【エイジハラスメントに注意!】逆らえない“女の老化”とどう向き合う?
【アンアン総研リサーチ】vol.77 文・高橋ひとみ
「年齢」がコンプレックスになる!?
以前、『エイジハラスメント』というドラマがありました。
女性が女性を若さによって妬み、男性が女性を年齢によって差別する。時間と年齢だけはみな平等です。でも、年齢をコンプレックスに感じている女性は多いのではないでしょうか。
そこで、anan総研メンバー200名に年齢に関して本音を聞いちゃいました。
Q.年齢を理由に年上に嫉妬されたことはありますか?
嫉妬された経験がある人は5割! なんと半分の人が経験済みでした。
どんなエイジハラスメントをされましたか?
anan総研の世代は、年上の女性から、一体どんなエイジハラスメントの被害を受けてきたのでしょうか。
「会社で呼び出され、ブログの記事をネタに1〜2時間ほど詰め寄られた経験があります。服のコーディネートを撮る場所が悪いとか、仕事の後に花火に行ったのが悪い、いつも豪華な場所に行きすぎだ……とか。そんな言いがかりを、60代、40代、30代の女性に2週間も連続で言われたので、その職場からは離れました。2〜3年経ったいま思い出しても気持ち悪い出来事です」(32歳・学生)
「何につけても『若いっていいわね〜』と嫌味を言われたことがある」(33歳・その他)
「私が話そうとするたびに『若いから何も言わなくていいの』と口止めされたことがあります」(25歳・自由業)
「男性社員にチヤホヤされていたら、『今だけだよ。あと数年でチヤホヤされなくなるから』とよく言われた」(27歳・事務)
どれもこれも年齢にコンプレックスを感じているのがゆえの発言と行動であることが、よくわかるエピソードです。自分がチヤホヤされないことへの妬みが全面に表れています。なかにはこんな意見も……。
「偏見かもしれませんが、大抵独身の女性です(笑)」(30歳・主婦)
自分の弱い部分や隠したい部分こそが反転し、他者への妬みや当てつけになっていくものです。独身と限らず異性関係に満足していない人こそ、若い女の子がチヤホヤされているのを見ることが不満だったりするのかも? 妬みが顕著に現れる部分は、その人のウィークポイントにほかなりません。
それでも、人間ですもの。どんなに現状に満足していようとも、歳を重ねることを何とも思わない女性はいないはず……?
年齢は敵? それとも味方?
Q.歳を重ねることに抵抗はありますか?
抵抗がある人が6割、ない人が4割という結果に。抵抗がある人の意見でもっとも多かったのが、気持ちと見た目とのギャップ。
「若いときは何もしなくてもきれいだったのに、手をかけないと肌や体型を保てない」(29歳・事務職)
長く生きれば生きるほど、肌や体力、体型に衰えが見えてくるのは自然の摂理です。ですから、若い人が肌も体型もピチピチなのは当たり前。年齢を重ねてからもどれだけキレイでいられるか。真の美貌は、そこからが分かれ目なのかもしれません。
一方、年齢を味方にする、という意見もありました。