熱中症を介抱してもらったのがきっかけに… まさかの大恋愛に発展した「真夏の出会い」4つ

文・塚田牧夫 — 2023.7.21
夏にはすてきな出来事が起こるといったイメージを持ち、夏と“恋”を結びつける方も多いかもしれません。そこで今回は、“まさかの大恋愛に発展した真夏の出会い”というテーマで、女性たちに体験談を語ってもらいました。

夏フェスで行く先々に同じ人が…

「夏フェスで音楽ライブを見ながらはしゃいでいたら、男性と強めにぶつかってしまい、すぐに“ごめんなさい”と謝りました。次のエリアに移ったとき、たまたま隣にいたのが、さっきと同じ人。“また会いましたね”と、和やかなやり取りをしました。
しばらく時間が空いて、別のステージを見ていたときに、そこでも同じ男性と顔を合わせたんです。話してみると、音楽の趣味がメチャクチャ合って話が盛り上がり、連絡先を交換しました。そこから恋愛に発展していった経験があります」ユリ(仮名)/28歳

さまざまなステージがあるフェスで何度も会うということは、それだけ音楽の趣味も近いといえます。共通の趣味があったことで、恋愛に発展しやすかったのでしょう。

花火大会での人違いから

「数年前、地元の花火大会に友人と出かけたときのことです。出店を見ながら歩いていると、背後からポンと肩を叩かれました。振り返ると、そこには知らない男性が…。
男性の顔を見ると、“やってしまった”という表情をしていました。私は水色の浴衣を着ていたんですが、どうやら似ている浴衣を着た女性と間違えたようなのです。
男性と目が合い、妙にドキドキしていると、私の隣にいた友人が“〇〇くん?”と言いました。偶然にも二人は知り合いだったようで、“今度飲もうよ”と話をしていました。
そして後日、実際に飲みに行く約束をしたらしく、私も呼ばれて参加することに。飲み会の日からその男性を好きになり、のちに付き合うことになりました」ムギ(仮名)/26歳

浴衣はデザインが似ているものもあるため、人違いしてしまうこともあるでしょう。人違いをしたとき・されたときのドキドキ感が、まるで「吊り橋効果」のような状態を生み出したのかもしれませんね。

熱中症で倒れかけたところを

「ある夏の日、炎天下を歩いていると頭がボーッとしてきました。前日に職場の暑気払いがあって飲みすぎたので、最初は二日酔いかと思ったんですが、どうも様子が違っていて…。
熱中症になりかけていると気付き、倒れそうになりました。すると、“大丈夫ですか?”と、スーツ姿の男性が声をかけてくれたんです。木陰に連れて行ってくれたり、飲みものを買ってきてくれたりと、男性のおかげでなんとか回復。
“心配なので、何かあったら連絡してください”と連絡先を教えてもらったので、その夜にお礼の電話をしました。少し話をしていると、“いい人だな”という印象がさらに強まりました。彼に会いたい気持ちが大きくなったので、“よかったらお礼させてください”と言って食事に誘いました」ハル(仮名)/30歳

まさかの熱中症でのピンチが、運命の出会いを引き寄せたようです。大変なときに手を差し伸べてもらったことで、男性の頼りになる一面が垣間見えて、大恋愛につながったのでしょう。

かき氷屋の列に並ぼうとしたら

「どうしても行きたい人気のかき氷屋さんがあって、休みの日に一人で行ってみました。お店の前には、すでに長蛇の列が。しかも並ぼうとしたら、店員さんが駆け寄ってきて、“前に並んでいる方の分で売り切れです”と締め切られてしまいました。
すると、前にいた男性が“たまに来るので、よかったらどうぞ”と言って、順番を譲ってくれたんです。さすがに申し訳ないと思って断ろうとしていたら、前のほうの人が途中で列を抜けたので、その男性も入れることに。しばらく会話をしながら、30~40分待って入店しました。
席も隣になったので、そのまま二人で話をしていたら、彼が“近くにもおいしいかき氷屋があるよ”と教えてくれて。“よかったら一緒に行きましょう”とトントン拍子に話が進み、後日付き合うことになりました」アカリ(仮名)/28歳

炎天下で列に並ぶのは大変です。しかし、このようなすてきな出会いに恵まれるのであれば、待ってみるのも悪くないかもしれません。

“まさかの大恋愛に発展した真夏の出会い”をご紹介しました。
夏のお出かけやイベントは、恋がたくさん生まれるスポットともいえますよね。大恋愛のチャンスを掴むためにも、この夏は暑さ対策を十分にしたうえで、どこかへ出かけてみてください。

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