鏡リュウジが伝授! 【牡牛座・乙女座・山羊座】にとっての“運命の立役者”は?

地のエレメントのあなたは、物事をシビアに見極め、確実に進む現実主義者。

【地】牡牛座（4月21日～5月21日）・乙女座（8月23日～9月23日）・山羊座（12月22日～1月20日）
【火】牡羊座（3月21日～4月20日）・獅子座（7月23日～8月22日）・射手座（11月23日～12月21日）
【風】双子座（5月22日～6月21日）・天秤座（9月24日～10月23日）・水瓶座（1月21日～2月18日）
【水】蟹座（6月22日～7月22日）・蠍座（10月24日～11月22日）・魚座（2月19日～3月20日）

【地】×相手のエレメントが【火】

獅子の親のごとく強く背を押す人。
たくましい大地のエネルギーをもつあなた。火のエレメントの相手は、そこに燃え盛る情熱の炎をプラスしてくれます。あなたが用心深く、そろりそろりと様子を窺っているようなときに、背後から勢いよく、どんと背中を押してくれるような存在だといえるでしょう。

相手が年上であったり上司であったりするときは、最初は自分のペースを乱し、無理を言いだす面倒な存在に思えるかもしれません。しかし勢いに負けて行動を起こしてみれば、その絶妙なタイミングによって物事が成功に導かれ、やってよかったと思える結果になるはずです。

また、相手が年下のときは、無謀でとんでもないことを主張してきて、コントロールのきかない存在だと感じるかも。自信家で鼻につくと思い、閉口する場面も多いでしょう。けれど、相手が年上の場合と同じように、その燃えるパッションはあなたを突き動かし、思ってもみなかった世界へと引き上げるきっかけを作ってくれるはずです。

子を谷底に落とし、這い上がってくるのを待つ獅子の親のごとく激しい火のエレメントの相手。その人は、慎重でありながら実現力があり、困難を突破するあなた本来の力に火をつけ、世の中に知らしめてくれる、あなたにとって運命の立役者なのです。ここぞという場面にいてくれれば、飛ぶべき場所、タイミングで必ずや背を押してくれるでしょう。

【地】×相手のエレメントが【地】

形あるものを大切に時間をかけて進む。
地のエレメント同士の組み合わせは、物質的なものに価値を置く堅実な二人。五感に優れていて、同じ香りが好きだったり、好きな食べ物が一緒だったりしそう。そんな共通点から親密になり、お互いを大切なパートナーと認識していくようになるでしょう。一緒に旅へ行くときは、あうんの呼吸で分担し、一人が計画を立てれば一人が宿の手配などをし、助け合って行動できそうです。

相手が年上の場合、最初は少し価値観の押しつけを感じるかもしれません。しかし、よく話を聞いてみれば一理あると思え、完全に受け入れないまでも、そこから学ぼうと思える心境になります。

年下の場合は逆に、あなたが良かれと思って言った言葉が重荷になってしまうことも。リアリストで真面目であるだけに、初対面であったり、親しくなったりするまではすれ違いもありそうですが、時間をかければ必ずわかり合える組み合わせです。第一印象で決めつけず、じっくりと向き合うといいでしょう。

意外と面白いのが、二人で本音を打ち明け、普段は口にしない欲や野望を教え合ったとき。そんなことを考えていたのかとびっくりするくらい生々しく、人間らしさを感じるでしょう。そこから、さらに息はぴったりに。泥くさいことも一緒にできるし、きちんと筋道立てて物事を進めていくこともできるようになって、誰よりも信じられる存在になるはずです。

【地】×相手のエレメントが【風】

理想と現実を重ねる最強のコンビ。
現実をしっかり見つめ、大地を踏みしめるように物事を進めていくあなたと、心配事などなさそうなそぶりで軽快に振る舞う風のエレメントの人。お互いの長所を重ね合わせれば成長できる二人です。

用心深く、最初の一歩を踏みだすまでが慎重なあなたに、相手はどうすることが合理的かを教えてくれます。わかりやすく寄り添ってはくれないかもしれませんが、端的なアドバイスはあなたの懸念をぴたりと射抜いていることでしょう。

相手が年上の場合、練り上げたプランも一言で一蹴され、最初は納得がいかないと感じそう。心配を訴えても冗談交じりに返され、馬鹿にされているのかと思うことさえあるでしょう。しかし、ひとたび事が動けば相手の言葉に一理あり。あなたは内心、舌を巻いてしまうのです。

相手が年下の場合は、言うことを聞いてくれず閉口するかも。「このやり方のほうが早いです」なんて言い返されて、思わず同世代の仲間にグチってしまうときもあるでしょう。けれど、やっぱり相手のやり方を試してみると効率的でやりやすい。ここでプライドをグッとこらえて「ありがとう。本当に早かった」と言えれば、認め合える関係になるのです。

二人は得意分野が違います。ですから、適材適所を意識して。そうすれば、困ったときは何でも相談でき、自分だけでは思いもつかない解決策を出し合える、最高の仲間になるでしょう。

【地】×相手のエレメントが【水】

素晴らしい実りを生みだす豊かな二人。
二人は、肥沃な大地のように豊かな実りをもたらす組み合わせです。実利を重んじ、的確に物事を進めていくあなたと、周囲への思いやりを大事にし、寄り添う水のエレメントの相手。何かをするとなれば、すぐに話し合いをし、最善の道を探ろうとするでしょう。

相手が年上なら、あなたの最大の理解者となるはず。トラブルがあって視野が狭くなってしまうようなときも、そっとアドバイスをして心を安定させてくれます。あなたも、相手が困っているときは自分に何かできないかと考え、有益な情報を調べたり、作業を手伝ったりして力になりそうです。

相手が年下の場合は、あなたがやや強い立場となり、引っ張っていく必要がありそうです。ときどき気弱になり「もうダメかもしれない」とうつむく相手を、叱咤激励して活を入れるようなこともあるでしょう。「そんなに強くなれないから放っておいてほしい」と言われることもありそうですが、頼れるあなたから離れていくことはないはず。最終的には、あなたの指示を仰ぎ、勇気をだして問題と向き合えるようになるはずです。

あなたは、水のエレメントの相手がもつ底なしの優しさに癒され、相手は、あなたの現実を重んじ、有用な対策を立てる強さに惹かれます。悩みがあるときは異なる対応をするので多少ぎくしゃくしますが、最後には理解し合えるでしょう。

監修・鏡リュウジさん　1968年、京都府生まれ。心理占星術研究家、翻訳家。国際基督教大学卒業、同大学院修士課程修了。京都文教大学客員教授、東京アストロロジー・スクール主幹。占星術界の第一人者として雑誌やテレビ、ラジオ、講演など様々なメディアで活躍。

※『anan』2023年12月20日号より。イラスト・カワグチタクヤ　取材、文・浅島尚美（説話社）

（by anan編集部）