遥か昔から人々の生活に息づき、重宝されてきた暦。そんな“知恵の宝庫”ともいえる暦の世界へ、運命学研究家のC.I.さんがご案内します。
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完全暦生活は干支をはじめとした日々の暦を読み解いたものです。暦の知恵を生かすためのヒント集だと思ってください。

暦は毎日移り変わりますが、物事を始めた日というのは当人の意識が宿ります。これは生年月日で運勢を占うのと同じ理屈で、起点となった日の暦の意味はその後の動向や可能性を指し示すものとなります。ただし人には自由意志がありますから、置かれている状況で暦の内容をどう生かすかを考え、行動していくことが大事です。それこそが人に与えられた知性の使いどころであり、毎日をよりよく生きるための秘訣です。

ここでは10月の“今日の全体傾向”をご紹介します。

10月の指針

大きな夢や目標であるほど実現には年月がかかります。孤独な闘いの日々を送ることもあるでしょう。アスリートが何年も努力を続けているように、何事も一朝一夕には達成できないことを10月の暦は示しています。しかし決心した以上は、最後までやり通す意志も必要なはず。自分自身が納得できるかどうかに加え、応援してくれる人たちにも十分だと思ってもらえる結果を目指しましょう。

【10月4日(水)】
今日は感受性が高まりやすく、些細なことにも敏感に反応してしまうときがありそうです。物音や話し声、周りの人の動向が気になり、仕事や肝心なことへの集中が途切れてしまうかもしれません。対策として、その時どきで手近な目標を定めてみましょう。集中力を養うトレーニングだと思えば雑音もいいスパイスになり得ます。

【10月5日(木)】
人それぞれの適性を理解して、それを遊びやトレーニングを通じて伸ばすことに関係した日です。その人本来の良さを引き出すことが、ひいては仕事や生活の質を上げることになりますし、社会や身近な人たちの役に立つことを通じて自信も備わってきます。後輩や子供を育てる場合も成果を焦らず、気長に見守ってあげましょう。

【10月6日(金)】
人間関係における“ガス抜き”がテーマの日。不満や怒り、ストレスを発散または和らげるための改善策が必要になりそうです。一人では無理なことも、協力してくれる人がいればやり遂げられるということを思い起こしましょう。今日の暦においては、役割を任せ合える信頼関係こそが物事を円滑に進めるための秘訣といえます。

【10月7日(土)】
どんなに才能や力があって、それで高い地位についても、人当たりが良くなかったり独善的だったりすると周りにいる人たちからは疎まれてしまいます。そういう寂しい思いをしないためにも、日頃から温かな気持ちで人々と接することを心がけたいものです。今日の暦のテーマもまさにそれで、親しむことの大切さが示されています。

【10月8日(日)】
一般的な価値基準や常識から外れたところで生きたり考えたりすることを表す日です。社会的に普通とされることに馴染めず、他の人たちと同じレールには乗らない人も少なくありませんから、今日は改めて多様性や個々の価値観について思い巡らせてみるとよいのではないでしょうか。人それぞれに適した場が必ずあるはずです。

【10月9日(月)】
自分のスタイルを模索している人のように、目立とうとしてみたり引っ込んでみたり、傍目には何がしたいのかよくわからない状態になりやすい日です。自信があるようにふるまうのも自分を卑下するのもほどほどにして、日々の中で自然と作られていく関係性を見つめてみること。余計なことは考えず素直なあなたを出しましょう。

【10月10日(火)】
働きすぎも休みすぎも人間にとっては調子を崩すもとだと実感し、活動と休息のちょうどいいバランスを見つけようとする日です。特別に面白いことがなくてもリズム感のある日々を過ごすことで気分も健康も保たれますし、コツコツと仕事や勉強に励めばそれに見合った成果も上がります。功を焦って無理をする必要はありません。

【10月11日(水)】
競争社会を象徴するような日で、利益や勝利のためにライバルを出し抜いたり、オリジナリティを主張して他を圧倒したりすることに関係しています。いわゆる“一発当てる”ことにも通じるインパクトがあり、そういう意味では退屈はしないでしょう。ただし、そもそも身の丈に合っていなければ成功も人気も一過性で終わります。

【10月12日(木)】
話の通じる人同士でグループを作り、興味関心が合わなくなれば他へ行くという離合集散を表す日です。「去る者は追わず、来る者は拒まず」という古い言葉の通り、縁ある人々と結びついて共通の話題で盛り上がることもあれば、同じグループに長くいたために飽きてしまい、区切りをつける意味で抜ける場合もありそうです。

【10月13日(金)】
どんな人も柔軟に受け入れ、オープンに付き合う前向きさが欲しい日です。相手によってはネガティブな反応をされる場合もなきにしもあらずですが、思い切って話してみないとわからないこともあるでしょうし、本音を聞けばより良い関係のあり方を見つけられるかもしれません。話しやすい雰囲気作りや環境選びを心がけて。

【10月14日(土)】
「類は友を呼ぶ」というように、自分の周りには自分と同レベルの人たちが集まるものです。だらだらとした日々が続けば人間関係も発展性がなくなり、逆に自分を律している人は同じような仲間が増えて互いに良い刺激を与え合います。昨今よく見聞きする「自分を愛せ」とは、利己的な生き方を肯定する意味ではないはずです。

【10月15日(日)】
保身や事なかれ主義のような、発展性のない状況に満足してしまうことへの反発心を表す日です。しかし、言葉を荒らげて不満をぶつけたところで取り合ってもらえないでしょう。なんとかしたいという思いを胸に秘めつつ、冷静に状況を分析したうえで別の視点を提示したり、改善するメリットを説明したりするとよいと思われます。

【10月16日(月)】
これまで学習してきたことや経験してきたことが自分の中で熟成されて、ようやく花開いてくることを表す日です。今まで理解できなかったことが体験的にわかる場合もあれば、誰かの話や行動を見聞きして「あ、そういうことか!」と直感する場合もあるでしょう。人によってはこの気づきが大事な転換をもたらす可能性があります。

【10月17日(火)】
人間にとって快楽や欲望は生きるうえで欠かせませんが、それに溺れてしまうと様々な問題が出てくることも事実。今日の暦は堕落しがちな性根を改めるように後押ししてくれていますので、「今のままじゃいけない」との自覚がある人は自己改革を決意しましょう。身近な人や社会に役立つことを探してみて。より前向きになれるはず。

【10月18日(水)】
切り開いた道を少しずつ踏み固めていくように、要求された仕事や今できることを地道に進めていく中で自分なりのスタイルを確立することがテーマの日。他の人と方法が違っていたとしても、それはあまり問題にはなりません。大事なのは継続することと、十分に納得できる(してもらえる)レベルにまで高めることだからです。

【10月19日(木)】
価値を感じていることや推しなどの“好き”を広めようとする意味がある日です。どうすれば良さをわかってもらえるかを考え、インパクトのある方法で伝えようとするため人騒がせな一面も出がちです。感化されやすい人や強く言われると断りづらくなってしまう人は、押し付けがましい話には関わらないほうがいいでしょう。

【10月20日(金)】
自力ではどうしようもない窮地に陥った際の助けを意味する日です。ご近所や親戚との付き合い、あるいは友達や同僚との信頼関係が希望の光となるかもしれません。逆にいえば、本当に困ったときに手を差し伸べてもらえるだけの人間性が必要だともいえます。常日頃の態度の良さ、そして関係性への信義が試されている日です。

【10月21日(土)】
誰にでも憧れはあるものですが、そうはいっても自分の本性と反するものになることは生理的に難しいものです。結局のところ“自分らしさ”というのは他の誰かを羨むことをやめることから始まるのではないでしょうか。「隣の芝生は青い」との言葉もありますが、他人を羨んで嫉妬していられる時間は人一人の一生にはないのです。

【10月22日(日)】
身につけたアピール力や技能があれば、どこでもやっていけるという自信を表す日です。即戦力として私を役立ててほしいという意欲のある人も出てきやすく、停滞している状況に新風を吹き込むこともあるでしょう。また、家族のために将来の計画を立てたり、要求された業務を効率的にこなしたりと有能さを示す意味もあります。

【10月23日(月)】
周りの人と違う感じ方や考え方をして浮いてしまった際にどうするかがテーマの日です。オリジナリティある発想として自信があるのなら、理解者は少なくても独自路線で行けるでしょう。しかし肩身の狭い思いをすることに耐えられないなら、一般論を受け入れて周りに合わせなくてはなりません。自己表現の仕方と向き合うとき。

【10月24日(火)】
精神的な教えを普段の生活の中で実践することに関係した日です。といっても、そうした知識や経験が不可欠というわけではなく、ただ自分を大事に思うように他の人たちのことも大事に思い、大変さの中でもへこたれずに自分の成長の糧にするといった“心の持ち方”を意識すればよいだけです。それも広い意味での愛でしょうから。

【10月25日(水)】
周りに気を使いすぎて疲れてしまったときは、しばらく他のことに深入りしないで一人で過ごす時間を設けましょう。ゲームをしたり動画を見たり、小説や漫画を読みふけるのもいい。一日中、仕事や人間関係にエネルギーを費やしてきたのなら癒しの時間も必要です。でも、あくまで休息や気分転換。楽しみに埋没しすぎない程度に。

【10月26日(木)】
揺れる心を定めることがテーマの日。受け身になっている限り、人の意見や指示に振り回されて身も心も消耗するばかりです。このような日は、シャキッと自分の意思を持って主体的に行動するほうがいいのではないでしょうか。今は言われたことだけをして満足する時代ではないのですから、颯爽と自分の足で歩いていきましょう。

【10月27日(金)】
できるところから取り組み、少しずつ積み上げていくことを表す日です。有名な先生に教わりたいけれどレベル的に難しい、または事情があって無理なのであれば、まずは身近なところで先生を探すか、良さそうな通信教育やオンライン講座を受けてみる。ダイレクトにではなくても、とにかくやれる範囲でやっていくという姿勢です。

【10月28日(土)】
感性のまま思う通りにやりたい傾向が出てくる日です。わがままというのとは少し違いますが、他人にとやかく言われたくない一面はあるでしょう。本人としては自然な行動でも、周りの人間には理解しがたいことが往々にして生じます。何度言っても真剣に聞き入れてくれない場合もあるでしょうが、悪気があるわけではないのです。

【10月29日(日)】
ドキッと困惑するような事態を象徴している日です。今までこんなことなかったのに……と焦るようなことが起きても、勢いで突破しようとするのは最後の手段にして、まずは冷静に対処法を探すこと。必ず解決の糸口はあるはずです。一人で無理なら信頼できる誰かに相談するか協力を仰ぐ、または専門家の力を借りましょう。

【10月30日(月)】
気持ちの変化や自分を取り巻く状況の変化から、今の仕事や生活スタイルを変えたいと望む可能性が高まる日。実際に転職を考えたり、友人関係など付き合う人々を見直したりする人は少なからずいることでしょう。あなたの中で現実に対する見方・意識が変わると、それに応じて人間関係や仕事、環境も変わっていくことになります。

【10月31日(火)】
長く続けてきたことに終止符を打つか、いったん区切りをつけることを表す日です。もう十分にやってきたのでここでの学びや経験は終了し、次のステップに進む必要があるということでもあるのでしょう。また、同じことの繰り返しに飽きて、ありきたりでない新たな楽しみ――例えば秘密の関係などが生まれる可能性もあります。

お話を伺った方 C.I.さん 運命学研究家。暦法を含め、易・四柱推命・西洋占星術など洋の東西の占術を学ぶ。運命学を人生のナビゲーションシステムとみなし、その活用法を研究している。現在、愛猫たちに囲まれた日々を送る。

※『anan』2023年10月11日号より。写真・中島慶子 ※写真の日めくりの情報はイメージです。

(by anan編集部)

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