元カレが同じ職場に転職してきました…思わぬ再会が生んだ「社内不倫のきっかけ」【前編】

元カレが同じ職場に転職してきました…思わぬ再会が生んだ「社内不倫のきっかけ」【前編】

文・塚田牧夫 — 2023.9.22
昔の知り合いと道端でバッタリ再会するなど、驚くような偶然が起こることもあるでしょう。美弥さん(仮名・31歳)も、かつてそんな再会を果たしましたが、それがもとで大変な事態を引き起こしてしまったそう。いったい何があったのか、詳しく話を伺いました。

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元カレとの再会

偶然ではなかった…? 同じ職場に転職してきた元カレとの「仕組まれた不倫」・前編

「私は大学卒業後、旅行代理店に入社。社会人になってすぐの頃は、20代後半で結婚して子どもを産んで、余裕のある暮らしをする…というビジョンを何となく描いていました。しかし年齢を重ねるごとに、そんな上手くはいかないと実感するようになりましたね。

実際、30歳になり、しばらく彼氏のいない状況が続いていました。職場でも古株の部類に入り始め、どことなく気を遣われる存在になりつつあったんです。

そんなある日、うちの職場に転職してきた男性がいました。それがなんと、私が大学生時代に付き合っていた元カレだったのです」

順風満帆の人生に嫉妬

「彼の名は、遼太(仮名)。大学の1年生から2年生にかけて1年ほど付き合って別れました。その後、遼太は海外に長期留学。それ以来、一度も会うことはありませんでした。

遼太は留学経験を活かして英語が堪能で、仕事ができ、あっという間に社内での評価を上げていました。女性社員たちからも熱い視線を送られていましたが、彼はすでに結婚していて、小さな子どももいるそう。

まさに順風満帆の人生。私は自分と比較してしまい、ずいぶんと差ができてしまったと、落ち込んでしまうところがありました」

同僚の言葉に憤慨

「私には、親しい男性の同僚がいて、たまに二人で飲みに行くことがありました。そこで、酔った勢いで、“学生時代に遼太と付き合っていた”とポロッと言ってしまったんです。さらに、“私のほうからフッた”とも。

すると同僚が、“今じゃ立場が逆転だね”なんて笑うのです。確かにその通りではあったんですが、ズバリ言われて腹が立ちましたね。

でも、そこから異常に遼太のことを意識してしまうようになりました。仕事をしていても、気になって仕方がないのです。会話をすることがあっても、どこか緊張してぎこちなくなってしまっていました」

思いがけない告白を受けて…

「するとある日、遼太のほうから、“メシでも行こう”と言ってきました。そして、約10年ぶりに、二人きりで食事をすることに。昔の懐かしい話や、共通の友人の話などをしているうちに、私も肩の力が抜けていきました。そこで、別れたときの話題になりました。

彼は“留学したのは失恋のショックから立ち直るためだった”と言うのです。私から離れ、完全に忘れ去りたかったのだと…。

さらに彼が言いました。“実はこの会社に入ったのは偶然ではない”と。もともとうちの上司と知り合いで、会社を訪れたことがあり、そのときに私を見かけたらしいのです。そして、上司の誘いを受け、転職してきたとのことでした。

さすがに、私に会うために転職したとは思いませんでしたが、そんなロマンチックなことを言われて嬉しくなりましたね。“会いたかったんだ”と熱っぽく言われて、まるで付き合っていた頃に戻ったような気持ちになって…。その流れのままに関係を持ってしまい、不倫に堕ちてしまいました」


元カレとの社内不倫に酔いしれた女性の「人生転落」とは… 後編に続きます

“職場に転職してきた元カレと不倫に堕ちた女性”の告白をご紹介しました。
彼も結婚していなければ美談となったのかもしれませんが、状況としてそうはいきません。せっかくの再会も、後悔を生む結果となるのでしょう。

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