【32000人参加】「大阪マラソン2015」挑戦記。ふたりは完走できたのか…。

2015.11.11 — Page 3/5

通天閣は見えた?

-ハーフ地点まではどうでした?

斉井 15Kmは練習でも自分が「よく疲れ始めたかも?」って気づき始めるポイントで、軽い違和感くらいなんですが、今回は足の裏が攣り始める感覚と腰痛が始まりました。「練習ではこんなのなかったなぁ」っと思いながら、あまり蹴り上げない感じの走り方にしてみました。20キロで痛み止めを飲みました。あと折り返しがあって、れいちゃんとすれ違うはずなのに、こっちの道もあっちの道も太くて人が多くて、わちゃわちゃで全く見つけられない。衣裳がお揃いで見つける自信があったのですが、人が多すぎ!!

能美 まだまだ余裕。折り返し部分が多かったので、斉井さんとすれ違わないかなと、道路端で走るも全く見つけられず。沿道での応援もまったく途切れることがないので、ペースを落とさず走ることが出来ました。

斉井 あと水をかけてくれるコーナで、顔からブワーっとかけられてしまい、驚きで、一度元気になりました。サングラスの部品を落としてしまったのが残念!! でも元気にはなったので助かったんです。

沿道の方に感謝。

このあたりがハーフ地点。
淀屋橋付近。

能美 事前に20キロ地点あたりから、通天閣が見える位置にはいることがわかっていたので、通天閣を必死で見渡しながら探しましたが。なんと見つけられず。もしかしたら、あれかなっていうものはあったけど・・・岩田さん大西さんの声援を受け、嬉しくて思わずかけよろうとしたら拒否られのが笑えました。まだまだ、余裕で足の痛みもなく、5時間のペースメーカーを抜いたのでこれは5時間をきっていると自分の中で確信し、ペースを乱さず走り続けました。

斉井 ハーフ過ぎるといつも辛くなるので、それまで給水で立ち止まって、その後ペースを上げることでロスタイムをチャラにしていましたが、22キロくらいからロスタイムを補えなくなり、給水も同じところで(結構長い距離で給水ゾーンがあるので)再度取ったりして、どんどんサボリ始めてしまいました。今回は初めて音楽を持って行ったのですが、23キロくらいから音楽を聴き始めました。少し気は紛れましたが、集中力のないジョグみたいなランになり始めました。そんな状態の中、今度は沿道の方とのハイタッチにはまりました。すごい手に力を入れてハイタッチしてくれる人がいて、頑張れという気合をくれる感じがしました。老若男女あらゆる方がハイタッチしてくれました。嬉しい、楽しい。愛想がふりまけない状態だったのが、申し訳なかったです(思い起こすとここが1番の反省ゾーンで、もっと粘りたかった)。

能美 35キロ地点で、怪我をしている部分に痛みが走ったので、木下さんからいただいていたジェル(応援メッセージ付)を飲んで、回復! よっし、残り10キロ、皇居2周!! と思いながら走りました。沿道の応援は途切れることがほぼなく、本当に嬉しかったのを覚えています。また、海沿いに入ったので、向かい風がものすごく強く、風に対向して走るのがつらかったです。歩いている方も増えていた中、37キロ地点で一番の坂があらわれ、「もうこれは歩くしかない!」と思って、歩こうとした瞬間、「そこの女の子!!! 頑張れ!!!! 4時間40分台は余裕だぞ!」という声援を受け、坂道をなんとか駆け上がりました。本当に沿道の方に感謝です。

斉井 30キロ過ぎた時は、練習で30キロ以上走れないので(諦めちゃうから)、やっぱり大会って走るしかないって所があるからすごいなぁって思いました。嫌でもゴールに行かなきゃ終われない。でも辛いなぁなんてって思っていたら、周りのランナー達もペースが落ちている感じで、みんな辛いんだなってしみじみ思っていました。自分だけじゃない。芸能人がいたので、抜くために一瞬元気になりましたが、すぐに元のペースに戻ってしましました。そして噂の一番の最大の難関「南港大橋」。弱っているところに出現する一番激しい坂。37キロ地点。音楽を聞いていたのにかき消す大音量の音。

爆音の理由は?

斉井 イヤホンしててもすごい大音量。噂のコブクロ小渕健太郎さんの曲かな? 「聴いてくるの忘れてたーーー」。小渕さんは大阪マラソンに出続けているというのを事前に調べていたので、「これかーー」「これが42.195kmって曲かな?」「音でかいーーー」「でもやっぱ辛いやーん」と思ってましたが、そんなことを考えてたら、登り終わってました。

能美 ホント、爆音なんですよ!

斉井 その後、「あと5Km」ってゆうプレートを持って応援している人を発見。そこでまた我にかえります。ダラダラ諦めて走っていたけど、もうあと皇居1周分。最後は少しでも早く走るってゆうのをいつも決めているので、5Kmも頑張れないけど、少しでも頑張ろうって決めました。「もう最後」「もう最後」っとみるみるうちに姿勢が戻り、前に前にという気持ちになりました。さっきよりは少しペースあげれそう!

斉井さんがどこかにいるよ。
ラストスパート! 斉井さんがどこかにいるよ。