見られるかもしれませんね。そんな時はお料理に合わせて海外のものから日本のものまで選ぶ楽しさが増えそうです。