【有馬記念】うま部、2015年最後の大勝負。そのラストが意外過ぎて、思わず歌っちゃいました!
【うま部ニュース】vol.8 文・石川博也 写真・水野昭子
競馬のオールスター戦に大興奮!
昨年の秋に発足したアンアン総研うま部が、2015年最後の大勝負に挑みました。舞台は第60回有馬記念。年末の風物詩として競馬ファンならずとも注目のこの戦い。観戦席を確保するために今回も多くの人が徹夜で開門を待つほどの人気となりました。というのも、実はこの有馬記念、ファン投票によって出走馬が決まる、夢のオールスター戦なんです! しかも今回はファン投票で1位となったゴールドシップの引退レースというおまけ付き。うま部メンバーも快晴に恵まれた中山競馬場で観戦してきましたよー。

笑福亭鶴瓶さん、瑛太さん、有村架純さんが登場するCMやポスターをはじめ、レースの前からさまざまな形で今年最後の大一番への期待や盛り上がりを感じてきたメンバーたち。いよいよその日がやってきました!
「今まではあまり意識していませんでしたが、今回は有馬記念が近づくにつれ、テレビ番組をはじめ、さまざまな場所で有馬記念の話題に接する機会が増え、当日をとても楽しみにしていました」(Shinoさん)
「渋谷駅に馬車のイルミネーションがあり、かわいいなぁと写真を撮っていたら、有馬記念の広告で驚きました。あとFacebookなどで『ウォーリーをさがせ!』とコラボした「有馬記念でさがせ!」というスペシャルコンテンツで遊んでいる人が多くて気になりましたね」(尾谷さん)
午前中から大勢の人で賑わい、場内はお祭り状態



午前中から大変な人出で賑わう中山競馬場。その混雑ぶりに圧倒されるメンバーたちですが、記念グッズ選びは外せません。この日の目玉である有馬記念(GI)グッズや、今日を最後に引退するゴールドシップのグッズを求めて、ターフィーショップへゴー!





いざ、決戦の舞台へ!

暑いくらいの日差しを感じながら、うま部メンバーは、いざ、決戦の場へ。スタンドにはこれまで以上に多くの人が運命の刻を今か今かと待っていました。


ランチは渋めに、そば、うどん、おでん!
有馬記念は早い時間から身動きがとれないほど混み合うため、うま部メンバーは早めのランチタイムを取ることに。向かったのは地下1Fのレストランプラザ。ピザや寿司などもありましたが、メンバーたちが選んだのは、そば、うどん、丼物を食べられる和食の店「下辰」。しっ、渋い! たまたま隣の席に座ったベテランの競馬ファンと有馬記念の話題で盛り上がりながら、束の間のリラックスタイムを過ごすことができました。







うま部メンバーの渾身の予想は的中するのか?
ランチを終えたうま部のメンバー。お腹を満たしたあとは、有馬記念の予想に集中! 2015年のクライマックスに向けて競馬新聞を最終チェック。応援する馬が決まったら場内が混み合う前に馬券の購入です。有馬記念開催日の中山競馬場では、早め早めの行動が吉!




来場者数は12万人超!


「馬券を買いに席を外し、レース20分前に戻ろうとしたら、あまりの人だかりでなかなか戻れず…。席から動かない方が良いということを実感(笑)。有馬記念をなめてました…。12万人恐るべし」(尾谷さん)
いよいよ有馬記念がスタート!

有馬記念の発走を告げるファンファーレは、航空自衛隊航空中央音楽隊による生演奏です。それに合わせて、12万人の手拍子と大歓声が響きわたり、空前の盛り上がりを見せる場内。スタンドの一体感は感動もので、思わず目を潤ませるうま部メンバーも。数分後、喜びの涙へと変えることができるか?

「12万人いるだけあって、まるでコンサート会場のように感じたし、発走直前はやはりドキドキしました〜」(拝原さん)。
そして、すべての馬がスターティングゲートに収まると、ついにその瞬間がやってきました!




ゲートが開き、いよいよ有馬記念がスタート。注目はファン投票1位で、これが引退レースとなるゴールドシップ。単勝オッズ(倍率)も当然一番人気なのですが、レース序盤はこれまで同様に最後方からレースを展開。まさかそのまま終わるってことはないですよね・・・。

しかし、さすがはGⅠ6勝馬のゴールドシップ。このまま終わってたまるかと言わんばかりに怒涛の追い上げに転じます。懸命の走りで最後尾からグイグイと順位をあげていく姿にどよめく場内。奇跡を信じて必死に声援を送ります。いけっ、いけ〜! すると最終コーナーを曲がる頃には3〜4番手に浮上!! ま・さ・か! 果たしてゴールドシップは有終の美を飾ることができるのか!?



栄冠を手にしたのは・・・!

記念すべき第60回有馬記念を制したのは、ゴールドアクター! 吉田隼人騎手おめでとうございます! 馬も騎手も、ともにGI初制覇となりました。うま部メンバーは的中させることができたのでしょうか? ちなみに場内を沸かせたゴールドシップは8着での終幕。上位には入れませんでしたが、意地の走りで十分に楽しませてくれました。

「外枠は不利だと思い、内枠の馬を狙ったのですが外れてしまいました。でも、ラストランとなったゴールドシップが追い上げる姿に感動しました」(滝沢さん)
「前からネットでも情報を集めていましたが、ラブリーデイがまさかの・・・泣。馬券を買っていなかったゴールドアクターが勝ったので、すっごくショックだったのですが、それもまたいい思い出に。来シーズンこそは万馬券を! と気合を入れ直しました」(浅香さん)

「本命はラブリーデイに。今年強い馬というイメージで、安パイでしょう…笑と思って単勝500円、複勝で2000円分の馬券を買いました。最後の直線で突っ込んできてくれることを待ち望んでいましたが、結果5位。ラブリーーーーーーーーー!!!!!! って、思わず叫びましたね。ゴールドアクターの単勝を500円買っていたので、なんとか取り返しました。良かった…」(遠藤さん)
「本命馬は外してしまいましたが、うま部で初めて東京競馬場に行った時に表彰させて頂いた吉田騎手がまさかの優勝! 個人的に応援をしていたので、応援馬券を買っていたところ、なんとか賭け金は取り戻せました! 吉田騎手ありがとうございます!」(尾谷さん)
有村架純さんが登場!

レース終了後には表彰式が行われ、プレゼンターとして有村架純さんが登場。神々しさすら湛えたその姿は、うま部メンバーをはじめ、多くの競馬ファンの心を癒してくれました。
「有村架純さんの登場で男性の競馬ファンのみなさんがものすごい興奮していたのが印象的でした。遠くから見ても透明感があって可愛かった♪」(尾谷さん)。
「有村架純さんの可愛さにキュンキュンしてしまいました!」(滝沢さん)

そして、ステージにはキタサンブラックの馬主である北島三郎さんが登場。レース前からキタサンブラックが優勝したら「まつり」を歌い上げると約束してきましたが、結果は残念ながら3着。歌わないはずが・・・「勝っても負けても競馬ファンのみなさんが残って応援してくれる。負けたから歌うんです!」(北島さん)。国民的演歌歌手の生歌を聴ける予想外のハプニングにうま部メンバーも大喜び。
ゴールドシップの引退式に感涙

この日最後に行われたのは、ゴールドシップの引退式。馬主や騎乗経験のある騎手など関係者のあいさつや、これまでのレース映像の上映など盛りだくさんの内容。競馬ファン歴の浅いうま部メンバーですが、ゴールドシップの歩みを振り返る映像に、思わず目頭が熱くなる場面も。

「ゴールドシップの引退式がとても印象的でした。以前の活躍を知らない初心者の私でも、ターフビジョンで紹介された過去のレース映像を見ていたら、泣きそうになってしまうぐらい感動的でした」(浅香さん)
「引退式でゴールドシップがなかなか言うことを聞かないところが、また彼らしくて可愛かったです」(拝原さん)

外に出ると中山競馬場の正門前広場はイルミネーションに彩られ、さっきまでとはまったく別の世界が広がっていました。記念のイルミネーションをバックに写真を撮って、2015年の有馬記念は終了です。
まさかのイルミネーション!

「競馬場でのイルミネーションは初めて。お馬さんと馬車のものなど素敵な装飾がたくさんありました♡」(拝原さん)
「とても印象的だったことは、クリスマスイルミネーション! 花壇や木の装飾以外にも、実際に乗ることができる馬車があり、とてもテンションが上がりました」(Shinoさん)
最後に初めての有馬記念観戦を終えた感想を聞いてみました。
「今まで行ったことのあるレースと比較しても、老若男女、こんなに多くの人が競馬を楽しんでいることに驚きました。さずが、有馬記念。もっと競馬を楽しむために、生まれてからの成長を見続けられる、自分にはこの馬だ! という応援馬をつくりたいです」(遠藤さん)
「馬をただ見るのではなく、この馬は芦毛、栃栗毛などと知るのも楽しかったので、もっと馬や用語について勉強したいです!」(滝沢さん)
「やはり、あのドキドキがたまらないですね!! 真剣に競馬がすごく好きでたまらない方がたくさんいて、それぞれの馬やジョッキーへの思い入れがあったりするのを身近に感じられ、こちらも知らない間にハマってました(笑)」(浅香さん)
昨秋から始まったうま部の活動はまだまだ続きます。次のシーズンも応援よろしくお願いします!
Information
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