岡崎体育「ひどい仕上がりとなりました」 DIYにチャレンジするも失敗!?

2024.3.10
岡崎体育の連載「体育ですけど、オンガクです」。今回のテーマは「スキルアップ」です。
okazaki

人生、何歳になってもスキルアップしたいものです。僕が今もっとも欲しいのは、何かを作ることができるスキル。料理は味の良し悪しやスピードなど精度を求めなければ一人でひと通りできるようになったので、次に作れるようになりたいのは、日用のいろいろなモノ。いわゆる工具を使ってDIYできる技術を手に入れたいです。将来、子どもが生まれてお父さんになったときに、おもちゃをサッと直せるとか、椅子とか机を作ってあげられるだとか、そういうことができるようになりたいです。それができれば自分の人生がより良くなるような予感がひしひしとします。

とはいえ、実は過去にDIYにチャレンジしたことはあるんです。ミュージシャンなので、僕はキーボードを使います。その本体を置く台を自作してみようと思い立ちました。しかもその台にはキャスターをつけて、机の下に収納できるようにしようと思いました。サイズを測り、ホームセンターに行って「このサイズに板を切ってください」とお願いして、電動でネジが留められるドライバーもわざわざ購入しました。道具と材料が揃い、いざDIYスタートです。しかし、ネジを打ち込むたびに板が割れます。割れると幅が想定より広がり、測っていたサイズも意味がなくなり、ガタガタしたひどい仕上がりとなりました。このときの虚無感は半端なかったです。何もできない人間なんだ自分は…と、かなり落ち込みました。それでも行動を起こせただけいい、安定感はいまいちでも完成させることはできたんだと自分を奮い立たせ、次のスキルアップに向けて前向きに考えるようにしています。

そんな僕が今、作りたいと思っているのは「踏み台」です。換気扇のフィルターを掃除したいのですが高くて手が届かない。僕はまあまあ体重がある方なので、椅子に乗ってその作業をするのがちょっと怖い。だったら、僕が乗っても大丈夫なしっかりとした2段くらいの踏み台があるといいなと考えています。しかし、相手は2段とはいえ階段です。天板に脚をくっつけるだけのキーボード置きでさえ苦戦した僕が、段差のあるものをDIYすることができるのでしょうか。今から、かなり不安です。いつか上手に作ることができたら、ぜひこの場で自慢させてください。ちなみに、自作したキーボード置きは結局、やっぱりいらんと処分してしまいました。

おかざきたいいく 4月14日のKT Zepp Yokohamaを皮切りに、6月2日のZepp DiverCity(TOKYO)まで、全国6か所でのZeppワンマンツアーを開催。

※『anan』2024年3月13日号より。写真・小笠原真紀 ヘア&メイク・大矢佑奈(KIND) 文・梅原加奈

(by anan編集部)