ホテルの誘いをOKしたら… 三回目のデートで彼が言い放った「衝撃の一言」【前編】

文・塚田牧夫 — 2022.2.11
仲もいいし何回か会っているのに、交際には至らない…という“微妙な関係”になることもあるでしょう。千紗さん(仮名・28歳)も、以前そんな状態に陥り、じれったい思いをした一人。そこで、千紗さんはある行動を取り、彼との関係を進展させようとしたものの、予期せぬ展開を迎えてしまったそう。今回は、千紗さんがどんな展開を迎えたのか、経緯を踏まえて教えてもらいました。

同窓会で再会

「私が25歳のときでした。中学を卒業して10周年ということで、友人たちが同窓会を企画したんですね。レストランを貸し切って、30人ぐらいが集まったかと思います。そこで、中学のころ好きだった優馬(仮名)と再会しました。

中学のころの優馬は、それほど背も高くなく、活発な悪ガキといった感じでした。不良とまではいかなかったものの、髪を茶色くしていたのでよく先生に怒られていましたね。

そのちょっとヤンチャな雰囲気が好きでした。当時は仲も良く、たぶん向こうも私を意識していたと思うんですが、交際には至らず。結局そのまま別々の高校に進みました」

「懐かしさ」が「好き」に変わった瞬間

「優馬とは高校のときに何度か会って以来だったので、7年ぶりくらいでしたね。彼は凛々しい大人の男性になっていました。車の販売の仕事をしていると言っていましたね。

そして後日、優馬から連絡があり、2人で食事をすることになったんです。場所はオシャレな個室の居酒屋で、こんなお店も知っているんだなって、成長を感じ、ちょっとお母さんのような気分にもなりました。

そこで昔話に花を咲かせたんですが、すごく楽しくて、また会いたいと思っていたんです。そうしたら、またお誘いの連絡が来ました。そのときはもう懐かしさではなく、好きという感情に変わっていましたね」

覚悟を決めて3回目のデートへ

「ただ、優馬との2回目のデートのときは、緊張してうまく話すことができませんでした。なので、もうダメかも…と諦めかけていたんです。

ところが、なんと3回目のデートのお誘いが来たんです。そのとき、“もしかしたら付き合うことができるかも”と思いました。

そこで私は3回目のデートで彼との関係を確実なものにしたいと思い、友人にいろいろと相談。彼との関係をどう進めるべきか真剣に考えました」

ホテルの誘いをOKしたら…

「友人からのアドバイスで、“ボディタッチが有効”という話を聞きました。“笑ったときにさり気なく肩を叩く”ぐらいなら、私にもできると思い、実行したんですね。

すると、その効果があったのか、帰り際、優馬の雰囲気がいつもと違ったんです。何を言うのかと思いきや…。いきなり“ホテルに行かない?”と誘われました。

正直、“急にホテルに誘うの!?”と思いました。でも、私も積極的にならなければいけないのかもと思ったんです。そこで覚悟を決めて、いざホテルへ。これで付き合うことになるんだろうなと思っていました。

ところが翌朝、彼に“好きだけど付き合いたいとは思えない”と言われたんです。“可愛いと思うけど、このままの関係でいたい”と。つまり告白する前にフラれてしまったわけです。

思わず“こんなことならホテルになんて行くんじゃなかった”と後悔しました」


その後、千紗さんを待ち受けていた「予期せぬ展開」とは…!? 後編はこちら。



“3回目のデートで彼に衝撃のひと言を言われた女性の告白”をご紹介しました。

“3回目のデートで彼と付き合いたい”という気持ちが、千紗さんに焦りをもたらしたのかもしれません。その結果、頑張って積極的になってみたところ、それが裏目に出てしまったようです。

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