“妻と子どもは家にいないから”… 30代女性が「趣味友との不倫にハマった理由」【前編】

文・塚田牧夫 — 2022.8.13
夏は気分が上がり、思い切った行動をとってしまうこともあるでしょう。なかには、不倫に走ってしまうようなケースもあるようです。保奈美さん(仮名・35歳)も、夏にある共通の趣味を持つ男性と知り合い、不倫に落ちてしまったそう。いったいどんな経緯があったのか、詳しく話をうかがいました。

アジサイ園での出会い

「私は花を見るのが好きで、花のテーマパークやイベントなどによく足を運んでいました。ただ、夫はまったく興味がないため、だいたい私一人で行っていました。

3年前の6月に、ある公園にアジサイを見に行ったんですね。そこで、熱心に写真を撮っている男性を見かけました。後ろを通ったときにモニターに映った写真が見えて、思わず“キレイ”と言ったんです。

声が聞こえたようで、その男性はニコッと微笑みました。そこで2言、3言だけ話をして、その場を離れました」

ひまわり畑での再会

「8月に入り、今度はひまわりを見にひまわり畑に行きました。そのときも私一人でした。ひまわりのあいだの道を歩いていると、見覚えのある男性がいました。

6月にアジサイを見に行ったときにいた男性が、今度はひまわりを撮影していました。そこで、“どうも”と声をかけてみました。最初は気づいていないようでしたが、すぐに“あっ”と思い出してくれました。

すごく暑い日だったので、二人で飲みものを買い、近くにあった木陰のベンチに腰掛けて、少し話をしました。

男性は、高梨さん(仮名)と言い、彼の妻も花にあまり興味がなく、一人で花を見にでかけているとのことでした」

写真を見るという口実で…

「共通の趣味の話は楽しかったですね。初めてというぐらい、たくさん花の話をしました。私が、“もっと写真を見たい”とお願いして、後日食事をしたんです。

高梨さんはタブレットを持ってきてくれて、今まで撮った花の写真をいろいろと見せてくれました。そこから、お互いのプライベートの話もしましたね。

すると高梨さんが、“妻と子どもは夏休みのあいだは実家に帰っている”と言いました。家にはフィルムで撮った写真もあると言うんです。

そして、“よかったら家に来ませんか?”と誘われました。私はそれを受け入れて、高梨さんの家に行き、関係を持ってしまいました」

ひと夏の不倫の終わり

「それからも高梨さんとは連絡を取っていたんですが、なかなか予定が合わず、一緒にでかけることはありませんでした。

しばらくして高梨さんから、“明日妻が帰ってきます”とLINEが届きました。
そのときは、“どういう意味なんだろう…”と少し考えましたね。

でもきっと、“もう会えないという意味なのだろう”と思ったので、私はそのLINEには返信をしませんでした。こうして、私のひと夏限定の不倫が終わったのです」


1年越しの再会から、保奈美さんが迎えた「悲惨な結末」とは… 後編に続きます



“共通の趣味を持つ男性と不倫に落ちた女性の告白”をご紹介しました。

共通の趣味を持つ相手との会話はとても楽しいでしょう。そこから恋愛に発展することは大いにあり得ます。しかし、不倫は許されない行為。既婚者同士であれば、趣味の友だちと割り切って付き合うべきでしょう。

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