横澤夏子「何を言えば心に響くか、見極めることが大事」 スタッフの説明に感謝

2023.11.4
出会った女性がネタの源。そんな横澤夏子さんが、出産・産後で出会ったいい女を実演。今回は、無駄なくメリットを教えられる女性、「会員特典を数字で伝える女」になりきり。

相手の心に響く言い方を見極めることがポイント。

2371 yokosawa

先日、遊具やおもちゃがたくさん用意されている、子どもが遊ぶための施設に行ってきました。受付で会員登録するかを迷っていたところ、おもちゃを目の前にして“早く遊びたい!”と気持ちが高ぶっている子どもたちを連れていることもあり、スタッフの方の説明が頭に入ってこなかったんです。すると、隣にいたもう一人のスタッフの方が、「今日100円多く払うと、次回からは200円安くなります」と言ってくれたんです。その言葉が、私の頭の中にすっと入ってきて、めちゃくちゃお得じゃん! と思ったし、無意識のうちに「最高ですね」と返していました。これから何度も来るだろうと思っていたこともあり、「会員になります!」と即決。無駄のない短い言葉だけど、お得な情報がよくわかる。きっと、私が面倒くさそうだと思っていることを見抜き、“この人に何を言えば響くか”ということを、瞬時に判断したのだと思います。すごいスキルだし、彼女のように特典を一瞬で理解できる表現方法を、どのお店も考えてほしいなと思いました。ちなみに、「登録はQRコードを読み取るだけです」と、その後の説明も簡潔で素晴らしかったです。ほかにも、水族館へ行った時、「年間パスポートは○回来ると元が取れます」と書いてあり、すごくわかりやすいなと思ったことも。どれくらいお得かを数字で簡潔に説明してくれると、とてもありがたいなと思いました。

まずは、内容を簡潔に伝える表現方法を考えることはもちろん、何を言えば心に響くか、どういう言葉を投げかけることがいいのかということを、きちんと見極めることが大事だと思います。そのために、相手の性格であったり、置かれている状況をしっかりと観察してみましょう!

よこさわ・なつこ 芸人。“ちょっとイラッとくる女”のモノマネで大ブレイク。バラエティ番組やCMで活躍中。今年6月に第三子を出産。

※『anan』2023年11月8日号より。写真・中島慶子 文・重信 綾

(by anan編集部)