ディズニー&ピクサー最新作が教えてくれた、今どきアラサー女性の”人生のきらめき”とは
※anan総研…20代から35歳までの女性たち約200名が集まるananの読者組織。
みんなが思う「人生のきらめき」とは？
日々を楽しく過ごすために必要不可欠な「人生のきらめき」について、アラサー世代のanan総研メンバーにアンケートを実施しました。
正直に言うと、自分は今やりたいことが見つかっていないと思いますか?
やりたいことが「見つかっていない」、「見つかっているのかがわからない」という人が半数以上いる模様。さらに「やりたいことが見つかっている」と自信を持って言えるのは約20％と、少数派という結果になりました。
今現在大きな夢や目標はないけれど、自分の人生は “そこそこ”楽しい人生だと思いますか?
やりがいのある仕事や没頭できる趣味に時間を使ったり、好きな恋人や友達と過ごしたり…。大きな不満はなく、約80％の人は、毎日を楽しく過ごせていると感じているようです。
平凡な日常にこそ、幸せを感じるほうですか?
毎日の出来事に一喜一憂していた思春期と違い、20代、30代になってくると、「人生を揺るがすような大きな幸せがほしい！」というよりも「平凡な日常の中で幸せを感じていたい」と思う女性が多いと分析できます。
ズバリ教えてください、あなたの“人生のきらめき”とは何ですか?
「頑張って働いて、働いたお金で美味しいご飯を食べることにきらめきを感じる」（26歳・会社員）
「人を応援すること。応援している相手がキラキラと輝いている姿を見るのが、とても好きです」（35歳・保健師）
「犬が寝てるところを見ると幸せを感じます」（35歳・音楽関連）
「部屋をピカピカにしたり、アイロンをかけたり、不用品を処分したり…家や自分の周りを整えると、心がトキメク」（３１歳・会社員）
「大好きな人たちと一緒の時間を過ごすこと」（32歳・会社員）
人生のきらめきは人それぞれですが、ちょっとした日常の中に楽しさや幸せを見出している人が多いことがわかりました。そこで、“人生のきらめき”について、anan総研メンバー3人にさらに詳しく聞いてみました。
「人生のきらめき」についてリアルトーク！
左から、岡田茜さん（anan総研NO.40)、浅井裕美さん（同NO.80)、拝原理恵さん（同NO.206)。働くアラサー独身女性を代表して、自分が思う「人生のきらめき」について語ってくれました。
－－大きな夢や目標はないけど、自分の人生は “そこそこ”楽しいと思っている女性が8割ほどいることについてどう思いますか？
浅井 すごくリアルな数字だよね。若い時は「こうなりたい」って夢や目標を秘めていても、大人になると実現できないことを受け止めていたりして…。でもだからって幸せじゃないわけじゃないんだよね。
拝原 そうそう。今は昔よりもいろいろな情報が手に入りやすい時代だし、自分が少し動くだけでいろんなことを始められる。でも情報が多いぶん、何をしたらいいのか迷子になっちゃったりするんだよね。
岡田 若い頃って、目の前の仕事や環境の変化に必死で、気持ち的にも時間的にも余裕がなかったけど、大人になるといろいろな意味で余裕ができてくる。だから日常の小さな喜びに気づけるようになったのかも。大きな夢というよりも、現実的な小さな目標を叶えることで幸せを感じるんだよね。
－－日常のささいな出来事に幸せを感じられるようになってきたということですね。
浅井 まさにそう！ 人に話すほどのことじゃないような、本当に些細なきらめきが集まると「幸せだな」ってしみじみ思う感じ。リモートワークになったこともあって、外に出てジョギングをしたり、人と会って話をしたり、今までだったら当たり前だと思っていたことに、きらめきを感じるようになったよ。
岡田 私はもともと旅行が好きだったんだけど、全然行けなくて。Go To トラベルキャンペーンをきっかけに、初めてひとり旅をしたの。ゆったりと流れる時間の中で神社を散策したら、紅葉がとてもきれいだったり、いろいろなことを考える時間になったり、心がすごくきらめいたんだ。
－－今までにない状況下だからこそ気づくことが増えたと？
拝原 2020年はレストランで食事する機会がすごく減ってしまったから、今は「また外食するようになったら感動するんだろうなぁ」って、未来の食事にきらめきを期待してるんだ（笑）。すごく美味しい赤身のステーキを食べるのが楽しみなの。
浅井 （笑）。もうすでに、未来のきらめきを見つけているんだね。
大きな夢や目標に向かってがむしゃらに突き進むわけではないけど、穏やかでホッとひと息つけるようなきらめきに幸せを感じているという今回座談会に参加してくれた3人。その3人に、“人生のきらめき”をテーマにしたディズニー&ピクサー最新作、『ソウルフル・ワールド』を公開前に特別に鑑賞してもらいました。
Ⓒ2020 Disney/Pixar. All Rights Reserved.
ディズニー公式動画配信サービス「Disney+ 」（ディズニープラス）で配信中のディズニー＆ピクサー待望の最新作。本作は、生まれる前にどんな人間になるかを決める、魂（ソウル）の世界をテーマにした新作アニメーション。ジャズ・ミュージシャンを夢見る音楽教師、ジョー・ガードナーは、ついに憧れのジャズ・クラブで演奏するチャンスを手に入れたのに、運悪くマンホールへ落下したところから物語はスタートします。
彼が迷いこんだのは、人間として生まれる前のソウル(─魂─)たちが暮らす世界。そこで出会ったのが、人間の世界が大嫌いで、やりたいことが見つからず、もう何百年もこの世界に居座り続けている、“こじらせ”ソウルの「22番」。正反対の二人が人生の“きらめき”をめぐる冒険が描かれています。
この映画で注目したいのが、どんな偉人の師匠をつけても反抗し、自分のやりたいことやきらめきを見つけることができずにいる「22番」というキャラクター。
Ⓒ2020 Disney/Pixar. All Rights Reserved.
－－ソウルの世界でこじらせている22番について、どう思いますか？
浅井 22番は、きらめきをずっと見つけられなかったんだね…。なかなか見つけられなくてモヤモヤしちゃう気持ち、すごくわかるなぁ。
拝原 22番は何にでも言い訳をつけて、人生のきらめきを見つけようとしていなかったけど、私にも当てはまるって思ったんだよね。ちょっと前まで、年齢的にも周りの友達は結婚や出産、転職と環境がどんどん変化していくのに、変化できない自分の状況に焦りや不安があって…いろいろなことを言い訳にしていた気がする。
岡田 平凡な毎日を生きる意味について考えちゃうことってあるよね。22番が自分に似ているところがあって、胸の奥にグサッと響く場面が多かったなぁ。
拝原 そうなの。ずっとこのままでいいのかな…って漠然とした不安なんだよね。でも人それぞれタイミングが違うって思うようにして、深く考えるのをやめたの。そしたら、焦りや不安が消えたんだ。
－－3人の中に22番というキャラクターがいるんですね。
浅井 すごく共感しました。ラブストーリーじゃないのに、私は自分の婚活を考えながら見ちゃった。やりたいことやきらめきをずっと見つけられずダメなソウル扱いされている22番と、ハイスペックな男性と出会ってもうまくいくわけじゃないってわかっていても、それを求めてしまうことがある私って、現実を見られていないというところが似ていると（笑）。
拝原 自分としては頑張っているのに否定されると、こじらせちゃうことってあるよね。
岡田 そうそう。自分にしかわからない本当に些細なきらめきだからこそ、もし誰かに話して否定されたら嫌だなぁ。
浅井 わかる。平凡な毎日を少し輝かせてくれる何かを、全否定されちゃったら辛いよね。しかも、やりたいことがあっても「これが本当にやりたいことなのか？」「他にもっとあるのでは？」って自分探しをしたくなっちゃうし、人生のきらめきについて、絶対の自信があるわけじゃないからこそ、自分の中だけでは大切にしていきたいな。
－－人生の中のきらめきは、ひとつにしぼらなきゃいけないと思いますか？
拝原 人生の中のきらめきって、いくつあってもいいと思うんだ。
浅井 うん！ 22番が日常の中で見つけた幸せや、人との繋がりや五感をフルに使って成長していく姿にグッときちゃった。
岡田 わかる。人生のきらめきについて、この映画を観終わった友達と語りたいもん。
－－共感するポイントがたくさんの『ソウルフル・ワールド』を、どんな人にオススメしたいですか？
岡田 正反対な性格の2人が主人公だから、日常のきらめきを見つけられなくて退屈している人にも、夢があって頑張っている人にも勧めたい。私は、思い通りにいかない現実や、親や周りからの評価も気にしちゃうから、そっちの部分でも共感しちゃった。
浅井 ディズニー&ピクサー作品好きの人はもちろん、ヒューマン映画が好きの人にもぜひ観てほしいな。
拝原 とにかく生きることの意味を考えさせられるストーリーだったから、心の温度が下がっている人たちに、日常の中できらめきを見つけるためにもオススメしたい！
日々の中に小さな幸せを見つけている３人にとって、『ソウルフル・ワールド』は共感できる部分がたくさんあったようです。
ディズニー&ピクサーの最新作『ソウルフル・ワールド』を見て、人生のきらめきを見つけよう！
岡田 『ソウルフル・ワールド』は、楽器を演奏するときの指使いが繊細に描かれていて、より世界に引き込まれたなぁ。
拝原 今までのディズニー＆ピクサー作品とは違う、大人が共感できるストーリーだったよね。舞台のニューヨークの地下鉄や街並みがリアルで見入っちゃった！
浅井 動画配信サービスだからこそ、一度見た後に、もう一度見たり、2回目は途中で止めて繊細な絵の世界観に浸ったり、音楽に聞き入ったり。じっくり楽しめそう。
岡田 しかもさ、JUJUさんが歌う日本版のエンドソングにサプライズがあったよね！
拝原 うん、びっくりした！ エンドロールもかわいかったし、最後まで見逃せない。さすがディズニー&ピクサーだね。
アラサー世代の女性にとって共感できる部分が多い、ディズニー＆ピクサー最新作『ソウルフル・ワールド』。今まで気づいていなかった、新たな人生のきらめきを、自宅で自由に鑑賞できる動画配信サービス「Disney+ 」（ディズニープラス）で楽しみましょう。
Information
『ソウルフル・ワールド』
ディズニー＆ピクサー史上最も深い感動の物語。日常の中で“人生のきらめき”を見失っている全ての人へ贈る、魂を揺さぶるファンタジー・アドベンチャー！
ソウルフル・ワールド
「Disney+ 」（ディズニープラス）
ディズニーがグローバルで展開する定額制公式動画配信サービスです。ディズニー、ピクサー、マーベル、スター・ウォーズ、ナショナル ジオグラフィックの名作・話題作が続々と登場。『リメンバー・ミー』や『トイ・ストーリー４』を含むピクサー長編映画21作品はもちろん、短編ショーツもオリジナルも全てが定額見放題でいつでも、どこでも、楽しめます。
※一部個別課金あり
ディズニープラス
