Windows、Macどっち派?…女性約200人に聞いた「在宅ワーク事情」

文・harako — 2020.7.8
新型コロナウイルスの影響で在宅ワークが推奨されるなか、急なオンライン対応に戸惑った方も多いのではないでしょうか。そこで今回は、20代〜30代の女性が所属するanan総研メンバー約200人に、在宅ワーク状況や必要なものなどを聞いてみました。

【アンアン総研リサーチ】

オフィス対応は、Windowsが強

Q. 在宅ワーク対応になって、パソコンやオンラインツールの利用頻度はどのようになりましたか?

q

上がった 71%
変わらない 29%
下がった 0%

自宅でのオンライン作業が増えた女性は、約7割。新型コロナウイルス対策に伴い、今まで対面で進めてきたことや紙資料などを使っていたことを、オンラインへ移行する選択が余儀なくされています。各々の現場では、どのような変化が起きているのか調べてみましょう。

Q. 使用パソコンはWindowsですか? Macですか?

Windows 43%
Mac 23%
両方ある 34%

業種によって異なると思いますが、WordやExcel、PowerPointなどのOfficeソフトを使用するオフィスワークでは「Windows」が強い印象です。対して、デザイン、ファッション、マーケティングなどクリエイティブワークでは「Mac」の使用率が高いのではないでしょうか。また、互換性やフォント依存などを考慮し、ソフトやシーンによってWindowsとMacを使いわけているという回答もありました。

新しく使い始めたオンライン環境

オンライン作業が増えた女性たちへ質問……!

Q. 在宅対応になって、新しく取り入れたオンライン環境はなんですか?

「HDMIケーブルでテレビにパソコン画面を拡張表示させ、モニターとして使った。Zoom会議が基本になった」(25歳・会社員)
「Teams、Zoomのほか、Remoも使ってみた。またLINE電話でオンラインヨガを受けるようになった」(31歳・会社員)
「WebexやZoom、Teamsを用いて会議をするようになった」(25歳・大学院生)
「Zoomは初めて使った」(32歳・専門職)
「Zoomアプリを多用。イヤホンも新しく調達した」(35歳・専門職)
「ネット環境が弱いので、ルーターを変えて、Wi-Fiの最大接続台数を増やした。会議は基本Webex」(32歳・会社員)
「少し多めに料金を支払って高速インターネットにした」(29歳・自営業)
「会議をZoomでやり始めた」(31歳・専門職)

ZoomやWebex、Teamsなどのオンライン会議をするにあたり、インターネット環境を安定させることや画面を大きくして見やすくしているようです。ポケットWi-Fiやスマホのテザリング機能では、ビデオ電話への負担が大きいため、高速インターネットが必須条件となるでしょう。

改善したいオンライン課題3つ

実際にやってみると、オンラインならではの難しさも……。

1. ネットの時差対応

「MTGのときに、話すタイミングがかぶってしまうことがしばしばある」(34歳・会社員)
「Zoomをしていると発言が被ってしまうことがあり、リアルでは自分が思っている以上に間合いなどを考えて発言していたんだと思った」(31歳・会社員)
「大勢でオンライン会議をすると、電波が乱れたり声が聞こえなくなったりすることがある」(23歳・大学院生)

2. オンラインへの疲れ

「やっぱり目が疲れる。耳も疲れるし、疲労度が半端ない」(35歳・専門職)
「新しいツールの使い方に慣れない」(34歳・会社員)
「資料の共有やダウンロード、アップデートなどオンラインですべてやることに慣れないし管理が大変」(29歳・会社員)

3. 作業がスムーズにはかどりにくい

「雑談からアイデアが生まれる感動体験は、なくなった気がする」(28歳・会社員)
「直接会ってその場で伝わっていたことが、改めてオンラインで話をするとなると、しっかり資料を作って説明しないといけない」(31歳・専門職)
「直接会ったほうが表情や雰囲気が伝わるし話しやすい」(29歳・会社員)

その他のコメントには…

「チャットでもメールでもちゃんと読まない人がいる。また、口頭だと誤魔化せるが、オンラインに慣れていない人は、文章でのコミュニケーションが下手すぎて大変…」(34歳・専門職)
「女性は身だしなみを整えるのが大変なので、男性は理解してほしい…」(30歳・会社員)
「自分の顔がずっと画面に出るので、化粧が盛れていない日は自分の顔が気になる…」(23歳・大学院生)

大きくわけて3つの課題がでました。オンラインで仕事をするにも、まずはインターネット環境が安定していないと音声の途切れや回線混雑による雑音などで円滑なコミュニケーションが取りづらい模様。また、直接会って“ニュアンス”を大事にしていた方は、文章やデータで相手に意図を伝えることへのハードルを感じているようです。

これから揃えたい装備品4つ

おうちに“ミニオフィス”を作って、効率up……!

1. チェアー&デスク

「座り心地の良いイス」(23歳・大学院生)
「作業デスク」(34歳・会社員)
「大きな机と椅子。夫婦2人だと今の机は狭かった」(32歳・専門職)
「長時間座っても疲れない椅子がほしい」(31歳・会社員)

2. プリンター

「プリンターを買おう買おうと思いながら買っていなかったので、さすがに買いたい」(34歳・専門職)
「プリンターがほしい」(33歳・専門職)
「コンビニまで行けばプリンターはあるけれど、在宅仕事が多くなるなら家でプリントしたほうが良いと思った」(30歳・専門職)

3. 大きいディスプレイ

「デスクトップがほしい」(25歳・会社員)
「ノートパソコンだったけれどデスクトップがほしい」(31歳・専門職)
「パソコンに向かって仕事をすることが多く、目に負担があるので大きな画面のものがほしい」(29歳・自営業)
「モニターが欲しい。会社では、3モニターあったので、PC1つになって少し不便さを感じている」(25歳・会社員)

4. Webカメラ&音声ツール

「オンライン会議用に、Webカメラがいると思った」(27歳・会社員)
「耳が疲れないヘッドホンかイヤホンで、なおかつ重さで頭や首が凝らないものがあれば本当にほしい。ヘッドホンは重さで首が辛く、イヤホンは耳が痛くなる。何かいい方法はないだろうか」(35歳・専門職)

資料や本、電子機器がすっきりまとまる作業デスクやチェアー、音声が聞き取りやすいようにWebカメラやヘッドホン、資料のプリントアウトに必要なプリンターなどが「ほしいものリスト」に。また、ノートパソコンからデスクトップに変更したいと言う意見も多くありました。

「#ミニオフィス」で快適ワーク

外出自粛の間だけではなく、解除された後も在宅ワークを推奨している企業は多くあります。いつでも自宅から快適に仕事ができるように、自分だけの「ミニオフィス」を作ることで、急な在宅ワーク対応へのストレスが減ると思います。ぜひ、楽しみながら環境作りをしてみてはいかがでしょうか。


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