「今のLINEの相手は…誰?」 妻バレした不倫カップルが迎えた【地獄すぎる結末】とは

文・並木まき — 2021.7.8
不倫の事実が家族にバレたら、大問題に発展しますよね。なかでも、妻に不倫がバレた夫のなかには、すさまじい結末を迎えた人もいるそう。今回は複雑怪奇な人間模様分析を得意とするメンタル心理カウンセラーの並木まきが、そんな不倫を体験したアヤさん(仮名)に話を聞きました。

■まさか疑われているだなんて…

「今のLINEの相手は…誰?」 妻バレした不倫カップルが迎えた【地獄すぎる結末】とは

「1年以上、既婚男性との不倫を続けていました。
彼からは『妻は俺に無関心』と聞いていて、月に何度もお泊まりデートをしたり、私との連絡もいつでもできる関係にありました。
そのため『彼の奥さんは本当に彼に無関心なんだな』と思っていました。だから、彼の奥さんから不倫を疑われているだなんて、少しも思っていなくて……。
今振り返ると、お気楽すぎたなと思います」

彼から「いつかは離婚して、一緒になろう」と言われていて、すっかりそのつもりでいたというアヤさん。しかし、そんな関係にある日突然に暗雲が立ち込めたそう。

■ある日突然電話越しに…

「あるとき、彼から普段と違う様子で電話がありました。ちょうど私が彼に旅行の計画をLINEした直後だったんですけど……。
電話の向こうからは奥さんらしき女性の声で、『LINEの先にいるんでしょ! 早く電話に出なさいよ!』という怒鳴っている声が聞こえてきました。
『これはただならぬ事態だな』と察知した私は、とりあえず黙って電話の向こうの様子を探ったのですが、そのときの電話はそれで切れてしまいました」

■あえて泳がされていた自分たち

それから1週間ほど、アヤさんは彼と連絡が取れなくなり、不安に押しつぶされそうな日々を送ったとのこと。そして1週間が過ぎた頃に、彼からLINEが届いたそう。そこには奥さんに不倫がバレたことと、奥さんから彼に届いているLINEのキャプチャがありました。

「彼からは、奥さんとのやりとりの一部始終が送られてきました。
それを要約すると、奥さんはこれまでずっと浮気を疑っていたこと、あえて泳がせていたこと、相手である私の素性をある程度つかんでいること、慰謝料を請求するつもりであることなどが書かれていたんです。
つまり奥さんは彼に関心がなかったのではなく、不倫の証拠を掴むために私たちを泳がせていただけなんだと、そのとき初めて気づきました」

彼の話によれば浮気がバレた原因は、アヤさんが送った旅行に関するLINEだったそう。妻が彼のスマホ画面を見ているタイミングで通知のポップアップが出てしまい、「今のLINEの相手は……誰?」というところから話が始まったそうです。

■妻からの逆襲が始まった日々

「その後は、もう本当に壮絶な数か月間でした。まず不倫がバレた後の彼は私をかばうことはなく、常に奥さんの味方。何度か私に電話をしてきましたが、常に横には奥さんがいて、奥さんの指示通りの言葉を私に告げているようでした。
だから、かなり汚い言葉で罵られましたし、『俺は妻を愛している。お前とは遊びだ』という言葉を何回も聞かされました。そして、慰謝料も請求されましたね」

「私は職場をやめて引っ越ししました。奥さんには『彼の目の前に二度と現れない』という旨の誓約書も書かされました。当時の私は彼との毎回のデート代も負担しており金銭的な余裕はなかったんですが、奥さんに対して申し訳ない気持ちがあったのできちんと慰謝料を払いました。
また、職場や家が奥さんに知られている以上、そのまま働き続けても嫌がらせをされるかもしれないと思ったんです。だから引っ越しして、転職もしました。
彼とは飲み会で知り合っただけなので、本当は仕事も家も関係ないんですが、奥さんにすべて知られているという事実が私にとっては怖かったんです」

彼の妻に関係を知られてから、すべてが終わるまでに要した時間はおよそ4か月。転職と転居をしてほっとひと息ついたときに「不倫のせいで全てを失ったとつくづく感じました」とアヤさんは話していました。

また、「貴重な時間を無駄にしただけでなく、お金もキャリアも全部捨てた気分です」と語っていたのが印象的でした。

言うまでもなく、不倫はしてはいけない行為。どんなに純愛だと思えても、それは不倫を正当化する理由にはならないでしょう。

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